カタツムリ系@エンタメ・レビュー (ポップ・サイエンスはデフォルト)

映画・本・動画といったエンタメのレビューを友人に語りかけるように書きためています。映画は、おすすめポイントと大好きなカットに焦点。本や動画でポピュラーサイエンスやオカルトをエンタメとしてカバーしているのも特徴。

Newton

【クォーク②】「極小」「光速」「大型」のハイブリッド💦

こんにちは、カタツムリ系です。 なかなか手強い素粒子の話題の続き。騙されているような、新しい地球の姿を垣間見ているような、そんな、怪しい感じ なお、そんな怪しい世界のセンターポジション候補の一つ『クォーク』とは P-23 基本粒子とは現在の時点で…

【ホーキング博士のビッグ・クエスチョン④】人類の未来に貢献するのは住める惑星の発見と人工知能の建設的な利用と断言するのホーキング博士。

こんにちは、カタツムリ系です 先の記事でホーキング博士が、宇宙進出への積極てき推進論者でもなく、はたまた、地球にいても八方塞がりなイメージを持っておられるようでした。ここでは、その宇宙進出について、もう一歩踏み込みます。 出典はアマゾンさん…

【クォーク①】伸び代あるセンターポジション💦しかも、この本、文字通りのバイブルだそうです。

こんにちは、カタツムリ系です 量子力学という役には立つけど、なんだかモヤモヤしたエリアの先にある「素粒子物理学」。この本の主題です。さらに、モヤモヤを楽しめそうです。 出典はアマゾンさん。 関連の記事↓ P-7 素粒子物理学の目的は物質の究極的構造…

【ホーキング博士のビッグ・クエスチョン②】タイムトラベルと地球で生活し続けるへきかの考察

こんにちは、カタツムリ系です 子供相談室向けレベルの難問に真っ向勝負で取り組むホーキング博士。しかも、読み物として面白いというのも、驚きです。 出典はアマゾンさん。 前回の記事↓ ———————————————————————— 【目次】 未来を予言することはできるのか…

【宇宙はなぜブラックホールを造ったのか】ブラックホールはどの銀河の中心にもあり、最大サイズのものだと約1兆個ある。宇宙そのもののよう。

こんにちは、カタツムリ系です ビジュアル的にも美しい画像が公開され、インスタ映えまでしそうなブラックホール。そんなレジェンド的な扱いがよく見られる最近ですが、元々は、宇宙の墓場的存在。本書↓は、そんなブラックホールの存在意義について考察する…

【ホーキング 、ブラックホールを語る⑤】ブラックホールはインプットだけでなく実はアウトプットも!!これがホーキング 放射!!

こんにちは、カタツムリ系です 本件に関する前回の記事の文末で、次のようにおさらいしています。ちなみに、「事象の地平面」とは、ブラックホールを取り囲む境界線のこと。 事象の地平面(の表面積)とエントロピーに関係性ありそう。もし、そうなら、ブラ…

【ホーキング 、ブラックホールを語る④】ブラックホールに内在するミステリー。あらゆるものを呑み込むが、それらのゆくえは?

こんにちは、カタツムリ系です 先の記事でブラックホールに関する関心が再び高まったのは、クェーサーというブラックホールのまわりをグルグル回っている円盤状の物質と知りました。そういうエポックメイキングな時期はあるものですが、ブラックホールに関す…

【ホーキング 、ブラックホールを語る③】ブラックホールは目に見えず、音も出てこない。そして、吸い込まれた存在は「消失」してしまったことさえわからない💦

こんにちは、カタツムリ系です 本件に関する前回の記事では、一旦忘れ去られたかのような重力というトピックに、再び光を当てたクェーサーから、始める旨確認しています。 それにしても、この本↓、薄くて、百ページもないのですが、内容が濃すぎて、なかなか…

【ホーキング、ブラックホールを語る②】外向きの核融合パワーと内向きの重力パワーでバランス。そのバランスが崩れると、時間と空間の終わりが。

こんにちは、カタツムリ系です ブラックホールというと以前は「宇宙の墓場」のような扱いでしたが、最近はやたらと前向きな表現が目に付きます。ちょっと極端な例ですが、日本の歴史の有名な人だと ①明智光秀 【以前】主君に反乱を起こした裏切り者→【現在】…

