こんにちは、カタツムリ系です。
なかなか手強い素粒子の話題の続き。騙されているような、新しい地球の姿を垣間見ているような、そんな、怪しい感じ💦
なお、そんな怪しい世界のセンターポジション候補の一つ『クォーク』とは
P-23
基本粒子とは現在の時点でのエレメント、すなわち物質を構成する最も基本的な単位
の一つのようです。
クォークを含む素粒子という「極小」を研究するのに「光速に近い」スピードを出す「大型加速器」に頼る、素粒子物理学。その、とりとめのなさが、なかなか消えません。
出典はアマゾンさん。
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【目次】
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素粒子実験の「気の長さ」というか「桁外れ」具合
P-287
陽子の崩壊は原理の問題としてはたいへんな意義をもつが、その寿命は、理論的には大統一エネルギーの逆数に比例し、10^30(10の30乗)年(中略)と見積もられる
見積もったところで、活かしようがなさそうな水準💦しかし、心配するには及ばず
P-287
宇宙の現在の年齢10^10年と比べても圧倒的に長いので、別に物質の消滅を心配する必要がない(中略)1トンの物質(何でもよい)は10^30のオーダーの陽子(および中性子)を含むから、その中で一年に一個程度の方が崩壊が起こるはず。だから例えば1,000トンの水を測定器として使えば、一日になり数個になり、実行可能
このまでくると、ぐーの音も出ません💦素粒子物理は、かなり地道な分野💦ちなみにオーダーとは「桁数」くらいの意味です。
本書初版の1998年当時の素粒子物理の環境
P-292
現在一般に受け入れられている見解によれば、宇宙は100億年から200億年ほど前に、ビッグ・バン(大爆発)から出発
現在では、138億年まで精度アップ。
P-293
宇宙の中に星のような目に見える物質以外のものがたくさんないと困るという理由がいくつかある。例えば宇宙の中の物質は膨張にブレーキをかける作用をする。この事実を使って宇宙の寿命と膨張速度から物質の量を逆算すれば、目に見える物質だけではだいぶん足りない。
小さいことからコツコツと
もともと素粒子自体がおそらく小さいので、細かい作業を淡々とこなさなければならないことは、想定の範囲でしょう。とは言え、
- 10^30の陽子を確保するとか
- 光速に近いスピードを実現する大型加速器を使ったり
と、兎にも角にも、手間がかかる分野。言い換えれば、かなりな人手が必要だし、なにやり、オカネを食いそうです。
研究を続けようとすると、オカネを細かく集め、オカネを集めようとすると、細かい研究を続けるという、小さなことからコツコツと積み上げられる苦労人の分野のようです。
やっぱり超弦理論?!
まだ、量子重力理論が知られていない時代だったのか、今後の素粒子物理学の将来の方向性として、超弦理論にフォーカスがなされています。しかも、その理論には、科学としての厳密性に、かなりの疑義をはなさまれる筆者。色々、もがいておられる様子。いまから、激しいスクラップアンドビルドを予感させられる素粒子研究の行く末ですね💦
また、素粒子物理は、宇宙論にも大きく関与しているらしく、当然、マルチ・バースなんかの分野にも立ち入ることでしょう。気になるフィールドですね😊
また、次回。
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