こんにちは、カタツムリ系です🐌
世にも奇妙な物語テイストのオープニングが終了し、ようやく、本題に入ります。アインシュタインの相対性理論なんかも顔を出したりして、スッチャカメッチャカです💦特に、アインシュタインが宇宙の最高速度に指定した光速を、あっさり追い抜いてしまう「光速超え」。こんなケースが、チラホラ顔を出します。色々、不都合です💦
量子力学の解釈問題―実験が示唆する「多世界」の実在 (ブルーバックス)
- 作者: コリン・ブルース,和田純夫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/05/21
- メディア: 新書
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量子の世界の奇妙さのまとめ
P-46
量子の世界の概念的な難しさ、と言われているものはどこにあるのだろうか?(中略)2スリット実験、ハイゼンベルグの不確定性、そしてあの恐るべき「状態の収縮」さえも、少なくとも現在の実験装置では、直接、測定できない、ある量を持ち込むことによって説明する方法
こうストレートに書かれると、ハッとしますね。
- 2スリット実験→モノは、粒子と波の二重性をもつ
- ハイゼンベルグの不確定性→粒子の位置と運動量は、両方とも正確にとらえることはできない
- 状態の収縮→普段は、波であるのに、われわが観測すると、急にギュッと収縮して、一つもモノになって見える
これらはすべて、誰にも観測できない、すなわち、正しいかどうかはわからないコンセプトが中心的な役割を果たしているのですね。細くて、ぶらぶら揺れる吊り橋の上にでも、歩くようなイメージ。ちなみに
P-47
この仮想上の量を、専門用語では「隠れた局所変数」という
ネーミングは格好いい💦
不気味なリンク
P-55
エンタングルした粒子間で情報が超光速で伝わるという「不気味なリンク(spooky link)」
エンタングルは日本語だと「もつれ」と呼ばれています。これでは、なにが分かったわけでもないですが「不気味なリンク」というと、どこかしっくりきます。そして、光速を超えるとか。どんなに距離が離れていても、一瞬に情報が伝わる!でも、これは、かのアインシュタインの特殊相対性理論が、宇宙の速度制限を光速にしているので、なかなかに都合が悪いのです💦しかし、実験結果で、その正しさが確かめられているとか↓。
P-103
現在では実現は何回も繰り返され、疑問の余地はない。長距離でもエンタングルメントという意味でも非局所性は現実であり、アインシュタインは誤っていた。
宇宙の速度制限を破っている他の例
そういえば、宇宙の年齢は138億歳なんですが、うちの広さは470億光年だとか。これも、光速という宇宙の制限速度を守らないのですが(470億光年➗138億歳=3.4光年。要は、宇宙は光速の三倍以上のスピードで膨張しているのです)、これは物質や原子ではないので、速度制限違反を許してもらえるのだとか。
宇宙の不思議『数字』↓
でも、ここでは、ただ、光速を超えてしまうのだが、困った?!しか書かれてありません💦
光速より速いものがあると色々不都合な理由
本書では、列車🚃を使って説明ありますが、ちょっとややこしいので、他の本で見たロケットの例をここで挙げてみます。
<前提>
- 光速の二倍のロケット
- 光速で1時間の距離のA星が目的地(従って、A星には、30分で到着)
<思考実験>
午前0:30
- 午前0:00地球発のロケットの位置→A星到着の到着と仮定
- ロケット@A星から見える地球→地球を1時間前に出発した可視光線が伝える(すなわち、昨日の午後11:30の地球。なんと、ロケット出発前💦)
午前1:00
- 午前0:00地球出発のロケットの位置→A星待機
- ロケット@A星から見える地球→地球を1時間前に出発した可視光線(午前0:00の地球。なんと、地球出発時点)
<と、すると>
この光速の二倍のスピードをもつロケット🚀に乗ったパイロットは、
- A星において
- A星に向けて出発しようとする地球にいる自分
を見ることになります。これは、おそらく、タイムトラベルの範疇では?!たしかに、不都合そう💦
最後に
いつも分かったような、分からないような気分を味わう訳ですが、今回は、その度合いが甚だしい。あー、月刊ムーでも読んで、頭をすっきりさせたい💦ちなみに、ムーさんは、組織上は、学研さんから独立?!分離されたとか。ホームページ見ると、なんだか、投資会社さんが絡んだ組織改編のようです。
今月号↓
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