カタツムリ系@エンタメ・レビュー (ポップ・サイエンスはデフォルト)

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【マルタの鷹】炎上系マシンガントークの探偵

こんにちは、カタツムリ系です🐌

 

ハードボイルドの傑作。

 

【目次】

 

 

マシンガントークの男

 

本当にハンフリーボガード演じる

サム・スペードは、よくしゃべります。

 

まだ日本では、男がペラペラしゃべるのは

みっともないとされていた頃の作品。

 

しかも、癪に触るほどロジカル。

 

結局は、頭がいいということ?!

 

今で言えば、ウーマンラッシュアワー

村本さん的弾丸トーク

 

この主人公もいま生きていれば

炎上系です。

 

作品紹介

私立探偵サム・スペードの事務所に

依頼人が。

 

妹を取り戻したいという女性で

事務所の共同経営者アーチャーが同行

するも彼は殺害されます。

 

それは、大きな宝探しの発端に過ぎず

スペードは好むと好まざるに関わらず、

巻き込まれていくことに。

 

マルタの鷹 [DVD]

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出典はアマゾンさん。

 

サム・スペードもお盛んです

 

亡くなった共同経営者のアーチャーの

奥さんと不倫中。

 

おかげで、アーチャー殺害の容疑者に。

 

特に反省するでもなく、ちょっとした

水たまりに足をとられた、くらいの

反応。

 

それに負けず劣らず、アーチャーの奥さんも

やんわりスペードにアプローチ。

 

懲りない人々。

 

わざわざ「G」と名乗るなんて、ちょっとマヌケ

 

「G」って名乗るなんて、如何にも

謎の人物を狙ってますよって感じ。

 

その割には、すぐ姿を見せます。

我慢できない?!

 

しかも「G」という文字に深い意味が

あるわけでもなく、単に、名前の

頭文字。

 

こういうのを肩透かしというのでしょうか。

でも、そんな薄っぺらさにぴったりな

人物像。

 

口下手な悪役たち

 

マシンガントークのスペードに比べて

悪役たちは、あんまりパッとしません。

 

やっぱり、手強い悪役がいないと、緊張感

なくなると聞いたことありますが、まさに

それ。

 

ただ、効果がなくはない。

 

登場人物がみんな、いつも、キリキリ、

オドオドしているので、「G」くらいの

ゆるい謎でも、なんとはなくミステリー

っぽさを醸し出してます💦

 

鳥の像。マルタの鷹。

 

Gも、かなりもったいぶって

登場したわりには、スペードの誘導尋問に

乗せられて、彼がもっとも大事にしていた

秘密をペラペラしゃべります。

 

まぁ、もともと、そんな重要人物でも

なさそうだし、その程度か。

 

注目が集まっているのは、鳥の彫像🦅。

 

そして、鷹。

 

その名も「マルタの鷹」。

 

急に、雰囲気盛り上がってきました。

 

要は、歴史的な由来のある、宝物。

マルタ騎士団に関係しているらしい。

 

なんか、急ですねー。

 

もう一度打ち明けてみれば、もう仲間意識

あるのか、ペラペラと。

 

ここらへんは、謎です。やや不要な謎ですが。

 

マルタ騎士団とは、古めかしいキーワード

 

12世紀くらいに起源をもつ、キリスト教

関連の組織。

 

十字軍が向かったエルサレムで、巡礼者

を守るのが役割という、かなり、ちゃんと

した由緒ある組織。

 

 

マルタ騎士団(マルタきしだん)とは - コトバンク

 

 

偽物にもめげない、アツい宝探し

 

人も殺されながら、やっとゲットした

マルタの鷹が偽物だったことが判明。

 

G始め、もともとの一味は引き続き

探索に出かけます。しかも、スペードも

誘われる。節操はないのでしょうか?!

 

なーんか、スッキリしませんが、

スペードも言いたいことだけ言ったので

それはそれで納得らしい。

 

まぁ、ウーマンラッシュアワーの村本さん

も、そんなイメージありますし。

 

また、次回。

 

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