こんにちは、カタツムリ系です🐌
タイトルもズバリ「マルチバース」。量子力学による、物質は粒子にして波動であるという、真剣には聞いていられないような原則から出発して(シュレディンガーの猫は死んでいるし、生きてもいるみたいなエピソードも、最初は聞いていられなかった💦)宇宙は一つではなく、いくつもあり、そして、生まれ続けているのだ!威勢良くと宣言されていたのは楽しかった!しかも、それを基礎付ける理屈が「超弦理論」という、またまた、ふざけたかのようなネーミングも、そんなリラックスムードを助けてくれていました。 しかし、いろいろ、読み進めていくと、どれも、戯れではなく、昔からの物理的アプローチで対処された問題も多く、超弦理論に至っては、かなりの度合いで、数学的に積み上げられた議論であることが判明。気楽さが変えつつある点、かえってイメージダウン⤵️。💦。しかし、トピックとしての面白さは減らないので、数学先行だからと言って毛嫌いせず、気楽に追って行く予定です↓💦でも、数学色が薄まるといいなぁ、と💦
マルチバース宇宙論入門 私たちはなぜ〈この宇宙〉にいるのか (星海社新書)
- 作者: 野村泰紀
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/07/27
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (3件) を見る
出典はアマゾンさん。
関連記事です↓
————————————————————————
【目次】
- 量子のゆらぎ、というよく分からないワード。せめてイメージだけでも。
- マルチバース宇宙論の怪しさ?正当さ!
- ビッグバンの時代から量子力学効果
- 量子ゆらぎというと、如何にも曖昧そうですが、かなり几帳面な量子ゆらぎ
- 物質と反物質というトピック
- 最後に
————————————————————————
量子のゆらぎ、というよく分からないワード。せめてイメージだけでも。
本書でも頻出💦また、他にも量子力学の本を紐解くと、よく「(量子の)ゆらぎ」という表現を見かけます。ざっくり読むと
- 量子のもつエネルギーが絶えず変化すること
- しかも、そんなエネルギーの状態は、一つではなく、重なり合っている
ということらしい。要は、行儀よくじっとしていないということか?!この説明の正誤、そして、説明が正しかったとして、きちんと理解しているかは、まるで自信がありませんが、とりあえずは、「量子のゆらぎ」をイメージする第一歩にしたいと思います💦
マルチバース宇宙論の怪しさ?正当さ!
P-7
我々の宇宙を超えるような壮大な宇宙を扱う理論というのは、本当に科学理論と言えるのだろうなという疑問を考える(中略)マルチバース描像に至る理論は完全に伝統的な科学の手法の上にあること(中略)一見原理的に検証不可能であると思われるマルチバース理論が実はそうでないこと
なんと!マルチバース理論はとても由緒正しい、北斗神拳の一子相伝のような正当の後継ぎなのですね。では、このマルチバースをめぐる騒ぎは、単なる権力争いなのか💦
ビッグバンの時代から量子力学効果
P-3
ビッグバン以前のインフレーションと呼ばれる、我々の宇宙が誕生して10のマイナス30乗秒後くらいまでの時期に、量子力学的効果(素粒子の世界ては、粒子は一つの場所に存在せず同時に様々な場所に確率的に存在するという効果)によって生じたということを、かなりの自信をもって述べることができる
そういう意味では、ニュートンの万有引力より、こちらが先輩のようです。正当な後継であり、かつ、ニュートンの万有引力より先輩かぁ。こちらの時系列も、こんがらがっています💦
量子ゆらぎというと、如何にも曖昧そうですが、かなり几帳面な量子ゆらぎ
P-24
宇宙は大きなスケールでほぼ一様に見える(中略)この一様性は初期の宇宙ではより著しいものであった(中略)詳細な観測により、この時代の宇宙がたった十万分の一程度の密度ゆらぎしかない完全に一様なのかスープなような状態であったことを知っている
例えばポタージュスープをイメージしても、そのレベルでよくかき混ぜることはできなさそう。几帳面であり、ゆらぎがち。要はツンデレのようです💦
ちなみに、その高度に一様な状態でも十万分の一レベル程度だけ密度の高い領域は重力により多くの物質を引きつけ高密度になり、密度の低い領域は低密度に。
P-25
この重力による不安定性の結果が、我々の知る銀河団、銀河、恒星なのである
しかし、まぁ、なんと緻密なストーリー展開なことでしょう。
物質と反物質というトピック
そもそも、反物質というのは、よくわからないですが、とりあえず、進めます。
P-34
初期の超高温高密の宇宙で起こったもう一つの重要な出来事は、現在我々が見ているようか物質が反物質に比べて優勢の世界が作られたことである
ということは、反物質はなにか有害なもの?
P-34
反物質とは、全ての粒子に対して存在する、質量が同じでそれ以外の性質が正反対の粒子(中略)これらの反物質は、ある意味「マイナス」の物質のようなものである。例えば、反物質が対応する物質と出会うと、対(ツイ)消滅という現象を起こして共に消えてしまう
本当にSF映画のようなことが存在するのですね。
最後に
ムー的には、この物質・反物質は面白くないはずがありません💦次回以降掘り下げます😉
また、次回。
#物質反物質