カタツムリ系@エンタメ・レビュー (ポップ・サイエンスはデフォルト)

映画・本・動画といったエンタメのレビューを友人に語りかけるように書きためています。映画は、おすすめポイントと大好きなカットに焦点。本や動画でポピュラーサイエンスやオカルトをエンタメとしてカバーしているのも特徴。

【シャーロック 死を呼ぶ暗号】血の掟の匂いのする中国系闇組織。暗号とアクロバット的身体能力。ワトソンの癒しオーラ全開😊就活も💦

こんにちは、カタツムリ系です🐌  

シャーロック役のベネディクト・カンバーバッチさん。はまり役。なんだか、普段はシェークスピアの舞台なんかをこなしているような役者さんが急に、現代ドラマに登場した感じ。その分、ドラマに変な隙のない、キリッとした展開が途切れません。名演😊

今回の原作は「踊る人形」という短編と「恐怖の谷」という長編。個人的には原作を上回っていると感じています。

恐怖の谷 (新潮文庫)

恐怖の谷 (新潮文庫)

 

出典はアマゾンさん。

————————————————————————

【目次】

————————————————————————

 

おすすめポイント

①伝統的な中国茶。滋味を感じさせる陶器。色ツヤの深み。注がれるお茶の流れの流麗さ。

    →冒頭。ストーリーの中心人物となる女性の勤める博物館で、来館者向けの茶器の正しい取り扱い方のパフォーマンスがあります。本作品のストーリー展開とは直接関係ないのですが、あんまり華麗だったので💦

 

②伝統的なミステリーの保守本流の暗号が大きな役割。

    →中国古代文字の多様。今流行りの暗号アルゴリズムなどではない、アナログな情報。苦戦に苦戦のシャーロック。デジタルのナレッジより、包括的な知識の持ち主で、ヒラメキのある人間の独擅場。

 

③ワトソンの就活

    →好人物ワトソンの就活。軍医としてアフガニスタンに行った経歴ももち、街のお医者さんではつまらないのでは?と面接で聞かれます。実際はその通りなのですが、好人物を演じるマーティン・フリーマンさんは最高。

    

トリセツ)

私こと、カタツムリ系的に「ここだ!」というところを、スナップ・ショット的にピック・アップしていきます。

なので、必ずしも、全体を丁寧に網羅しないことも💦

 

作品紹介

投資銀行に不法侵入が。しかもセキュリティシステムをすり抜け、侵入記録をのこしていません。そして、解読不能な文字の殴り書き?が残されていたもの。その銀行に勤め、シャーロックと大学時代の同級生から、依頼があります。

不法侵入というスタートでしたが、殺人事件に発展し、しかも、先の解読不能な文字が暗号として機能しているよう。

事件解明を続けていくうち、国際的な密輸組織の関与も明らかとなり、謎は深まり、そしてわがシャーロックと間違われて誘拐されることに。

さらに、その大事件は、もっと大きな企みの一翼を担うものであることが、おぼろげながら明らかになります。

 出典はアマゾンさん。

 

ワトソン役のマーティン・フリーマンさんのコミカルさが徐々に。セルフレジとの格闘

まじめだが、長らく実社会の生活から遠ざかっていたワトソンが、スーパーのセルフレジにいいようにあしらわれます。先の就活のシーン同様、ワトソンを演じるマーティン・フリーマンさんの好人物像による好感の嵐。ホンワカしているものの、スキのない演技。もうひとヒネリ加えれば、お笑いの一人コントとしても通用しそうなほど、リアリティを追求されてます。

 

高機能社会不適合者シャーロックがワトソンのPCを勝手に拝借

ワトソンが文句を言うと、逆にパスワードの設定の甘さを叱るシャーロック。そうでした。シャーロックは高機能社会不適合者。まともなやりとりは期待してはいけません。ちなみに、シャーロックによれば、「変質者」とは違うとか。じゃあ、ぱっと見は、両者は近いようですね。

 

ワトソンの厨二的デートのハッピー感

名探偵シャーロックホームズの物語なのに、名優が多いせいか、メインのストーリーとは別のパーツに関心が向いてしまいます。ワトソンも、もう、それなりに苦労した中年男。しかし、初めて女の子とデートをするかのような初々しい男の子のような立ち振る舞いは、みんなを幸せな気分にしそう😊

 

血の掟を徹底する中国・国際密輸組織

一旦組織に所属すれば、もう、足抜けはできないと言う鉄の掟。逃げた者には、時効なく、血縁など無関係に、処罰が下ります。この血の掟をもつ中国系組織がシャーロックの相手。

 

黒幕「M」

組織は、大損をただちに穴埋めする必要性にかられた投資銀行家に、密輸を請け負わせることで、リスクなく目当ての宝物を獲得する狙い。しかし、その狙いをシャーロックに阻まれた組織は彼を排除しようとしますが、これも失敗に。組織のトップは(実はホンモノのトップではなく)その報告をしているシーンが挿入されます。そして、すぐ死に追いやられます。これは、シャーロックのさらなる大きな敵の出現の序奏でした。

 

また、次回。

 

#シャーロック

#ワトソン

#死の暗号

#中国茶陶器

#就活