カタツムリ系@エンタメ・レビュー (ポップ・サイエンスはデフォルト)

映画・本・動画といったエンタメのレビューを友人に語りかけるように書きためています。映画は、おすすめポイントと大好きなカットに焦点。本や動画でポピュラーサイエンスやオカルトをエンタメとしてカバーしているのも特徴。

【重力波とはなにか】当時の検索トップキーワード。時空の歪みがもたらす重力波という極小な存在。未踏の宇宙誕生まで食い込む破壊力。

こんにちは、カタツムリ系です🐌

2016年に発見された、重力の「波」である「重力波」。当時は新聞紙上も賑わせ、ネット検索のワードでもトップになったようです。そして、その翌年の2017年のノーベル賞は、重力波を初観測した研究者の方に送られたようです。

重力波検出に貢献した研究者3名、ノーベル物理学賞を受賞 - アストロアーツ

重力波」とは言っても、重力は「重力子」という「ツブ(粒)」という風にも認識されています。量子論で散々耳にしましたが、「ツブ(粒)」」であり、同時に「ナミ(波)」とも認識されるようです。

天文学辞典 » 重力子

ほとんど、呪文のような言葉の連続ですが、とりあえずは、読み進めます💦

出典はアマゾンさん。

—————————————————————————

【目次】

—————————————————————————

私なりの「重力」の整理

<時空の歪み>

アインシュタインによれば、時空は、ゴムシートのようなもの(「ゴムシート」と、明確に名指ししているわけではないようですが💦)。

  •      軽いものを置く → 少し、歪み(くぼみ)ます。
  •      重いものを置く → 大きく、歪み(くぼみ)ます。

その歪み(くぼみ)具合が、時空の歪みと認識されるようです。

<その歪みが重力を生む>

モノの軽い・重いで、ゴムシートの歪み(くぼみ)具合が変わります。ゴムシートの上に、モノを二つ置いたとして

  •     軽いものを置く → ゴムシートが少し歪む(くぼむ) →もう一つのモノは、少し引き寄せられる
  •     重いものを置く → ゴムシートが大きく歪み(くぼむ)→もう一つのモノは、大きく引き寄せられて、くぼみに沈んでいく

という感じになろうかと思います。モノの重さに応じて、歪み(くぼみ)の度合いが変わり、歪み(くぼみ)の度合いに応じて、モノの引き寄せられ方が変わります。この「引き寄せられる」度合いが、重力。

<重力波>

その歪み(くぼみ)は、時間に応じて変化します。その変化度合いが、「波」となり、「重力波」と呼ばれるものになるとか。

 

重力波」はアインシュタインが、その存在を予測したもの。なんか、有難そうですが、どこが有難いのでしょう?

P-242

重力波による観測の究極の目的は「宇宙の始まり」を直接観測することにあるといっても過言ではありません

たしかに、有難そう💦

P-254

宇宙の晴れ上がりは宇宙誕生から38万年

宇宙が誕生した直後は、いろんなツブが飛び回って、ぶつかり合って、光さえ進路を阻まれたようですそんな超活動的な時期が38万年すると、漸くおさまったようですが(これを、宇宙の晴れ上がり、というらしい)、この時点から、漸く、光も四方八方に飛んでいくことができるようになったとか。すなわち、38万年より前の宇宙の状態にリーチする手段はなかなか無いようです。

一方、重力波は、そんな進路の阻止には合うことなく、この意味で、宇宙の始まりにリーチできる予感をもたらしてくれるようです。

 

しかし今まで観測できなかったのは、チャンスが少ないのか?数値が異常に小さいのか?両方のようです💦

<チャンスの小ささ>

P-100

中性子ブラックホールからなる連星の合体は、有望な重力波源1つになっている。誤差は大きいものの、1つの銀河あたり10万年に1回程度、こうしたコンパクト連星の合体が起こると見積もられている

十万年に一回かぁ。宇宙の年齢が138億歳として、138,000回ありますね。このレベルになると、その数値の大小を判断するための相場観が全く分かりません💦

<数値の小ささ>

P-171

LIGOが観測した重力波信号は、時間にすれば0.2秒ほど

LIGO(ライゴ)とは、アメリカで作られた、重力波望遠鏡だとか。きっと、恐ろしく性能のよい望遠鏡なことでしょう。その高性能望遠鏡でも、たった0.2秒💦

天文学辞典 » LIGO

今後は、重力波がメジャーに?!

P-200

電磁波による観測と重力波による観測は、あくまで相補的

ここまで持ち上げられると、これからは、重力波の一本槍で研究が進められるかのような勢い。電磁波による観測というのは、従来の望遠鏡を使った観測ですが(電磁波の一種である「光」を利用した望遠鏡という意味だと理解してます)これはこれで、まだまだ役に立つとか。電磁波による観測と、重力波による観測は、お互い、出来ることと、出来ないことが被ってないようです。それに、天文台なんて、かなりの投資の産物。簡単には捨てられますまい💦

 

なかなか本題に入れない、重力波というトピック

相当難しいトピックなのでしょう、重力波とはなんぞや!?という説明をする前に、一般相対性理論だとか量子論だとかの前置きが長いこと、長いこと。しかし、ブルーバックスさんシリーズの本ですから、相当コンパクトにされているはず。いやぁー手強い。

ちなみに、先ほど「相当難しいトピックなのでしょう」と書きました。なぜなら、この辺りのトピックで、難易度の区別は、私には全く出来ませんので💦

でも、やっぱり、面白いトピックではありました😊

 

また、次回。

 

#重力波とはなにか

#ムーチューブ

#三上編集長

#アインシュタイン

#相対性理論

#ブルーバックス 

#ブラックホール