【ホーキング 、最後に語る】ブラックホールを生き物のように、下手すると友達のように再生させてみせるホーキング博士。

こんにちは、カタツムリ系です 本書↓は、ホーキング 博士のオリジナルの書き下ろしではなく、過去のインタビューや日本の研究者の方の解説から成る本。ホーキング 博士死去後に編集されています。 前回の記事↓ 出典はアマゾンさん。 ———————————————————————…

【ホーキング、宇宙を語る③】宇宙は虚時間の中で存在し、始まりも終わりもない。ひたすら存在する💦

こんにちは、カタツムリ系です ハイゼンベルグの不確定性原理について、分かりやすい説明を提供してくれた、この本にかなり気分が良くなっています。ありがとうございます 出典はアマゾンさん。 前回の記事↓ https://katatsumurikei.hatenablog.com/entry/po…

【ホーキング、宇宙を語る②】創造主の出番のない宇宙。秩序どころか、不確定性原理が行き渡る宇宙。

こんにちは、カタツムリ系です 300ページに満たない、比較的薄めの文庫本。しかし、中身の濃いことと言ったら一粒で何度も美味しいとは、このこと。しかも、ハードカバーでなく、リーゾナブルな価格の文庫本なんですよねでも、電子書籍版はないんです。ま…

【これが物理学だ!④】守護神としての地球規模の磁場。ブラックホールも裁判沙汰に💦

こんにちは、カタツムリ系です ニュートンとか電気とか磁力とか虹とかエネルギー保存の法則とか、高校までの授業で遭遇する、いわば、伝統的、王道なテーマながら、決して飽きさせることなく、突き進むパワーを持つ筆者ウォルター・ルーウィン博士。しかし、…

【これが物理学だ!③】宇宙膨張の物語。そして本命ニュートンへ。

こんにちは、カタツムリ系です 前回の投稿で、ウォルター・ルーウィン博士の、火傷しそうな物理愛が、至る所で発見できました。今回からは、各論に入り、熱いだけでなく、冷静な語り口で、自然の奥深さを、彼自身の感動の心とともに味わえることになります …

【これが物理学だ!②】由緒正しい物理。ニュートン・ファラデー・ガリレオ

こんにちは、カタツムリ系です 筆者ウォルター・ルーウィン博士のパーソナリティ先行のストーリー仕立てでしたが、これからは、各論に移ります。ニュートンを皮切りに、物理学のメイントピックを逃げずに、ど真ん中を駆け抜けてくれます。たしかに、楽しい先…

【ニュートリノでわかる宇宙・素粒子の謎②】宇宙開闢へ肉薄するニュートリノ

こんにちは、カタツムリ系です まさに「お化け」粒子のニュートリノ。なぜと言って 宇宙全体を満たすほど大量に存在する ニュートリノは人体から毎秒三千個放出される ニュートリノは太陽から、一平方センチメートルあたり毎秒660億個放出される ニュートリ…

【ニュートリノでわかる宇宙・素粒子の謎①】

こんにちは、カタツムリ系です 数学なり物理学なりでは、かつて 「自然は単純で美しさものだ」という信念が共有されていたようです。例えば、エネルギーと質量と光速の間には E(エネルギー) = m(質量)✖️ c(高速)の二乗 という、考えてみれば、これで…

我々の先祖は本当におサルさんなのか考えてみる💦【偉大なる失敗③】ダーウィンの進化論も完全無欠ではないよう💦

こんにちは、カタツムリ系です ダーウィンが放った一撃は 人間の先祖はサルで 生命は目的(地)なくても変わりゆく という、ある種、生命を小馬鹿にした感じさえある、強烈な主張でした。時間の流れが無目的に進行するという、ある種アナーキーな理屈。 しかし…

【重力とはなにか】負のエネルギーはブラックホールの蒸発を導き、ブラックホールは、10の「10の78乗」の顔を持つとか💦

こんにちは、カタツムリ系です 重力。とても有名ですが、電磁気力など「四つの力」の中ではダントツに弱い。しかし、そんな電磁気力も実現出来ないでいる宇宙創生から38万年前より以前のことにリーチできるブレークスルーの可能性。そして、重力の正体は空間…

【2つの粒子で世界がわかる】最近の物理、特に素粒子系に感じる、タモリ倶楽部感🥴

こんにちは、カタツムリ系です 素粒子という言葉。とにかく、宇宙で一番、小さい単位の粒子という意味だそうです。もともと、原子が最小と聞いていたのに、玉ねぎの皮むきのように、どんどん極小化。電子とか陽子はもちろん、クォークとかレプトンとかその反…

