カタツムリ系@エンタメ・レビュー (ポップ・サイエンスはデフォルト)

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本能のスナイパー伝説復活【山猫は眠らない2】人としてより、兵士としての死を望む男。秘められた、もう1つの使命。時折、いいヤツ。

こんにちは、カタツムリ系です🐌

前作では、多少、ツンデレな部分も見せた、トム・ベレンジャー演じる、少しくたびれた?!ベケット上級曹長

今回は、さらに、老いが彼を苦しめます。

しかし、そこは、歴戦の勇士ベケット。生まれながらの兵士の底力を見せつけます。

邦題のサブタイトルも「狙撃手の掟」。

前回の記事↓

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【目次】

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おすすめポイント

①生まれながらの兵士。生まれながらのスナイパー。そして、浪花節

    →任務の重要性から、腕の良さを買われて

        死刑囚であるにもかかわらず、一旦刑務所

        を出たコールは、ベケット上級曹長

        パートナーとなります。

        パートナーだけに、命を預けることもある

        でしょう。多少なりともお互いに仲良く

        しておきたいところ💦

        しかし、ベケットは全く興味なし。コール

        も苦笑いしてベケットが生粋のスナイパー

        であると認めます。

        でも、そこはツンデレベケット。あとで

         浪花節も見せてくれます💦

セルビア現地連絡員ソフィアの凛々しさとキュートさ

    →スラブ系ゆえか、柔らかい顔立ち。

        そして、使命感もあり、聡明。

        かなりキュートですよ😊

        ベケット仏頂面の、お口直しに。

③どうやら、当時の東欧の民主化の波がモデル?!

    →当時はコソボ紛争という、東欧で起こった

       混乱が世界中で注目されたよう。その過程

       で、東欧の独裁者にも焦点が。

       この作品で、民主化の中心人物で重要な        

       存在となるパヴェルという作家が登場しま

       す。チェコの劇作家という設定ですが、

       似たような経歴を持つ、実在のハベル

       大統領の名前に、かなり寄せています。

       本作品公開当時は、さぞ、ビビッドだった

       ことでしょう。今や歴史上の事件。

コソボ紛争(コソボふんそう)とは - コトバンク

 

トリセツ)

私こと、カタツムリ系的に「ここだ!」というところを、スナップ・ショット的にピック・アップしていきます。

なので、必ずしも、全体を丁寧に網羅しないことも💦

 

作品紹介  

生き甲斐なく時間を持て余す、かつての歴戦の勇士ベケット上級曹長

そんなベケットの射撃の腕を見込んで、CIAは過酷な任務を押し付けます。

ベケットは、腕の立つ死刑囚コールとセルビアに向かい、不可能に近い任務に取り組みます。

任務が成功したかと思いきや、コールが易々と敵の手中に捕らえられます。

いつもは厳しく接しつつ、そんなミス?!を簡単におかしてしまうコールを見捨てられないベケットはグングン、死地に引き寄せられ、苦しい戦いを強いられることに。

出典はアマゾンさん。

 

高圧的なCIA局員

彼にとっては、遊びのような仕事しかない現状。とは言え、目の不調から、軍隊への復帰は叶わず、腐っているベケット

そこに任務の件で、CIA局員が、海兵隊員とともに、ベケットの前に。

いわゆる慇懃無礼(インギンプレイ) 系の彼ら。

変に同情されるより、孤高のベケットを死地に誘うには、おあつらえ向きの彼ら。

受けて立つベケットは美しい。

慇懃無礼(インギンブレイ)とは - コトバンク

 

生まれがらの兵士にとっての階級とは

慇懃無礼なCIA局員は、任務を引き受けてくれれば、望むものはなんでも与えようという気前の良さ。

要は、とっても危険なので、ほぼ生きて帰ってこれないという判断らしい。だから、いくら気前良くても、懐は傷まないよう。

それでも、生まれながらの兵士ベケットは受けてたちます。条件として提示したのは、退役前の、上級曹長という階級への復帰のみ。「そんなものと思うだろうが」とベケットは付け加えます。

生まれながらの兵士ゆえの、ストイックなケジメの付け方。

 

ストレートな、このシリーズにしては、意外な伏線

ターゲットを仕留め、追っ手から逃げようとしている過程で、パートナーのコールが簡単に捕まってしまいます。

そんな間抜けなしくじりは、歴戦の勇士なら、許せないこともあるでしょう。

しかしツンデレベケット

迷わず救出に向かいます。

そこで明らかになる、ベケットには伏せられた

もう一つの任務。

ネタバレになるので控えますが、この展開はかなりスリリング。

 

また、次回。

 

#山猫は眠らない

#トム・ベレンジャー

#東欧

#セルビア

#スナイパー