カタツムリ系@エンタメ・レビュー (ポップ・サイエンスはデフォルト)

映画・本・動画といったエンタメのレビューを友人に語りかけるように書きためています。映画は、おすすめポイントと大好きなカットに焦点。本や動画でポピュラーサイエンスやオカルトをエンタメとしてカバーしているのも特徴。

【帝都物語】江戸オタクだけが製作できるホラー

こんにちは、カタツムリ系です🐌

 

なかなか、濃い映画です。。。。

 

【目次】

 

 

おすすめポイント

①江戸趣味の残る、戦前の東京の風情

    →知らないはずなのに、懐かしい

②和製オカルト満載

    →陰陽師とか、関東の守り神としての

        平将門とか。

    →原作者の荒俣宏さんには、かなりの

        江戸オカルトの造詣が。

        ビジュアル含め、濃い目の人。

嶋田久作さんの不気味さと顔の長さ

   →この頃の嶋田さんは、かなりエグい

      ビジュアル。

 

トリセツ)

私こと、カタツムリ系的に「ここだ!」と

いうところを、スナップ・ショット的に

ピック・アップしていきます。

 

なので、必ずしも、全体を丁寧に網羅

しないことも💦

 

作品紹介

 

時は明治から大正。

 

東京を近代都市に生まれ変わらせる

ためには、霊的な力をコントロール

する必要が。

 

折しも、関東の守り神、平将門

対立してきたモンスター?!加藤が

東京に舞い戻る。

 

近代化を突っ走る東京で起こる、

霊的な戦いの連続。関東大震災

そんな中で起こります。

 

帝都物語

出典はアマゾンさん。

 

静かで上品で懐かしい東京の再現

 

言葉遣いも丁寧。

 

今から見れば若干物足りないですが、

こんな東京も素敵。

 

例えて言えば、映画にもなった、

君たちはどう生きるか」という本でも

そんな雰囲気を改めて味わえます。

 

なーんか、懐かしい想いが。

 

漫画 君たちはどう生きるか

出典はアマゾンさん。

 

静かな東京とは打って変わって、強烈な嶋田久作さんの顔面

 

今は優しそうな雰囲気をまとった方ですが

顔面は長め。

 

そんな長めのお顔を生かし、

この時も、昔のビジュアル系のバンド

以上に鋭いメイクで、吸血鬼系🧛‍♂️ 

大男フェイスが完成してます。

 

最初、見たときは、なかなかのモンスター

ぶりです。度肝を抜かれた感さえありました。

 

伝説のホラー顔面。

 


嶋田さんの顔面を、さらに盛り上げる和製オカルト

 

まず、陰陽師

 

安部晴明の子孫という土御門(ツチミカド)

一門が登場します。

 

呪文、夜更けの風、血、五芒星、ノロ

などなど、あらゆるオカルトグッズを

縦横無尽に使いきります。

 

ちなみに、土御門一門のトップの顔面も

なかなか濃い。

 

 

静かだった東京にも地下鉄

 

東京という都市の未来は地下にあると

考えた結果、東京に欧州ばりに

地下鉄建設に着手します。

 

そこにも怪物が出現し、工事の進行を

遅らせます。

 

この場面、映画のモチーフたる和製オカルト

のおどろおどろしさには貢献していません

が、当時の外国趣味「ハイカラ」な

雰囲気が味わえます。

 

観客に、小気味好い、しばしの休憩と

心地よさを与えてくれます。

 

 

言霊を感じます

 

鬼門とか、地脈とか、主に方位に関係した

言葉がよくでてきます。

 

でも、どれも、長い背景を持つ言葉たち。

 

言霊。コトダマを、感じます。

 

この作品、オカルトの専門家の原作に

よるものですが、たしかに、言葉は

強く、そして、深い感じを受けます。

 

そして、そして、原作者荒俣さんの

ビジュアルも、また、濃い。。。

 

良くも悪くも、徹頭徹尾、濃い映画で

ございます。。。

 

 

また、次回。

 

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