【重力波とはなにか②】見るものでなく「聞く」重力波。ダークマターの正体はブラックホールではないかと探索中。

こんにちは、カタツムリ系です 凄そうではあるけれど、イマイチ、派手さに欠けるし、何がどう凄いのか分からないので、印象に残りにくい重力波。もっとも、一般相対性理論が有名だからと言って、一般に理解されているわけでないので、理解度=知名度というわ…

【重力波とはなにか①】重力波発の天文学誕生。宇宙創生の瞬間までたどる手がかり。

こんにちは、カタツムリ系です 百年ほど前にアインシュタインが、その存在を予言し、2016年に観測されたという重力波。ネーミングからすると、なかなか興味深いですが、観測された!という報道からあとは、急に耳にしなくなった感あります。研究が止まったと…

【物質のすべては光②】本当にすべき質問。重力はどうしてこんなに弱いのか。陽子はどうしてこんなに軽いのか。

こんにちは、カタツムリ系です 超弦理論とかシュレディンガーの猫のような、特殊な?シチュエーションでの特殊な理屈でなくても、日常的に、世界は、我々の思い込みとは随分違う姿をまとっているよう。そんな、異次元な世界をさらに深めることにします。 物…

【物質のすべては光①】質量は仮の姿。重力は目に見えないエネルギーに反応。日常世界は仮構の世界であることのメッセージ。

こんにちは、カタツムリ系です イギリスもそうですが、アメリカでは、ノーベル賞なんかをとりつつ、軽快な楽しい科学読み物を書ける人がいて、本書↓の筆者ウィルチックさんも、その一人。とはいえ、文章そのものを楽しめる余裕がなく、その先はなんだ?どう…

【マルチバース宇宙論入門③】真空エネルギー問題がマルチバース理論を導く。泡宇宙はアメーバのように自己増殖するホラーにも見える💦

こんにちは、カタツムリ系です 物質と反物質の対消滅。真空のエネルギー密度が物質のエネルギー密度をいずれ上回る謎。しかも、伝統的な科学的アプローチを経ての結論。大元の量子のゆらぎ。最先端の科学のトピックとしても成立し、オカルトのエピソードとし…

【マルチバース宇宙論入門②】反物質のゆくえ。量子がもたらす宇宙と人類のゆらぎ。人類は特別な存在という考え方へのいくつもの挑戦。

こんにちは、カタツムリ系です 前回の記事↓で、物質・反物質という如何にもムー的なトピックに遭遇。 しかも、この物質・反物質という現象は、一時的なおもしろトピックなのではなく、かなり本質的なものらしい。その割には、なかなか出会わなかったのは不思…

【マルチバース宇宙論入門①】ニュートンの万有引力より古い量子効果。量子はゆらぐ。反物質は消滅を続ける。連続再生される泡宇宙。

こんにちは、カタツムリ系です タイトルもズバリ「マルチバース」。量子力学による、物質は粒子にして波動であるという、真剣には聞いていられないような原則から出発して(シュレディンガーの猫は死んでいるし、生きてもいるみたいなエピソードも、最初は聞…

【重力波で見える宇宙のはじまり③】インフレーションがインフレーションを呼ぶ。時間と空間は終わり、別の概念の形成へ💦

こんにちは、カタツムリ系です 本書が面白いということは、それなりに突っ込んで記述されている裏返しでしょう。それだけに、ビギナー・レベルには辛いところも散見されますが、なかなか、やめられない。カッパえびせんのよう 宇宙誕生までリーチしようとす…

【重力波で見える宇宙のはじまり②】小さなササヤキのような重力波。しかしブラックホールとも絡み、宇宙膨張の加速化にも無縁でない!

こんにちは、カタツムリ系です とても地味な、玄人好みの印象あった重力波。もちろん、重要なのでしょうが、いろいろ整理されてから、我々のところに届けて頂くことで、十分と思ってました。しかし、リアルタイムで追っかけても十分に面白い!これは、あたり…

童話を書くホーキング博士【宇宙への秘密の鍵】ドラえもん的要素とバック・トゥー・ザ・フューチャー的設定が楽しい

こんにちは、カタツムリ系です。 なんと、車椅子の理論物理学者のホーキング博士は、ジャーナリストの娘さんと共著で、児童書まで書いているとか。なんと、たくさんのチャレンジをされる方でしょう。 そのタイトルは「宇宙への秘密の鍵」。 出典はアマゾンさ…