こんにちは、カタツムリ系です🐌
最近、「宇宙の「果て」になにがあるのか」を読んだばかり。この、宇宙の果てなり、宇宙の終わりなりというのはワードは引きがあるんでしょうね。しかし、そんな字面の違い云々以上に、この手のテーマは面白い。良い先生が集まっておられるのか?!
出典はアマゾンさん。
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【目次】
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宇宙カレンダー
たまに見ますね、これ!恐竜とか宇宙とか、とにかく時間軸のスケールの大きい時には、かならずと言っていいほど登場するイメージあります。
宇宙カレンダーの具体例
何かと言えば
P-3
138億年の歴史を365日に置き換えて、ビッグバンを元日の午前0時0分とすると、約46億年前の太陽系の形成は9月1日に当たり、約20万年前の原生人類の誕生は大晦日の午後11時52分頃にあたる
というやつです。しかも、このアイデアの原型は、かつて科学系テレビ番組で活躍されていた
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そうです。
たまに、YouTubeで、このカール・セーガン博士の番組を見ます。今から、40年くらい前に活躍されたそうですが、大学教授にしては?かなりの洗練度が印象的。対局はアインシュタイン博士?!
宇宙の晴れ上がりの、より洗練された表現
宇宙誕生から暫くは、とにかく宇宙が高温で粒子も活発。活発過ぎてお互いの衝突具合が甚だしく、光さえも直進できなかったとか。それが38万年ほど続いて落ち着き、漸く、宇宙が遠くを見通せるようになった状態を、宇宙の晴れ上がりと呼ぶのだとか。そのときから、なんだかんだとよく耳にする、宇宙マイクロ波背景放射が発せられたらしい。
それで、この「晴れ上がり」の説明は長いので、もう少し洗練された表現はないものかと思ってました。探すとあるものなのですね💦
P-101
宇宙の晴れ上がりとは、電子と陽子という二つの荷電粒子が結合して中性の水素原子となり、光を散乱しなくなることを意味していた。
なるほど。電子と陽子は、一つの原子の中で、お互いに中和しているので、電気的に中性さを保っているばす。これが、バラバラなら、それは大騒ぎでしょうね。
宇宙は、ある時「加速」膨張に転じる
アインシュタイン含め、そもそも、宇宙は静的で一様である、定常的な宇宙が期待されていたそうです。なので、膨張することだけでも一大事なのに
P-177
この宇宙は、60億年ほど昔から加速膨張に転じたらしい
理由はわからないらしいですが、たしかに、宇宙の終わり感を「加速」するエピソード💦太陽系の崩壊。銀河系の崩壊。
銀河系の崩壊において重要な役割を果たすブラックホール
ブラックホールは、なんでも吸い込んでしまいそうな雰囲気ありますが、もしそうなら、今頃宇宙は存在しないので、吸い込むのは、そこそこの範囲のようです。
P-213
すでに新しい星も誕生しなくなった銀河では、星同士の接近遭遇が起きた際に、一方がエネルギーを獲得して外宇宙に放り出されると、他方はエネルギーを失って密集していく。こうして、周辺部の星が蒸発していくとともに、残された星は中心部に集まり、そこで息を潜めていたブラックホールに次々に飲み込まれる。
そうですか。新しい星の誕生自体がなくなるのですね。宇宙は膨張して低密度になり、だんだん低温化。そして、距離が離れていくので重力は弱まり、星を形成する粒子の集結作用が無くなるのでしょうか。しかし、それは相当先の話で
P-214
銀河全体がブラックホールに飲み込まれるのがいつ頃になるのか、多くな要因があるためはっきりしたことは言えないが、1垓(1垓は1兆ほ1億倍。すなわち、10の20乗)年も経過すれば、大半の銀河において、外に飛び出さずに残った星がすべてブラックホールに飲み込まれるだろう。
- 周りのガスが鮮やかに光り(膠着円盤とか呼ばれてますね)ビジュアル的にも綺麗なこと
- 飲み込んだら、何も吐き出さないと思いきや、低いながらも温度もあり、吐き出しもする(ホーキング放射)
- さらには、時空の曲率と密度が無限大という状態が宇宙誕生と共通点をもち
かなり、印象の改善がありました。しかし、この1垓年後には、ブラックホールは
P-214
もはや膠着円盤をまとっておらず、20世紀半ばに思い描かれたように、漆喰の闇の中で運の悪い漂流者を待っていふアリ地獄のような存在と化しているはずである
最後に
「宇宙の墓場」から「宇宙のレジェンド」に華麗に転身を遂げたブラックホール。インスタ映えしそうなくらいの勢い💦しかし、宇宙の終焉には、その名にふさわしいブラックさを発揮するようですね。
また、次回。
#宇宙に終わりはあるのか
#宇宙の晴れ上がり
#宇宙マイクロ生背景放射