カタツムリ系@エンタメ・レビュー (ポップ・サイエンスはデフォルト)

映画・本・動画といったエンタメのレビューを友人に語りかけるように書きためています。映画は、おすすめポイントと大好きなカットに焦点。本や動画でポピュラーサイエンスやオカルトをエンタメとしてカバーしているのも特徴。

【ザ・ファーム/法律事務所】野心満々とは、こういうこと

こんにちは、カタツムリ系です🐌

 

苦学生・有名大学・弁護士。  

 

苦学生って、自分で稼いで、学校に通っている人のこと。

 

苦学生(クガクセイ)とは - コトバンク

 

野心満々の若者が、益々、彼の野望への突進をスピードアップさせるには、十分なバッググラウンド。

 

好事魔多し。

 

好事魔多し(コウジマオオシ)とは - コトバンク

 

悪いオトナはたくさんいるよう。

 

 

おすすめポイント
 

 ①トム・クルーズ自身の野心を見せられるか

     のような役柄

      →とにかく自分のことで精一杯。野心を

         もつ人は、努力家なのかも。

 

②典型的な「賢くて悪いオトナ」を久々に見る

   新鮮さ

      →ジーン・ハックマンを筆頭に、悪そうな 

        オトナが、しっかり悪い。ある種の

       清々しさ。

 

③弁護士も、社会正義の実現ではなく

    お金儲けの手段であることが前面に

    →今更、「天職」みたいなことを持ち出す

       のも時代錯誤。でも、ここまで、貪欲だと

       ある種の清々しさ。

 

ジョン・グリシャム作品

    →かつて一斉を風靡した、弁護士経験もある

       ミステリ作家。知的な作風が魅力です。

  

       同じく映画化された「ペリカン文書」も

       秀逸。

 

ジョン グリシャムとは - コトバンク

 

 

トリセツ)

私こと、カタツムリ系的に「ここだ!」と

いうところを、スナップ・ショット的に

ピック・アップしていきます。

 

なので、必ずしも、全体を丁寧に網羅

しないことも💦

 

 

ざっくりした紹介
 

トム・クルーズ演じるマクディーアは、自活しながら、ハーヴァード・ロースクールを卒業。

 

税金関係に強いと評判の法律事務所から破格の条件を提示され、大喜びで就職。

 

事務所の家庭的な雰囲気も手伝って、新生活に入るものの、大きな不正の影が見え隠れ。マクティーアは、人生の岐路に。

出典は、アマゾンさん。

 

トム・クルーズの、これでもか!という野心家ぶりの清々しさ

 

自活しながら、資格を取得し、将来の成功を夢見る人はたくさんいることでしょう。

 

しかも、ここでは、ハーヴァード大学ロースクール卒の弁護士という最高のキャリア。

 

もう、無駄なことはしていられません。無駄なことは削ぎ落とし、自分の得にならないことは見向きもしない徹底した合理主義ぶり。

 

不思議なのは、あまり、両親など家族のエピソードが、クローズアップされません。アメリカの物語としては、珍しい。いまは、違和感しか持ちませんが、もしかしたら、当時は、こんなアプローチは、斬新だったのかも。。。

 

 

悪そうなオトナが、本当に悪いという、清々しさ

 

お金を巡る罠。罠。罠。

 

甘い汁を先に吸わされて、逃げられなくなり、また、新しく入ってきた人間も、その落とし穴に誘い込むオトナ達。

 

アメリカが、もっともっとギラギラしてた時のお話であり、コンプライアンスという考えも、まだマイナー?なころ。今見るより、当時は、もっと現実味があったことでしょう。

 

しかし、悪そうオトナが、きちんと悪いというのは、清々しいですが、こんなにエンタメが出尽くしている現代。ちょっとひねりがない印象も。

 

全人生をかけた決断の清々しさ

 

なんだかんだ言って、悪と決別するのことを決める、トム演じるマクディーア。

 

それは単に悪を懲らしめるだけでなく、自分のキャリアへのダメージも相当なもの。

 

しかし、決断する時は、迷いなく、バッサリ。

 

そう、彼は、野心家というより、決断と行動の人だったみたいです。こんな人物を演じる、トムの、はまること、はまること。

 

法律業界内部の情報も盛り込まれ、臨場感たつぷりの傑作。

 

また、次回。

 

 

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