こんにちは、カタツムリ系です🐌
2016年に発見された、重力の「波」である「重力波」。当時は新聞紙上も賑わせ、ネット検索のワードでもトップになったようです。そして、その翌年の2017年のノーベル賞は、重力波を初観測した研究者の方に送られたようです。
重力波検出に貢献した研究者3名、ノーベル物理学賞を受賞 - アストロアーツ
「重力波」とは言っても、重力は「重力子」という「ツブ(粒)」という風にも認識されています。量子論で散々耳にしましたが、「ツブ(粒)」」であり、同時に「ナミ(波)」とも認識されるようです。
ほとんど、呪文のような言葉の連続ですが、とりあえずは、読み進めます💦
重力波とはなにか 「時空のさざなみ」が拓く新たな宇宙論 (ブルーバックス)
- 作者: 安東正樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/09/16
- メディア: 新書
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出典はアマゾンさん。
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【目次】
- 私なりの「重力」の整理
- 「重力波」はアインシュタインが、その存在を予測したもの。なんか、有難そうですが、どこが有難いのでしょう?
- しかし今まで観測できなかったのは、チャンスが少ないのか?数値が異常に小さいのか?両方のようです💦
- 今後は、重力波がメジャーに?!
- なかなか本題に入れない、重力波というトピック
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私なりの「重力」の整理
<時空の歪み>
アインシュタインによれば、時空は、ゴムシートのようなもの(「ゴムシート」と、明確に名指ししているわけではないようですが💦)。
- 軽いものを置く → 少し、歪み(くぼみ)ます。
- 重いものを置く → 大きく、歪み(くぼみ)ます。
その歪み(くぼみ)具合が、時空の歪みと認識されるようです。
<その歪みが重力を生む>
モノの軽い・重いで、ゴムシートの歪み(くぼみ)具合が変わります。ゴムシートの上に、モノを二つ置いたとして
- 軽いものを置く → ゴムシートが少し歪む(くぼむ) →もう一つのモノは、少し引き寄せられる
- 重いものを置く → ゴムシートが大きく歪み(くぼむ)→もう一つのモノは、大きく引き寄せられて、くぼみに沈んでいく
という感じになろうかと思います。モノの重さに応じて、歪み(くぼみ)の度合いが変わり、歪み(くぼみ)の度合いに応じて、モノの引き寄せられ方が変わります。この「引き寄せられる」度合いが、重力。
<重力波>
その歪み(くぼみ)は、時間に応じて変化します。その変化度合いが、「波」となり、「重力波」と呼ばれるものになるとか。
「重力波」はアインシュタインが、その存在を予測したもの。なんか、有難そうですが、どこが有難いのでしょう?
P-242
重力波による観測の究極の目的は「宇宙の始まり」を直接観測することにあるといっても過言ではありません
たしかに、有難そう💦
P-254
宇宙の晴れ上がりは宇宙誕生から38万年
宇宙が誕生した直後は、いろんなツブが飛び回って、ぶつかり合って、光さえ進路を阻まれたようです。そんな超活動的な時期が38万年すると、漸くおさまったようですが(これを、宇宙の晴れ上がり、というらしい)、この時点から、漸く、光も四方八方に飛んでいくことができるようになったとか。すなわち、38万年より前の宇宙の状態にリーチする手段はなかなか無いようです。
一方、重力波は、そんな進路の阻止には合うことなく、この意味で、宇宙の始まりにリーチできる予感をもたらしてくれるようです。
しかし今まで観測できなかったのは、チャンスが少ないのか?数値が異常に小さいのか?両方のようです💦
<チャンスの小ささ>
P-100
中性子やブラックホールからなる連星の合体は、有望な重力波源1つになっている。誤差は大きいものの、1つの銀河あたり10万年に1回程度、こうしたコンパクト連星の合体が起こると見積もられている
十万年に一回かぁ。宇宙の年齢が138億歳として、138,000回ありますね。このレベルになると、その数値の大小を判断するための相場観が全く分かりません💦
<数値の小ささ>
P-171
LIGO(ライゴ)とは、アメリカで作られた、重力波望遠鏡だとか。きっと、恐ろしく性能のよい望遠鏡なことでしょう。その高性能望遠鏡でも、たった0.2秒💦
今後は、重力波がメジャーに?!
P-200
電磁波による観測と重力波による観測は、あくまで相補的
ここまで持ち上げられると、これからは、重力波の一本槍で研究が進められるかのような勢い。電磁波による観測というのは、従来の望遠鏡を使った観測ですが(電磁波の一種である「光」を利用した望遠鏡という意味だと理解してます)これはこれで、まだまだ役に立つとか。電磁波による観測と、重力波による観測は、お互い、出来ることと、出来ないことが被ってないようです。それに、天文台なんて、かなりの投資の産物。簡単には捨てられますまい💦
なかなか本題に入れない、重力波というトピック
相当難しいトピックなのでしょう、重力波とはなんぞや!?という説明をする前に、一般相対性理論だとか量子論だとかの前置きが長いこと、長いこと。しかし、ブルーバックスさんシリーズの本ですから、相当コンパクトにされているはず。いやぁー手強い。
ちなみに、先ほど「相当難しいトピックなのでしょう」と書きました。なぜなら、この辺りのトピックで、難易度の区別は、私には全く出来ませんので💦
でも、やっぱり、面白いトピックではありました😊
また、次回。
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