こんにちは、カタツムリ系です🐌
いよいよ、第二次世界大戦前の、もっとも危険な国際政治のまっただ中に、否応無しに、放り込まれるスパイ・椎名次郎。
そう、舞台は日本を出ます。
まさに、国際スパイ活動に突入します!!
しかも、泥沼の戦争と言われた日中戦争の調停が何度か試みられますが、テロで、阻止されます。
和製国際スパイ物語は、さらにヒートアップします。
【目次】
おすすめポイント
①物語は、テロから始まります
→もちろん、現代のドローンやミサイルなど
に比べて、戦前の武器のレベルは決して高
くありません。
そんな環境下、とても迫力ある映像が連続
します。
もしかしたら、カメラワークが相当良いの
でしょうか?
ない中、工夫に工夫を重ねた成果を感じ
させる映像作品です。
②最重要外交交渉を巡る争い
→日中戦争は1937年に始まった、日本の
国力と士気を奪うもの。
そんな危機回避のための交渉の成功に向け
た、椎名次郎と盟友たる杉本の挑戦。
これだけの情報で判断すれば、英国におけ
るジェームズ・ボンドより、日本における
椎名次郎のほうが、大きな存在と言えまし
ょう。
③日本陸軍内部の、獅子身中の虫
→どんな意見にもアンチあるのは、SNSの
世界でも明らか。
国を憂いて日中戦争を止めようとする、
上層部を弱腰扱いする、イケイケ軍人。
椎名次郎は、こうした人達に、幾度も
行動を妨害されます。内にも外にも敵、
敵、敵。内憂外患とは、このことか💦
トリセツ)
私こと、カタツムリ系的に「ここだ!」というところを、スナップ・ショット的にピック・アップしていきます。
なので、必ずしも、全体を丁寧に網羅しないことも💦
作品紹介
日中戦争による疲弊を止めるために、国家の上層部は、重慶にある中国政府との和平交渉を試みるも、テロにより阻止されます。
さらに、その交渉のために派遣された日本の要人が誘拐されます。
椎名次郎が、同じく中野学校卒業生で、盟友の杉本と共に、中国へ。日本の国運をかけて、救出に挑みます。
出典はアマゾンさん。
テロの迫力
最重要外交交渉の担当者の誘拐。
モーゼル銃という、かなり大型で、しかも1キログラムもあるような武器が使われたよう。当時の最新ハイテク火器。
そんな火器から発射される弾丸。
迫り、そして、慌ただしく逃げていく、大型ジープのスピード感と重量感。
緊迫した、そして、ドッシリした、さらには、スピーディな展開。希代の名シーンか、と😊
戦前の女性の上品さ・優雅さ
椎名次郎は中国において、ふとしたことで、日本女性と知り合います。
ちなみに、任務が何よりも優先されます。ナンパとは、縁遠い話。実は、主人公が、あまりオチャラケナイをしないことも、気に入ってます💦
その女性の清楚で物静かなこと。優雅なこと。
この女性が特別なのではなく、日本も、もっと静かで、オットリした人の多い国だったのかも。
現在、ジブリの宮崎駿監督が映画化を検討されている『君たちはどう生きるか』の原作中、「東京はもっと静かだった」という趣旨の記載を目にしたことがあります。しみじみ。
出典はアマゾンさん。
上海ナイトクラブ
戦前の中国では、上海をはじめとする大都市に、政治家・軍人・ビジネスマンなど諸外国からの訪問者で、ひしめいていたとか。
そんな人達からニーズがあったのでしょう、ジャズが人気で、租界のある上海で、ひときわ目立ったとか。租界とは、諸外国が中国で獲得した居留地。
その当時の雰囲気が、割に丁寧に再現されているのでしょう。
- 上海という中国を代表する都市
- 上海は租界で、各国からの雑多な感じ訪問者
- おまけに、上海は中国ジャズのメッカ
という要素のミックスで、エキゾチックなムードを伝えてくれます。
日本に深く入り込んだ、新たな敵国の挑戦
今回も新たな敵が。
しかも、前作と比べて、より日本の上流社会に食い込んだ存在。
椎名次郎と敵の知恵比べ、そして総合力の勝負は見ものです。
活劇の最高峰
この映画の迫力に、敢えて「活劇」と呼びますが、活劇の最高峰だと思っています😊
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