カタツムリ系@エンタメ・レビュー (ポップ・サイエンスはデフォルト)

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【Newton別冊 宇宙論の新時代】マルチ・バース熱の続き

こんにちは、カタツムリ系です🐌

 

マルチ・バースに関する本も、それなりに読み進めてこれました。

 

本格的な計算も含めた勉強は時期尚早とは思うものの(今、着手したら100%挫折)、少し違った形で、深めたいと考えたもの。

 

そうなると、今までは邪道?!の月刊ムーさんで楽しんできましたが、今度は、王道のサイエンス・マガジンNewtonさんを選択。

しかも、宇宙論に特化した別冊を入手。

綺麗なビジュアルも魅力です。

出典はアマゾンさん。

 

 

筆者は、またまた登場の佐藤勝彦博士

先に投稿した「宇宙は無数にあるのか」「アインシュタインの宇宙」の筆者。

丁寧な解説を期待しての着手。

P-26

「我々の物理法則は宇宙の在り方を決める唯一の法則であり決していい加減なものではない」という物理学に対する「古い愛着心」を私がもっているためかもしれません。

物理学の明晰さを信じるあまり、量子力学の曖昧さ?をアインシュタインは嫌ってました。

私は科学者でも物理を勉強している者でもありません。しかし、科学は曖昧なものではなく、シャープで、曖昧さを排除したものだ!くらいの心意気を科学者の方には持っていてほしい気もします。

ただ、事実は事実として認めることも科学の大事なオキテ。

先の佐藤勝彦博士の言葉の引用では、量子力学の曖昧さ?に対する忸怩たる思いは隠せません。

一方で、事実は事実として認めようとされている、真摯なスタンスが伺えます。

まさに、サイエンスの泰斗。

泰斗(タイト)とは - コトバンク

 

やはり、ビジュアルの美しさ

特に物理では、ビジュアルがイメージつくりを易しくしてくれます。  

どのビジュアルにも、恒星、惑星もしくは宇宙空間が描かれています。その透き通った色調は、心地よくて、雑念を追い払ってくれるようです。

雑誌Newtonさんの、静かでクリアなビジュアル。大好物。

 

ハッブル望遠鏡へのフォーカス

宇宙を一番遠くまで見ている望遠鏡。 

これがかつて宇宙の永遠不変を信じたアインシュタインの誤りを明らかにした経緯あります。

宇宙は永遠不変ではなく「膨張」していることを発見しました。

そういえば、宇宙の年齢は探査衛星が持ち帰ったデータに、ハッブル定数というものを勘案して計算しているのだとか。

21世紀はじめに137億年と計算されていたのに、その後新たなデータが入手され、改めてハッブル定数をベースに計算すると、138億年となったとか。

もちろん、きちんとした理屈あることはいえ、簡単に一億年の誤差を受け入れる科学者にも、そのおおらかさ?に、びっくりしました。

とは言え、1➗137=0.7%程度の誤差なので、一億年という絶対数としては大きいものの、比率の観点から見れば、あまり悪くは言えない気はします。。。

 

超ひも理論とかダークマターとか

超ひも理論

超ひも理論というのは、アインシュタイン博士が夢見た大統一理論「候補」のことらしい。これで、例えば、四つの力(強い力、弱い力、電磁気力、重力)を統一的に説明できるかもしれないとのこと。

ちなみに、論理的帰結で、宇宙には、「11次元」あるのだとか。

また、マルチ・バース系の話しですが、理論的見積もりによると、

P-151

理論的な見積もりによると、宇宙のパターンは10の500乗個

あるそうです。

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なんのこと?!

 

ダークマター

我々が知っている宇宙の物質は、なんと全体の4%程度らしい!?

 

あとは、ダークマターが22%、残りの74%がダークエネルギーらしい。

でも、ダークマターのことも、ダークエネルギーのことも全然分からないらしい。全然分からないのに、一方、占める比率は分かるらしいということです。

 

むむむ。

 

また、次回

 

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