カタツムリ系@エンタメ・レビュー (ポップ・サイエンスはデフォルト)

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80年代とはマイケルジャクソンのこと【バック・トゥー・ザ・フューチャー PART2】スリラーPVの破壊力

こんにちは、カタツムリ系です🐌

「80年代」という言葉、日本では「バブル」とともに、よく話題にされてきました。もっとも、80年代=バブルは日本の話で、アメリカで景気が良くなる時期は、ずれているようです。この映画↓では、そんな80年代のアメリカ事情を反映してか、そんなに派手派手なシーンは出てきません。

それでも、「エイティーズ(80年代)」という表現はよく耳にしました。しかも、ド派手なアーティストの多い80年代。その多くは、マイケルジャクソンと一緒に。いまだと、マイケルジャクソンといえば、「This Is It」↓が有名ですが

マイケル・ジャクソン This Is It (字幕版)

もっとも有名な映像は「スリラー」。そのプロモーションビデオ↓。80年代における、音楽と映像の革命的な出来栄えだとか。

この80年代という時代を代表する「ザ・80年代」のアーティストの映像。聴かさせるし、魅せます。

ちなみに、このプロモーションビデオをのYouTube上の再生回数は6.1億回。もっとも、この80年代のヒーローの映像です。不思議でもなんでもない💦

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【目次】

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作品紹介

エレキギターとスニーカーとスケボーをこよなく愛するという、80年代を代表する(正確には、80年代には、ありがちな)高校生マーティン。

前作では、盟友であるドクが発明したタイムマシンの機能をもつ車、通称「デロリアン」で、80年代から過去(1955年)にいったばかり。そこで、若い時分の両親をサポートし、歴史を変化させることなく、無事、二人を結びつけます。

今回は未来(2015年)。

なんと、マーティンの息子が問題を起こすのだとか。そんな息子を救うために80年代から21世紀にタイムトリップするマーティン。しかし、未来で手に入れたスポーツ年鑑(マーティンのいる80年代から見れば未来のスポーツ試合の結果一覧)が問題になります。まさしく、歴史を変えかねない大変化を。

 出典はアマゾンさん。

 

楽しみ方はスターウォーズとも共通!?

時空を超えるストーリーなので、話が過去や未来に目まぐるしく飛びます。

昨今、珍しくないことかもしれませんが微妙につじつまが合ってます💦

前作のシーンを別角度から見せたりして。

マーティンが、往年のロック歌手チャック・ベリー↓の「イカした」コピーを演奏する場面とか。

ベスト・オブ・チャック・ベリー

出典はアマゾンさん。

もっとも、このアーティストは80年代ではなく、もっと以前に活躍。しかし、80年代でも、かなりのリスペクトを受けていたそうです。

ちょっとチャック・ベリーさんの紹介↓

こんな風に、前作のストーリーとも絡むとところあって、ぼんやり スターウォーズ楽しみ方と似ている気もします。

80年代というと勢いで押すイメージしかありませんが、スピルバーグという製作者の性格なのか、ディテールの整合性は万全。このあたりは、80年代を代表する作品の、80年代らしくない作品💦

 

結局、あなたたちが災難のもと?!

主人公の、超普通人間マーティンとそうは見えないが、超優秀科学者ドクの二人が、時間と場所を超えて活躍するのは確か。

でも、普通のヒーローものとは違います。

基本、彼らのとった行動が原因で騒動が起こります。

この自らタネを蒔いた問題点で始まるドタバタ劇、80年代ぽい。イケイケの時代なのに、この冴えない感、80年代ぽい。まるで、ダイハード↓

ダイ・ハード (字幕版) 

出典はアマゾンさん。

なので、彼らの行動は、自分たちの失敗の穴埋めとか、火消し、みたいな話ばかり。

もちろん、歴史がむやみに書き換えられて下手すると銀河系がなくなったりすることを懸念するドクの言葉もあります。急に放り込まれる、ここらあたりの科学的トピックは80年代らしくない冷静さ💦

ドクは、マーティンに友情を感じていることと 、彼の豊富な好奇心の暴発で、マーティン以上に爆走します。勢いのあるマッドサイエンティスト。80年代ぽい。もっと昔かなぁ?!ジキルとハイド↓みたいな。

ジキル&ハイド (字幕版)

出典はアマゾンさん。

まさに、未来のドタバタ茶番劇。といっても、そこは80年代から見た未来=2015年。もう追い越してますが💦

そんなドタバタ劇、昔風に言えば、お騒がせコンビ💦💦昭和の匂いがプンプン。

 

マーティンの家族関係の維持はコストかかり過ぎ

時空を超え、天才科学者ドクの能力を駆使し、歴史を書き換えることで銀河系、下手すると宇宙の滅亡の危機を賭してまで、なんとかしようとするのがこの映画。

でも、目指すのは、宇宙人平和でも世界正義でもなく、マーティンの家族の平和。ここでは、80年代では、現代的コンプライアンス感はありませんね。費用対効果の無視。80年代ぽい。

マーティンの家族の維持には、恐ろしくコストがかかります。

まったくPDCAを回せていない家族です。

それも、比較的、俗っぽい原因ばっかり。

 

最近「スピルバーグ作」という売り文句を聞きません

もう、殿堂入りということなんでしょうか。

ジョージ・ルーカスもしかり。

スターウォーズの名物プロデューサーと名物監督。

80年代は遠い昔。もう、彼らも息切れかも💦

文句は垂れつつパート3も見ることに

芸人さんの気持ちわかるかも。

一番のポイントは、見飽きないことか?! 

  • 冴えないけど
  • 憎めない主人公が
  • いつもドタバタして
  • 暴走して
  • しかし、ハッピーエンド

な、80年代的ストーリーの組み立てが好みなのかも。

まぁ、私も嫌いじゃありません💦

 

また、次回。

 

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