こんにちは、カタツムリ系です🐌
なかなか、勇気のあるタイトル。「果て」があること、「果て」とは何かが、あらかじめ分かっているように感じられて、いろいろ、突っ込まれそう。とはいえ、そこはプロ。回答するナレッジはもちろん、果てとはなに?果てはどこにあるの?なんて言う質問にはゴマンと経験されたことでしょう。
そんな挑戦的なタイトルを付した本書↓。
出典はアマゾンさん。
しかし、今になって思うんです。たとえばギリシャの哲学者とか、いろいろ、自分はこう思うと断言されてましたが、どうせ根拠なんかありっこない、すなわち、合っていないかもしれないないが、絶対間違っていないとも言い切れないという状況だから、好き勝手言えたのでしょうか。もちろん、そうした素朴な考え方の中で、後世に役立つアイデアを提供されたケースも多々あるでしょう。それにしても、こんな「宇宙の果て」なんて、哲学者か宗教家しか担当していなかった問いに、とうとう、科学が名乗りをあげてきたのですね💦
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【目次】
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宇宙の制限速度の、光速あるある
あるあるの、中身
P-57
「光より速く移動する物体はない」という時の速度とは、その物体が移動しているその場その場で、周囲の者に対する相対的に運動する速度である。遠く離れた二地点が宇宙の膨張のために遠ざかる速度は、光速超えても一向に構わないのである。
言ってしまえば、なんと適当なことか、と思いました。中途半端な抜け道を作ったようにしか思えませんでした。
ルール違反ではないようです
とはいえ、この光速が宇宙の制限速度というのは、アインシュタインの一般相対性理論の大前提。あとで実験で確かめられたとは言え、「こういう仮定をしておくと、いろいろ、うまく説明できそう」というメニューの中に、
宇宙の制限速度は、光速
ただし、宇宙自体の膨張を除く
と指定した上でのこと。ズルでも適当でもないし、もっと言えば、光速が宇宙の制限速度だなんて、言われなければ想像もしないわけですよね。生意気言ってすいません💦
「無限大」というの問題
無限大に関する専門家の言い分
物理学は、数学を利用します。その数学では、無限大なんて言うコンセプトは、高校くらいでも気軽に使っているように思います。でも、
P-77
「無限大=無限大」では数学的に意味をなさない。
とか。でも、よく見ると、無限大がダメというよりは、無限大=無限大という、同じことを二回言うような、自己循環的なことが無意味と強調しているようです。
大元のアインシュタイン方程式
敢えて、アインシュタイン方程式を見てみると(しかし、私の理解度もるので、大雑把な関係をみると言う極端には反しない程度に、簡略化しています。簡略化しすぎな可能性高いのは重々承知💦)
P-77を編集
Gμν(宇宙空間の曲率) ➕ Λ(宇宙項) = 8πG(重力定数)➗ c(光速)^4 ✖︎ Tμν(物質のエネルギー密度)
いろいろと論議のある「Λ(宇宙項)」 はスキップします。
改めてみると、専門家がよく参照する、この方程式は、ほとんど定数。ケースバイケースで変わるのは
- 宇宙空間の曲率
- 物質のエネルギー密度
だけ。
これをみる限り、宇宙空間の曲りくねり具合が大きければ大きいほど、物資のエネルギー密度が高いのですね。太陽系で例えれば、強大なエネルギーをもつ太陽の周りは、その周りの空間は、相当ねじ曲がっているということですね。
たしかに「無限大=無限大」は無意味。ここで、一般相対性理論の破綻
本題に戻りますか、たしかに、ピックバンやブラックホールのように、宇宙空間の曲率が無限大、物質のエネルギー密度が無限大だと、式が成り立たないですね。こういう文脈でみると「無限大=無限大」は意味がないというのは、わかります。
これだと理屈が破綻するというか、こんな方程式が理論の中枢であり、それが、壊れて、同じことを何度もリピートするプルーレイのようにだと、ポンコツ理論、さらには破綻していると言われても仕方ないかも💦
最後に
アインシュタイン方程式を初めて、ちゃんと見ました。かなりゆるい見方ではありますが、大体の傾向を見る上では、個々の項目の数値などを細かにチェックするというよりは、
- これとこれは、比例して
- あれとあれは、反比例する
くらいの関係性をみるだけというアプローチもアリなのだそうです。
また、次回。
#宇宙の「果て」になにがあるのか