こんにちは、カタツムリ系です🐌
超弦理論とかシュレディンガーの猫のような、特殊な?シチュエーションでの特殊な理屈でなくても、日常的に、世界は、我々の思い込みとは随分違う姿をまとっているよう。そんな、異次元な世界をさらに深めることにします。
物質のすべては光: 現代物理学が明かす、力と質量の起源 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫―数理を愉しむシリーズ)
- 作者: フランクウィルチェック,Frank Wilczek,吉田三知世
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2012/11/09
- メディア: 文庫
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出典はアマゾンさん。
前回の記事です↓
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【目次】
- 世界は調べれば調べるほど、我々から離れていく。そして振り出しに。
- こんな袋小路に「対称性」という救いの手
- ここで、休憩的に世界創造に関する向け昔の聖人の問答
- 話は、やはり重力に戻ります。しかし、極めて斬新な視点😉
- どうやら日本のポピュラーサイエンスの書き手の方は丁寧ですね
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世界は調べれば調べるほど、我々から離れていく。そして振り出しに。
P-76
陽子と陽子をほんとうに激しくぶつけると、出てくるものは、元々あったよりもたくさんの陽子
たしかに質量は保存されなさそう。しかし、表面的にはエネルギーも増えてそう。物理学が壊れるんじゃないの?
P-77
そんな粒子を理解するには、それどころかそろそもそも捉えるためには、初めからやり直さなければならない
こんな袋小路に「対称性」という救いの手
P-127
このように対称性は、豊かな帰結をもたらす強力な概念になりうる。自然もこの概念をたいへん気に入っている。あからさまな愛情表現を見せつけられても驚かないようにしよう。
ちょっとここは分からないですね。恐らくは、あとで種明かしされるでしょうから、ここでは、対称性がすごい!ということだけ覚えておきます💦
ここで、休憩的に世界創造に関する向け昔の聖人の問答
1,500年ぶり位前の宗教家。アウグスティヌスという人↓
P-199を編集
(問い)神は世界を創造する前には何をなさっていたのか→(回答)世界を創造する前、神は、愚かな疑問を問いかける人間のために地獄を準備されていた
なかなかエグい💦
P-199を編集
(問い)神は何をグズグズされていたのだろう。もっと早く創造をお始めになったほうがよかったのではないか→(回答)神が世界を創造されるまで、「過去」は存在しなかった。したがって、そのような疑問は意味をなさない
これは、的を射ているような💦
話は、やはり重力に戻ります。しかし、極めて斬新な視点😉
P-282
理論的には重力は弱い必要などない。だが実際には、重力は弱い。このパラドックスの核心は、重力は確かにわたしたちには弱く見える、ということだ。
しかし、重要だけに焦点を当てないのが、本性の筆者のシャープなところ(私が言うのもなんですが💦)。
P-282
物体の質量の大部分は、物体を構成している陽子と中性子の質量である。したがって、重力が弱くて見えるとすれば(中略)弱過ぎると言って重力を咎めるか、軽過ぎると言って陽子(と中性子)を咎めるか、わたしたちには常に二つの立場が取れる。
そして、陽子の軽さに焦点が移ります。ただし、完全に私の理解を超えているので、飽くまでざっくりとした説明に終始してしまいます💦
P-284〜287を編集
エネルギーから質量が生成される瞬間の話のようです。きっと、私の知らないことが多過ぎて、この辺りを正確に描写することは無理そうですが、とりあえず、学習の一歩とうことで自己了解しています。しかし、本書の筆者は威勢良く
P-287
これが、陽子がこんなに軽い理由だ!
と断言されています。
どうやら日本のポピュラーサイエンスの書き手の方は丁寧ですね
趣味や理解度に大きく影響される部分ですが、本書の書き手がユーモアを大事にされているのに比べて、日本の書き手の方は、かなり丁寧な内容説明に注力されていますね。今のところは、日本の書き手の方が馴染みます😊
また、次回。
#物質のすべては光
#クオーク