こんにちは、カタツムリ系です🐌
どうしても、救いが見えないボーン。 この作品は本当に救いとか、カタルシスがありません。最愛のマリーを失いつつも、自らの本能がボーンを行動に駆りだします。
とにかく、失速するまで、パワー尽きるまで、疾走するしかなさそうです💦前向きな若者にとっては、地獄でしょう💦
【目次】
おすすめポイント
①途切れないフラッシュバック
→第一作目から、フラッシュバックに
悩まされる、マット・デイモン演じる
ジェイソン・ボーン。かなり頻繁。
フラッシュバック現象(フラッシュバックゲンショウ)とは - コトバンク
実体験としてはわかりませんが、イメトレ
では、もはや廃人状況か、と。
②ブラックブライアー作戦の位置付け
→先の「トレッドストーン」作戦というネー
ミングもちょっと意味が分かりにくい。
直訳すると、踏み石作戦?!誰かを出し抜
こうという意図はよく伝わりますが、その
分、意味を分かりにくくしている?!
今度の「ブラックブライアー」作戦は、
トレッドストーン作戦の後継となるよう
ですが、 相変わらず聞きなれない言葉。
辞書で調べると「黒い薔薇」という意味
らしい。急にセンチメンタル。
③トレッドストーン作戦を終わらせ、ブラックブライアー作戦にアップデートさせたCIA上官アボットのねじれた魅力
→見た目はかなりオジサンだし、数度の
離婚や長期の海外生活で、かなり私生活は
壊れ気味の人。
彼から滲み出る、プライドやら長年の
苦労やら所属組織への苛立ちやら
壊れがちな私生活やら。。。。
彼は、澱んだ水たまりのように、濁った
雰囲気を伝えます。
明らかに年老いた人間の嫌な部分を
まざまざと見せますが、不思議と、
作品全体に、そんなに人生急ぐな、と
いったストッパーのような意味合いを
醸し出します。
ストーリーがキラキラだけに、不思議な
アクセントに。
ちなみに、彼の名前アボットとは、修道
院長の意味💦名前負け?皮肉?
トリセツ)
私こと、カタツムリ系的に「ここだ!」というところを、スナップ・ショット的にピック・アップしていきます。
なので、必ずしも、全体を丁寧に網羅しないことも💦
作品紹介
CIA内部で進行していた暗殺計画トレッドストーン作戦は、内部の者の暴走であることを、明らかにしたボーン。
しかし、まだCIAに追われているよう。
トレッドストーン作戦は闇に葬られたはずなのに、ブラックブライアー作戦があとを引き継いだよう。
その作戦の真相を明らかにするべくボーンが動く過程で、彼自身の、あまり歓迎できない過去にもアクセスすることに。
一連の事件の裏にいる人物をついに突き止め、この事件も、そして自分探しにも終止符を打つべく、ボーンは最後の勝負にでます。
出典はアマゾンさん。
CIA内部調査班パメラ・ランディ(女性)の男前具合
キレキレの頭脳とキレキレの行動力だけでなく、信念の人。
どう考えてもボーンは怪しいのに、一人、彼は復讐ではなく、なにかを探しているのだ!と主張する潔さ。
さらに、一連の事件の真犯人にリーチした際、証拠の保全を最優先するあたり、役職であり、また、やや鋭い顔つきもあることながら、その男前具合に感服。
CIAマドリッド駐在ニッキーの、謎の献身
置かれた環境から仕方ないとはいえ、人をやたらと疑うボーン。もっとも、毎回、その推測は正解ですが💦
そんな彼が、何故俺を助けるのか?とニッキーに尋ねます。「あなたは”すべて”忘れてしまっているから、扱いにくかった」、と。二人は付き合っていたかのような深みをもつ顛末。
謎に謎が続く、このシリーズですが、珍しく、ホンワカ、そして、分かりやすい手がかりを与えてくれます。辛いノマドライフの、ほぼ唯一の救い💦
ノマドライフの終着点。自分探しの終焉。ボーンは誰?!
国の行く末を憂えるがゆえの、このトレッドストーン作戦、そしてブラックブライアー作戦。
暗殺計画。ボーンは、そんな憂国の志に共感した兵士だったよう。マリーとの出会いに始まり、マリーの死にも直面することになった、一連の苦難。ある種、彼も共犯でした。後味は悪いことですが、ほんの少しだけ、救いが用意されてます。。。
それは、本編で是非。
#CIA
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#ノマドライフ