こんにちは、カタツムリ系です🐌
いきなり、そのI.Qの高さを素人にも伝えることのできる(もしくは、I.Qの高さが漏れ出てしまう💦)ペンローズさん。難解と思われている相対性理論も量子論も、彼にとっては、単なるステップにしか過ぎないように見えます。そんな新しい世界を見せてくれるペンローズさん。ペンローズさんご本人の著書ではないけれど(まぁ、そんなのは、難しすぎる恐れもありますし💦)どんどん本書↓を進めます😊
ペンローズのねじれた四次元〈増補新版〉 時空はいかにして生まれたのか (ブルーバックス)
- 作者: 竹内薫
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/12/14
- メディア: 新書
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出典はアマゾンさん。
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【目次】
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特異点の話し
この特異点というトピックはよく目にします。とりあえず、ゼロ以外の数字ならゼロで割ると(高校までだと、そんな計算は成り立たないといって却下されそうですが)無限大になりますが、そんなポイントを指すのだとか。さらに特異点の特徴を見てみると
P-102
特異点というのは、簡単に言うと、温度無限大、圧力無限大、大きさゼロの地点のこと
なんか、言葉はあっても、実体がちっともイメージできません💦
P-102
特異点は恐ろしい場所だ。なせなら、そこに足を踏み込んだ人間は、無限大の温度に焼かれ、無限大の圧力に押し潰され、それどころか分子も分解して、原子さえも分解して、単なるエネルギーの塊と化すからである
なんたはなく、その終末的ニュアンスから、北斗の拳に出てくる世紀末的な世界💦もちろん、北斗の拳の世界でも、温度も圧力も無限大までにはなつていませんが💦
P-101
そんな数式の答えが無限大になるようなものは、使い勝手悪そうですが💦
P-102
一般相対論では、空間か曲がっていることと質量か存在することは同じである。太陽は重いから、太陽のある場所は凹んでいる。その曲がり方のことを「曲率」というわけだが、特異点は重すぎて、その曲率が無限大のような点のことをいうのである。
曲率が無限大?もう、日本語として成立してなさそう💦もしくは、ペンローズさんに日本語な追いついていない⁉️
しかし、急に?ちゃんとした?事を言いはじめるペンローズさん。
P-102
確かに、ビッグバン宇宙の初めや、ブラックホールの真ん中には、特異点が存在する。だが、それは、均一で等方という宇宙論の仮定や、完全な球形というブラックホールの仮定が、あまりに人工的すぎるから、たまたま生じた数学的な幻想に違いない。
なんと!特異点なんて「数学的な幻想」と言い切ってます。楽しくないですか?理由は言えませんが、なんか賛成したい気分😊さらに続けます。
P-103
実在する物理世界は、完全に均一で等方的ではないし、星が潰れてブラックホールになる場合も、完全な球形ではありえないから、実際には特異点はしようじないであろう
あれ!急に地に足のついたかのようなコメント。月刊ムー愛好家ですから、エッジの効いたコメントは歓迎ですが、あまりに地に足のついたロジックには、物足りなさを感じるもの。しかし、このペンローズさんには、静かな説得力が💦しかも天才同士は分かり合えるのか、
P-105
ホーキングは、ペンローズの一般的な定理を、宇宙論という特定の分野に当てはめてみた。そして、宇宙が透明になる前の状況を計算して、宇宙の始まりにおいて特異点が存在する、という結論に達した。
これを一言で表すと
P-105
宇宙には始まりがあった、ということ。これは哲学界にも大きなインパクトを与えた
あれ、ビッグバンは既に受け入れられているのに、宇宙の始まりは、そんなに新鮮なことなの?もしかして、ビッグバンと宇宙の始まりは別⁉️みんな、知ってました⁉️
ちなみに、「宇宙が透明になる」というのは、新しい発見ではなく、ビッグバン直後は、無数の粒子が恐ろしい温度とスピードでぶつかりあっていたのですが、それが収まって見通しな良くなった時期のことを言っているらしい。
P-106
「だから、今の宇宙は冷たいから透明です」
「宇宙はいつごろ透明になったの?」
「だいたい宇宙が誕生してからやく38万年経ったころ」
という引用からもわかる通り「宇宙の晴れ上がり」までのことを指しているようです。
ペンローズとホーキングの不一致点
量子論の永遠?のテーマたる
- 「月は見ていなくも存在する」のか
- 「月は見ていないときは、それが存在するかどうかを論ずることは意味をなさない」
では対立。これは、量子論への見方も含めた結構大きな対立点らしいので、次の記事で😊
また、次回。
#ペンローズのねじれた四次元
#北斗の拳
#ホーキング