こんにちは、カタツムリ系です。
本シリーズの4作目。オカルト系ディープさを、益々深めていきます。菊姫という将軍の娘ながら、とにかくカオスなセレブと、眠狂四郎という暗い過去をもつ、とにかくカオスな輩(ヤカラ)の争いの始まり。
という、まさにカオスなワード満載の、本作。
【目次】
おすすめポイント
①黒ミサのエグさ
→一旦キリスト教の信仰を捨てた宣教師の荒み具合には、相当のものがあるようです。その反動か、今度は悪魔を崇拝することに。暗闇と血と悪魔への崇拝。それを黒ミサと呼ぶようです。エグい💦
②眠狂四郎の父のエグさ
→眠狂四郎は、そんな黒ミサの儀式を通した、この世に誕生したことが明かされます。転びバテレンと、武家の娘の間と子供。そりゃ、グレもします。エグい💦今で言う、毒親?!
③眠狂四郎の非情ぶりのエグさ
→義理と人情の江戸時代に、義理も人情もない眠狂四郎。彼の言う通り、斬ると言ったら斬る人です。エグい💦
トリセツ)
私こと、カタツムリ系的に「ここだ!」というところを、スナップ・ショット的にピック・アップしていきます。
なので、必ずしも、全体を丁寧に網羅しないことも💦
作品紹介
将軍の血を引く菊姫を利用して、大奥に麻薬を持ち込むことで将軍家の弱みをつかみ、密貿易での利益を目論む大奥医師と商人の備前屋。そのうち、菊姫が暴走し被害者は増えるばかり。一方、眠狂四郎の生まれを知るという、キリスト教徒のビルゼン志摩(シマ)という女性の存在が明らかになります。折からの幕府によるキリスト教弾圧の最中、彼女も狙われることに。幕府の追っ手を蹴散らした後、彼女と眠狂四郎とは対峙することに。
出典はアマゾンさん。
今回は越後屋(エチゴヤ)ではなく、備前焼(ビゼンヤ)
本シリーズに出てくる商人は多かれ少なかれ、例外なく悪いやつです。しかし、みな、賢く、そして、器が大きい。武士の時代が終わり、商人の時代が来ることを眠狂四郎も感じているようです。それはそれとして、越後屋ならぬ、備前屋のイヤラシイ商人根性は、悪役映えします。
座頭市で有名な勝新太郎さんも登場。ぽっちゃり💦
少林寺拳法を伝えた唐人(トウジン。中国人のこと)の子孫役。時に眠狂四郎の仲間で、時に眠狂四郎の敵に。存在感はあるのですが、今の感覚で言えば、ウエイトオーバーが甚だしく、目付きがイヤラシイ💦
出典はアマゾンさん。
期待に応えてくれる、眠狂四郎の世捨て人的な名セリフ
○眠狂四郎を頼って命がけで会いに来た男性が、眠狂四郎の出生の秘密を示唆した時に
→俺がこの世に生まれた謂れ(イワレ)など知りたくもない。
○なにやら不吉な予感がよぎった時には
→めでたい事に対する予感は一度も無いが、不吉なものはすぐ響くように、いつまにやら自身の六感を作っている
○通りすがりの怪しい祈祷師(キトウシ)が、眠狂四郎の不吉な運命を言い当てると
→明日のために今日を生きておらんから、運命など気にせん
菊姫との争いはこれで終わりません
菊姫はこれだけキャラが立った、徹底的な悪役。当然、ネクスト・バトルが用意されています。そんな、セカンド・ラウンドはこちら↓
眠狂四郎の非情さの締めくくり
家族の縁の薄い眠狂四郎の前に現れた、彼の出生を知るとビルゼン志摩。結局、彼女もそこそこ悪女でした。眠狂四郎は眠狂四郎ぶりを発揮し、愛刀の夢想正宗で、彼女をバッサリ。やっぱり、眠狂四郎は眠狂四郎でした。
#眠狂四郎女妖剣
#市川雷蔵
#チャンバラ
#荒野行動