こんにちは、カタツムリ系です🐌
佐藤勝彦博士という、宇宙物理とか相対性理論では、かなりの大御所がいらして、例えば、雑誌Newtonあたりの監修も手掛けられることもあります。
ただ、いまだに最前線で活躍されているせいか、時間不足気味で、最近は、口述➕推敲という形で本を出版。ポピュラーサイエンスに貢献されているとか。
今回も、そんな一冊です。
出典はアマゾンさん。
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【目次】
- 四コマ漫画じゃないですが、1つ1つのトピックが完全に独立していて、読みやすい
- 相対性理論や量子論に触れるときに何度となく引き合いに出された言葉
- アインシュタイン少年の光に対する疑問。光速で走ると、鏡には自分の顔は映らない?!
- トンネル効果。命名の仕方は極めて正しそう
- 最後に
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四コマ漫画じゃないですが、1つ1つのトピックが完全に独立していて、読みやすい
「ポピュラー」サイエンスとは言いながら、なかなか手強い内容が多いのも確か。
正直、研究者の方も、自分の専門の、もっと高度なことをしたい方が多くても驚きません。従って、読みやすさはさほど配慮されていない、もしくは、我々が気付かないことがケースは多いでしょう。
しかし、今回は、かなり細かい心遣いが。紙芝居的でさえあります。
相対性理論や量子論に触れるときに何度となく引き合いに出された言葉
P-25
有り得べからざることを除去していけば後に残ったのがいかに信じ難いものであってもそれが事実に相違ない シャーロックホームズ
シャーロック・ホームズとは、かの有名な探偵のこと。もちろん、この言葉には納得です。とは言え、わざわざ、こんな言葉が引き合いに出されるということは、物理学者の面々も、新しい発見の際には、相当、周囲から攻撃されたのでしょう。そして、自分の発見のあまりの突飛さに自分自身でさえ驚いたのかもしれません💦
アインシュタイン少年の光に対する疑問。光速で走ると、鏡には自分の顔は映らない?!
P-49
光と同じ速さで光と並んで走ったら、光はどのように見えるのだろう
何を言っているのか、ぼんやり分かってきだような気が。。。。例えば、
○鏡に向かって「光速」で走るとします
↓
○普通なら、ほぼリアルタイムで、鏡に映った自分の顔の像を、目がとらえます。その像は、自分の顔から光速で鏡に情報が届けられ、鏡にぶつかって折り返し光速で目に運ばれたものです。
↓
○しかし、自分の顔の像が鏡に運ばれるスピード(=光速)と、同じ速度(=光速)で自分自身が鏡に近づいているので、鏡からの反射はありません。
↓
○したがって、鏡に近づいても、自分の顔が鏡に映らないのではないか?
というロジックです。
実際には、光には、ニュートン的な「相対速度」は適用されないので「無事に」鏡には自分の顔は映るのだとか💦この思考実験を少年時代にしたというのですから、驚きです。
トンネル効果。命名の仕方は極めて正しそう
P-194
面白い例としてトンネル効果と言うものがあります。これはミクロの物質が通常は超えることができない壁を時々すり抜けてしまうという変わった現象です
P-196
野球のボールにもごく弱いけれども波にとしての性質があるんですよね?だとすれば野球のボールが壁をすり抜けることも確率的にはあるんですか?完全にゼロではないですね
ほとんど、ワープとかテレポーテーションのレベルの話💦
「ワープは実現する」豪・物理学者がコメント | TABI LABO
テレポーテーション(瞬間移動)、世界で事例報告相次ぐ | ビジネスジャーナル
実際には、
P-196
ただし、それこそ一兆分の一兆分の一のさらに。。。。という確率
いやー、
○モノが波になったり
○時間や空間が縮んだり
○突然、壁をスルリと抜け出たり
できるのなら、もう、なんでもありですね。もう、此の期に及んでは
- 宇宙は1つしかないとか
- 宇宙人はいないとか
学問的レベルでも言いづらいのかもしれません。
最後に
真摯に読者に相対性理論なり量子論なりを共有したいという気持ちの伝わる名著と言えましょう😊
また、次回。
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