こんにちは、カタツムリ系です🐌
タイトルの、陸軍中野学校。耳慣れないし、なんだか、暗い雰囲気が伝わります。
陸軍中野学校とは、戦前の、日本のスパイ養成学校のことです。実在したとか。
暗さゆえか、同じスパイとは言え、かのジェームズ・ボンドのような軽やかさは期待できません。
何事も生真面目に事件を解決していきますが、その真っ直ぐさの分、少年向けの読み物のヒーローっぽい、爽やかさも生まれてきます。そこが救い💦基本、あまり救いのないストーリーなので。
実際、第一作目の本作品は、スパイ養成学校という性格にも連動して、若干、暗めのムードになっています。タイトル通りです。。。しかも、社畜的と言えましょう。
ちなみに、おすすめポイントでも触れている主役の市川雷蔵さんですが、先に投稿した「眠狂四郎(ネムリキョウシロウ)」の主役の方と同じです☺
おすすめポイント
①主人公の三好(椎名)次郎演じる市川雷蔵さんは、歌舞伎のお家柄
→今もそうですが、この頃は特に、歌舞伎
役者さんの人気は凄かったらしい。先代の
か。
そういう目線で見ると、若干、のっぺり
した面立ちが、優雅な梨園の雰囲気を伝え
てますね。
②三好次郎の上司の草薙(クサナギ)中佐。あかにも日本陸軍軍人という雰囲気💦
→とにかく、威張ります。いわゆる、ずんぐ
りむっくり。
(ナニワブシテキテキ)な、情に厚い側面も
見せてくれます😊もう少し顔面偏差値が
高い方なら、ギャップ萌えが期待できる
くらいの、大きなギャップ。
③秘密兵器のちゃちさ
→これは仕方ないでしょうね。今から、79年
さらには、人間ドラマを重視されているの
か、ジェームズ・ボンドのシリーズに登場
する技術担当の「Q」のような存在は用意
されていません。
トリセツ)
私こと、カタツムリ系的に「ここだ!」というところを、スナップ・ショット的にピック・アップしていきます。
なので、必ずしも、全体を丁寧に網羅しないことも💦
作品紹介
陸軍の若きエリートたる三好次郎は、草薙中佐と名乗る人物から突然呼び出しを受けます。
それは、スパイのリクルート活動で、その資質を見込まれた彼は、否応無くスパイの道を歩きだし、晴れがましい軍服の着用も軍隊用語の使用も禁止されます。
一年間の訓練の後、失敗も重ねながら、スパイとして成長する彼。
しかし、ある時、陸軍の身内からの情報漏れに気付くが、その犯人は、かつて、彼と近しい人でした。。。
出典はアマゾンさん。
スパイとしての資質検査
将来の上司たる草薙中佐に呼び出されるや否や、机にあるものを、全て答えさせられます。もちろん、何があるかは見せないで、三好次郎の注意力をテストするもの。
もちろん、全問正解。
その問答無用さが、彼の今後の運命を暗示するよう。
命令への絶対服従の世界のインパクト
陸軍予備士官学校というスーパーエリートの三好次郎。
草薙中佐は、彼の能力にこそ関心あれ、彼のキャリアなんて、お国に尽くす重大さに比べれば、なんでもありません。
すぐ、スパイへの転身を強制。正確には、強制という印象もなく、部下に淡々とあるべき命令を下しでもしたよう。
キビシー。
今で言えば、弁護士か医者の資格をとったのに、いきなりスパイ🕵️♂️になれ!とでも言われたのと同じくらいでしょうか。その潔さは賛否別れるとはいえ、それはそれで格好いい感じもしますね😊
正直に言うと
この陸軍中野学校シリーズは全部で5作。初回の本作品の人気があったからこそ、次回作も制作されたのでしょう。でも、このシリーズが本領を発揮するのは、次回作「雲一号指令」からだと思ってます💦
#市川雷蔵
#日本スパイ
#雲一号指令