カタツムリ系@エンタメ・レビュー (ポップ・サイエンスはデフォルト)

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【Newton別冊 無(ゼロ)の科学】知ってトクするかも?!

こんにちは、カタツムリ系です🐌

「無(ゼロ)の科学」とは、Newtonさんには珍しい、キャッチーなタイトル。

恐らくは内容をストレートにタイトルにされただけだと思います。ただ、やっぱり、内容にも期待でき、タイトルまでキャッチーだと、期待は高まります。

タイトルは大事💦

そして、今回は、引用多めです。どれもこれも、エッジの効いた内容ばかり💦

出典はアマゾンさん。

 

言うほど「無の科学」という感じでもない

タイトルのキャッチーさに比べると、今回の内容は、いつものNewtonらしく、丁寧で真摯です。まぁ、タイトルと内容に、ちょっと距離があるケースも散見されます💦

ま、面白いから良いのですが💦

 

とは言え、物理学における、無(ゼロ)の美しさ

P-23

「かぎりなくゼロに近づける」という数学が現代社会を支えている

要は微分積分という数学のアプローチのこと。経済学でのシミュレーションや建築学での重量の加減などには、たしかに活躍の場はたくさんあって、単なる机上の空論ではなく、ガッツリ役立っているようです。

 

一方、物理学における、無(ゼロ)の厄介さ

P-6

無の空間は、エネルギーをかくしもっている(中略)このエネルギーは、宇宙全体のエネルギーと物質の総量の約73%を占めている

ダークエネルギーのこと。

ダークマターも含めると、宇宙の約95%程度は分からないのだとか。難易度が高いとは言え、ほぼ何も分かっていないということか?!

ダークマターとは - コトバンク

ダークエネルギーとは - コトバンク

P-30

光の粒子「光子」は、質量ゼロなのに’落下’する

こういう風に仮定すると、いろいろ説明のつくとこがあるらしい。

しかしなぁ、質量ゼロという仮定も、質量ゼロでも重力に影響されて落下するなんて、何でもあり、と思われても仕方ないでしょうね💦

P-32

大きさゼロ、密度無限大に向かって収縮するブラックホール

大きさゼロ、密度無限大💦

何でもありですね。でも、これが宇宙の常識なら、地球は相当特殊なのかも、という反省はありますね💦

 

ゼロを飛び越えて、虚数へ。そしてアート性も感じます。

P-125

虚数時間が流れる世界では、計算上、空間と時間を同じレベルであつかえる

P-125

宇宙のはじまりで空間と時間が同等になると、宇宙のはじまりは計算不可能な特別な点(特異点)ではなくなり、ほかの時期の宇宙と何ら区別されない

P-126

虚数時間の世界では、力を受けた物体が、力とは逆向きに動く

ここまでくるとサッパリ分かりません。ただし、宇宙をとらえる際に、なんと数学はパワフルなことでしょう。

何もない「虚」数というコンセプトを使って、宇宙を把握するなんて、なんか、現代美術の最先端にも似た、アート性さえ感じます。

 

何でもかんでも説明し尽くす大統一理論の候補。その名も、なんか間の抜けた「ひも理論」

もうちょっと、気の利いたネーミングがあっても良かったかも。。。。

P-136

超ひも理論は、この世界が九次元であること予言

P-140

100億光年以上の長さの「ひも」が宇宙に横たわっている

こんな訳の分からないことが、仮説も多いでしょうが、物理学的に根拠あることだと思うと、さすがに、物理学をリスペクトせずにはいられません。あと、ひも理論の次元数は、11次元というのも目にしたことあります。ここまで、ぶっ飛んでいると、10次元でも11次元でも、体感的には、まるで差はありませんが💦

 

 

また、次回

 

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