こんにちは、カタツムリ系です🐌
ムーチューブ によって、あったまった、マルチ・バースへの熱意はなかなか冷めません。
まだまだ、行きます。
とは言え、向かい合う本は、割に、真面目な本であることが多いので、常に苦戦することになります💦
しかし、この本は、もちろん、量子力学のど真ん中を扱っていますが、同時に、人生訓や社会風刺にまで手を広げています。奥行きの深さを感じさせる本です。
とは言え、十分な理解は自分でも期待していないので、中身のうち「ムー」ぽいところだけ切り出す予定です。
【目次】
出典はアマゾンさん。
哲学者風の物理学者が作者
変に中立・科学的なスタンスに終始することなく、そもそも、科学者がいつも中立であり得ているのかに、疑問を呈している方。
P-324
「科学もの」と言えば、すぐに「中立な解説」(中略)という思い込みが、日本の読書界や文化の世界では強過ぎる。本書がこの固定概念を打ち破る一石になれば、と期待する。
そんな方ゆえ、時にとてもフェアな、時にトリッキーな見方を披露されるので、その点、醍醐味あります。
マルチ・バースと言うと、必ず量子力学というワード出ますが
量子力学はもちろん物理自体がなかなか手強いので、量子力学と言うと、ハードルが高い感あります。
しかし、マルチ・バースと量子力学はワンセットらしいので、本の入り口くらいは、理解しておきたいところ。
そんな入り口の分かる役割を期待しての、この本です!!
簡単に、量子力学とは
アインシュタインの相対性理論が光や重力などを中心に大きな世界を相手にするのに比べると、原子やそれ以下の小さな存在を研究する物理学の分野。
量子力学との冷めた?オトナな?距離感
従来はレーザーや半導体、いまだと量子コンピューターで注目度の高い量子力学。いくらでも、勿体ぶることができます💦
しかも、
○モノという存在は、粒子であると同時に波だと言ったり、
○モノの位置は、観察している人が目にして初めて決まると言ったり
ワケが分かりません。
しかし、作者はとても冷めていて
P-324
日本の読書界には(中略)量子力学の「奇怪さ」を売り物にするものもあり
と、キワモノ扱いしたり
P-14
「分からない」でも「使う」に不自由しないというこの奇妙な状態は(中略)とても正気には受け取れない話
というふうに「分からない」と言い切ってます!!
そういえば、有名なアメリカの物理学者ファインマンも、量子力学なんて誰も分からない!なんていう趣旨の発言をされているとか💦
じゃあ、量子力学は全く分からないのか?!
全く分からないと言ってしまえば、いわゆる、飯の食いっぱぐれでしょう。
少なくとも、研究費を申請するときに、大学事務局、省庁と話をするときに、玄関払いされかねません💦
しかし、ここは大御所。さらりと次のように、要約します。
P-69
地動説さえ「わかる」のかという議論に行きつく。しかし地動説は「わかる」ような気分にある人は多いと思う。少なくとも「天動説」がわかるわけではない。「わかる」も程度問題だとして、「地動説並みに相対性理論や量子力学も分かるようになるのか」という問題の立て方をすべき
科学者とて全能でなく、自然は奥深い。なので、科学者もすべてがわかるわけではではない。「分かる」レベルが、分野によって違うのだ、と。
こんな誠実なコメントは、初耳に近いほど、新鮮でした。
まとめ
どうやら、量子力学は「習うより慣れろ」的な性格をもつようです。
なかなかテキストや問題集をこなしていくのは負担大きいですが、少なくとも、量子力学関連のトピックとの接点を増やすことが、出発点のようです。
なんか、勉強になったーという本でした。
しかし知識の不足をまるで顧みず、ここに投稿する私は、かなり大胆です。同時に、マルチ・バースというオモチャ?!を心から楽しんでます💦
また、次回。
#佐藤文彦
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#粒子であり波である