こんにちは、カタツムリ系です🐌
わたしのお気に入りのブルーバックス。
2000タイトルを突破した科学系新書「ブルーバックス」、編集長が忘れられない3作品 | ブクログ通信
その中でも、特にお気に入りの著者、物理モンスターの都築卓司先生。既にお亡くなりになられているようですが、とても残念。
とは言え、先生の著書は、ビギナー・フレンドリーと言うには程遠く、何度も読み返した記憶が。まぁ、都築先生の本、一度で分かろうとするのが、わたしには、ドダイ、無理そう。かつて、かなり楽しんだ次の書籍↓も、 なかなか手強かったです💦
新装版 四次元の世界―超空間から相対性理論へ (ブルーバックス)
- 作者: 都筑卓司
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/08/20
- メディア: 新書
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いずれも出典はアマゾンさん。
そんな覚悟は念頭に置きつつ、取り組む本は「マクスウェルの悪魔」↓。
新装版 マックスウェルの悪魔―確率から物理学へ (ブルーバックス)
- 作者: 都筑卓司
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/09/20
- メディア: 新書
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出典はアマゾンさん。
なにより、タイトルが素敵。マクスウェルという電磁気学の立役者で、かなりのレジェンド。しかも貴族出身のかなりのセレブ。優雅な立ち振る舞いでもあったらしく、そんな人の関わる「悪魔」。読むしかありません💦
ちなみに、従来、電磁気学に関する書籍の記事化を行ってきましたが、その一例↓
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【目次】
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まず、マクスウェルの悪魔という言葉
ちょっと気の利いたネーミングだとおもったら、そもそも、昔からある言葉らしいのです。
マクスウェルの悪魔(マクスウェルノアクマ)とは - コトバンク
わたしなり調べはしたものの、完全に分かったとはとても言えないので、概略だけを。
- 熱力学第二法則で「熱は高温から低温に移動し、その逆は起こらない」というのがあります↓
- しかし、分子レベルでしっかり観測できる「悪魔」がいれば、ちょっとした工夫で、自発的に低温→高温になるように、熱は移動できる可能性がある↓
- これは、熱力学第二法則と矛盾!
熱力学第二法則(ねつりきがくだいにほうそく)とは - コトバンク
何が問題なのか
まぁ、気軽に、冷たい水が沸騰されたりすると、焦りはします💦アインシュタインから始まる?「思考実験」という頭の中だけでの仮説なら、そんなに害にならないのではないか、と素朴に思う次第。
しかし、このマクスウェルの悪魔を認めると、「可逆性」を認めることにつながるのだとか。可逆性というと、あまりピンときませんが、
- 時間が逆戻りしたり
- グラスからこぼれたワインが、もとのままグラスに戻り、汚れた絨毯も元に戻る
可能性にもつながるのだとか。これは大問題💦(ここまではマクスウェルさんも言ってないような気もします言💦)
とは言え、マクスウェルの悪魔に言及しつつ、時間の巻き戻しに関する記事もチラホラ。ご参考まで↓
矛盾を指摘しようとすると、なぜか、皮肉っぽくなるものなのでしょうか
とは言え、いくら「思考実験」とは言え、分子の動きをつぶさに観測できる悪魔という設定なんて、なんかスカされた感があります。こんなことを言うのは、やはり、素人考えなんでしょうか。
そう言えば、量子力学の無茶苦茶な大前提(=観測対象は、観測されるまで、そこにあるかどうかは分からない)を皮肉った、例のシュレディンガーの猫に似ています💦「シュレディンガーの猫」と「マクスウェルの悪魔」の親戚具合😊
シュレーディンガーの猫(しゅれーでぃんがーのねこ)とは - コトバンク
最後に
たんに私が不勉強であっただけにせよ、なんとも、大きな問題が隠れていたものですね。
サイエンス系の動画はよく見るのですが、この「マクスウェルの悪魔」というトピック、真っ先に取り上げられてもおかしくないほどのパワーあるように思いますが、一度もお目にかかりませんでした。
また、次回。
#都築卓司