カタツムリ系@エンタメ・レビュー (ポップ・サイエンスはデフォルト)

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金田一耕助【迷路荘の惨劇】本格的RPG系ミステリから、ホームドラマ化へ

こんにちは、カタツムリ系です🐌

今回も、金田一耕助シリーズに必須の

  •    トリックを駆使した殺人事件→ここでは、密室トリック
  •     未だに尾を引く、過去の大事件 
  •     錯綜する人間関係
  •     昔は凄いが、今は、衰退傾向の地方の名家が舞台

という設定は、きちんとメニュー化されてます。

でもまぁ、「八つ墓村」「犬神家の一族」のような、濃過ぎる話を求め過ぎているのか、ちょっと物足りない感じ。

 

おすすめポイント 

①お糸さん演じる千石規子さんのパワー演技

    →おじいさん役やおばあさん役が似合い

        過ぎて、生まれてから、ずっと、

        おじいさんであり、おばあさんであるよう

        方、いらっしゃいますよね。

        この千石さんも、それ系の女優さん。

千石規子とは - はてなキーワード

     厚かましいのだか、許せない範囲一歩手前で

     踏みとどまれる人。結果として、可愛い

    おばあさんという仕上がりの人。

    最近?だと、吉岡秀隆さん主演のDr.コトー

     診療所で、ご活躍が印象的。

Dr.コトー診療所とは - コトバンク

金田一耕助演じる古谷一行さんの、好青年

    ぶりは健在

    →作品自体が、かつての刺激的なテイストを

        抑えつつある時でも、古谷一行さんの

        永遠不変な好青年ぶりは、癒されます。

        先の千石ばあさんの憎めないガメツさと

        古谷一行青年のホンワカさが際立つ結果

        に。

        なんだか、ちょっとドギツい、ホーム

        ドラマっぽい💦 

トリセツ)

私こと、カタツムリ系的に「ここだ!」というところを、スナップ・ショット的にピック・アップしていきます。

なので、必ずしも、全体を丁寧に網羅しないことも💦

 

作品紹介

名琅荘(メイロウソウ)は、かつての明治維新の功労者が建立した館。伯爵の地位。

明治維新(めいじいしん)とは - コトバンク

伯爵(ハクシャク)とは - コトバンク

威風堂々たる構えとは裏腹に、内部は「抜け穴」や「どんでん返し」など、複雑な仕組みが張り巡らされ、そのため「迷路荘」と呼ばれているもの。

どんでん返し(ドンデンガエシ)とは - コトバンク

その館を新興財閥の資産家が、妻もろとも手に入れたことから、更に、人間関係が複雑に。

そこで起こる密室殺人。事件を複雑にする、錯綜する人間関係と屋内の仕掛け。金田一耕助の操作は始まります。

迷路荘の惨劇【リマスター版】 [DVD]

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出典はアマゾンさん。

 

人間関係のエグさと複雑さを、これでもか!と押し出したシーン。金田一耕助シリーズ最怖のホラーシーン。

【登場メンバー】

  •     落ちぶれた元・公爵家の主人
  •     その館と妻を、高い代償を払って譲り受けた成金の資産家
  •     譲り受けられた妻
  •     公爵家先代の元・愛人

が、

【ロケーション】

  •      明治維新の功労者が建立し
  •    「抜け穴」や「どんでん返し」を散りばめた人を陥れるための道具立て満載の館の応接間

で会食を行うシーンあります。

ある種、淡々と場面は進みますが、個人的には、金田一耕助シリーズ最怖のホラーシーン。

 

また、次回

 

#金田一耕助

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