カタツムリ系@エンタメ・レビュー (ポップ・サイエンスはデフォルト)

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ジブリのイチオシ。ちょっとキザな永遠の厨二男子【紅の豚】元・イケメン、現・ブサメンの恋の物語

こんにちは、カタツムリ系です🐌

言わずと知れたジブリ作品。

一方、「くれないのぶた」という、語感的には、そんなにぱっとしない、この作品。

ジブリさんらしくない?!、如何にも狙った感のある、このタイトル。

とはいえ、私の中では、ジブリ作品中ナンバーワンなのです。ジブリは永遠ですね。

念のためですが、ジブリ作品、ナウシカを皮切りにけっこう観てます。それを踏まえての「くれないのぶた」讃歌😊

風の谷のナウシカ [DVD]

出典はアマゾンさん。

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【目次】

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今のジブリも凄いが昔のジブリも手強い

今のジブリは、テレビをはじめとする露出具合や、映画の興行成績はたしかに凄いです。

でも、ひっそり(とは言え、以前から十分人気ありましたが)と、ジブリが良質な作品を輩出し続けていた時期も見逃せません。

その、静かな時代のジブリの代表。「紅の豚」。

 

作品紹介

ある事情で豚に変身した天才飛行士が愛を取り戻そうとするストーリー。

ジブリにはよくあるパターン(だと私は思っているの)ですが、シナリオ自体に、大きなヒネリはありません。ストレートな純愛もの。骨太のコンセプトと画で魅せるジブリさん。変化球は不要です😊

紅の豚 [DVD]

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出典はアマゾンさん。

しかし、「メンタルな理由」で豚に変身するというのは、ジブリ作品の中でも、かなり無理のある設定と感じるのは私だけでしょうか。もちほん、ディズニーの美女と野獣のような例もあり、あれは無理なく受け入れられたのですが💦

美女と野獣 (字幕版)

出典はアマゾンさん。

 

ジブリさんらしかぬバクチ的なタイトル

くれないのぶた

んー。かつて、作画だけでなく、タイトルも、変に狙わずシンプルかつ丁寧だったジブリさんなのに。例えば、

などなど。キラ星のごとく光る作品群😊なのに、ジブリさん、どうされましたか💦

ちなみに、作品の舞台であるイタリアの言葉では、ポルコ・ロッソ。

微妙に格好いい。

本作品のタイトルは、イタリア語の響きの良さで決められたのではなかろうかと、ジブリさんのネーミング動機を疑ってます(ま、それはそれで文句を言う筋合いはないのですが)

 

 キャッチコピー

「飛べない豚は、ただの豚だ」というキャッチコピー。

んー。ジブリさん、どうされましたか💦

先ほどのタイトル同様、ジブリさんらしからぬ、雑さが感じられます。

絵のヘタウマのように、意図的にハズしているのでしょうか。ジブリさんが、ヘタウマ?!

どうして?

これでいいのか?

しかし、こういったテイストの設定やタイトルは、ジブリ作品で、二度と見かけることはなかったののも確かジブリさんも、しくじったと後悔されている?!

 

キザな男の復権?!

飛べないなんとかっていうキャッチコピーの良し悪しはともかく、キザな男は、実は格好いいのだよ、と訴えているかのよう。

ここでは草食系の居場所はありません。

もちろん、ストレートにそれをやると時代錯誤なので、すこしコミカルな豚に託したのかなぁ?ここは、ジブリさんらしい、可愛らしい工夫😊

ちなみにキザと言っても、見かけの格好つけでなく、自分の信条に従い、やせ我慢する男のこと。ナウシカはじめ、自分に忠実な主人公はジブリの伝統😊

 

飛行艇時代のテクノロジーの格好いいこと!!

紅の豚 サボイアS.21F ペーパーシアター

紅の豚 サボイアS.21F ペーパーシアター

 

出典はアマゾンさん。

作品の舞台となる時代の最新戦闘機サポイアS.21Fなどなど。

名前もいい。

聞くところによると、宮崎駿さんはテクノロジーファンだけど、ITテクノロジーには愛着なかったよう。

手を汚す必要のある、手で実感できる工業系の技術のファンだったとか。

プラモデルあたりを愛する、実直な元・男の子がつくりあげた作品なのです。この辺りも、まさにジブリ作品の魅力と言えましょう。

関連記事↓

 

女の子主役じゃないとダメ?!

でも、この作品、ジブリ作品なの中でも、人気上位じゃないですよね。

ジブリの伝統?である、女の子が主役という王道が踏襲されていないから?

もちろん、ジブリ作品の女の子は、びっくりするほど、可愛いですが。

 

連想させる作品

カサブランカ (字幕版)
 

出典はアマゾンさん。

言わずと知れた、キザな男を賛美するハンフリー・ボガード主演、カサブランカ

まぁ、ジブリ側としても、作り手として意識されてたでしょうね。

あと、どうしても、こんホンワカ感は新海誠監督の作品を思い出します。「君の名は」↓

君の名は。

出典はアマゾンさん。

まぁ、時系列から言って、新海監督の、ジブリ作品へのオマージュといったところでしょうか。

そして新海監督に触れた関連記事もご参考まで↓新海監督に関係の深い「ムー」まわりのお話😊

 

結論

私は、紅の豚大好きです。

 

また、次回

 

#ジブリ

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