こんにちは、カタツムリ系です🐌
江戸末期を舞台にした本シリーズ。眠狂四郎が狂っているのか、世間がどうかしているのか、勢力争いも、オカルトも、剣術も、非情さも、たまに見え隠れする人情も、まるでカオス💦 当時のお年寄りも、きっと「昔は良かった」と嘆いているのでは💦
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【目次】
- おすすめポイント
- 作品紹介
- ようやく内容とマッチするタイトル
- 殺陣(タテ)の充実。殺陣の感動。
- 今回はセリフのキレを感じる少なめながら、映像のオーラはダントツ💦
- ラストシーン。少年との別れ。ちょっと寂しく、でもジメジメしない。
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おすすめポイント
①ニヒルでシニカルな眠狂四郎。しかし、けなげな少年には弱い。
→とある市井(シセイ)の 民家に匿われ、育てられた元気な男の子。
実は、大名家の跡取り。愚痴も言わず、弱音も吐かずけなげに一年前の大工を目指しています。なんだかロジカルに彼を守る口実をとうとうと述べる眠狂四郎ですが、けなげな少年にはイチコロ💦
②CGを超える悪魔崇拝のオーラ
→暗闇。太いロウソク。黒い装束(シヨウゾク)。痩せて骨ばった顔つきが迫力の南蛮人(ナンバンジン)が、悪魔をたたえます。
このオーラ。ちょとしたCGでは、勝てないと思います。
③眠狂四郎を仇(カタキ)と付け狙う女性の姿勢の良さ
→江戸の粋(イキ)とでも言うのでしょうか。着物の着こなしも含め、背筋のピンと張った身のこなし。イナセ😊
トリセツ)
私こと、カタツムリ系的に「ここだ!」というところを、スナップ・ショット的にピック・アップしていきます。
なので、必ずしも、全体を丁寧に網羅しないことも💦
作品紹介
大名家の跡継ぎを巡って、勢力争いの絶えない岩代(イワシロ)藩。ゆえあって身を隠している、血縁の鶴丸(ツルマル)の命を一旦は奪おうとし、次いで、お城に次期大名として迎えようとします。そんな、お家騒動に一枚噛んだ眠狂四郎。鶴丸を守るために、バッタバッタと悪人を斬ります。
出典はアマゾンさん。
ようやく内容とマッチするタイトル
女妖剣、殺法帖、円月斬りなどなど。どれも、それぞれの作品のオーラは表せていますが、内容とは無関係。しかし、今回の魔性剣。内容もオーラも「魔性」。そして「剣」。言い得て妙😊
殺陣(タテ)の充実。殺陣の感動。
眠狂四郎の必殺技「円月殺法」は毎回の見せ場。今回は意識的に、殺陣シーンの充実を目指したのか、どれも、いつも以上に鋭く、そして緊張感のある闘いのさまが見て取れます。こらはこれで、本編の内容とは独立して楽しめます。
今回はセリフのキレを感じる少なめながら、映像のオーラはダントツ💦
暗闇。非情。カオス。官能。
本シリーズには、いつも流れているメイン・テーマですが、その濃さ。その深さ。本シリーズでも、ダントツと感じます。あと、もしかしたら、本作はシリーズ中、第6作目。製作陣も役者陣も、眠狂四郎テイストを完全に自分のものにする事が出来、彼らの充実の表れかも💦
ラストシーン。少年との別れ。ちょっと寂しく、でもジメジメしない。
今回の騒動が一段落し、お家騒動から解放された、少年・鶴松。しかし、これからは一人で生きていかなければならぬ羽目に。もちろん、眠狂四郎も生涯独り身の男。言葉少なく、そして、ちょっと儚く、でもジメジメしないラストシーン。抑制された思いが、なかなか味わい深いです😊
また、次回。
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