カタツムリ系@エンタメ・レビュー (ポップ・サイエンスはデフォルト)

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【これが物理学だ!③】宇宙膨張の物語。そして本命ニュートンへ。

こんにちは、カタツムリ系です🐌

前回の投稿で、ウォルター・ルーウィン博士の、火傷しそうな物理愛が、至る所で発見できました。今回からは、各論に入り、熱いだけでなく、冷静な語り口で、自然の奥深さを、彼自身の感動の心とともに味わえることになります

💦

これが物理学だ! マサチューセッツ工科大学「感動」講義

これが物理学だ! マサチューセッツ工科大学「感動」講義

 

出典はアマゾンさん。


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よく目にする「赤方偏移」に、やっとスッキリ

P-67

ハッブルは、銀河から発せられる光が、スパクトラムのうちエネルギーの少ないほう、つまり波長の長い赤方に明らかにずれていることを見出した。これを”赤方偏移”と呼ぶ。

この赤方偏移。電磁波の一種とう説明以上はあまりピンときませんでしたが、ようやく、スッキリ。ハッブルさんは、ハッブル望遠鏡で宇宙が膨張していることを発見した人。

ハッブルとは - コトバンク

しかも今回はプラスアルファの知識の整理があり

P-67

赤方偏移が大きいほど、銀河は早くか遠ざかっている。地球上でこれと同じ効果が見られるのが、音でいうドップラー効果だ。

ドップラー効果。語感から耳には残るが、何度説明されても、わたしにとっては、あまりピンとこない物理現象の代表。そして割に地味なイメージあり、ローカルな隅っこのほうで起こっている現象かと思いきや、急に大きな舞台を手に入れましたね💦

P-67

赤方偏移と距離を測ることのできたすべての銀河について、ハッブルは、遠くの天体ほど速く遠ざかっていることを突き止めた。つまり宇宙は膨張するしているのだ。なんと途方も無い発見だろう!

この動きの絶え間ない世界で宇宙だけが静止しているというのも不思議な話。とはいえ、絶えず、膨張しているというのも、それはそれで驚きを伝えてくれる事実。そう、折角の物理です。宇宙です。毎回、「なんと途方も無い発見だろう!」と感動したい😊

 

膨張宇宙のトピックが出たら、次は宇宙年齢のトピックを

P-68

ハッブル自身、宇宙の年齢は20億年と推測した。この計算は、地質学者たちがちょうど算出したばかりの、地球の年齢差30億年以上という数字と矛盾(治癒)現在の推定値である140億歳(正確には137億5000万±1億1000万歳

 宇宙の年齢を知ることで何か具体的で即効的なメリットあるのかと言えば、さして思い浮かびません💦しかし、何かの役にたつのではなく「知る」ことそのものに感動がある稀有なケース😊

 

ニュートン愛へ

P-73

ニュートンはわたしにとって、史上最優秀物理学者の本命候補

これはよく聞く話。

P-75

慣性の発見がとれほど革新的な洞察であったか、考えてみよう。過去のすべての解釈を覆しただけでない。わたしたちに絶えず働きかけているが目には見えない多数の力ーー摩擦力、磁力や電気力などーーの発見方法を示したのだ

過去の解釈を覆した?そんなに革命的だったなんて話は初耳。目には見えない力の発見方法?そんな切り口も初めて。ニュートンという巨大ながら、もはや当たり前に近い存在の意外な側面をこれ以降見せてくれそう。奥が深い本書😊アタリ😊

 

マサチューセッツ工科大学が授業を公開しているYouTube上での投稿

それなりに狙いあってのことでしょうが、有り難い話。もっとも、わたしには、分かりづらいところも多いですが💦

 

P-10

ルーウィンの講座は(中略)飛び抜けた人気を博した(中略)94回にわたる授業ーー三期分の全授業と7回の単独講義ーーは、1日あたり約3000人の視聴者を集め(中略)その中には、かの巨人ビル・ゲイツによる少なからぬ数のアクセスがヒット

よほど面白かったのでしょう💦

 

また、次回

 

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