カタツムリ系@エンタメ・レビュー (ポップ・サイエンスはデフォルト)

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【目撃者 刑事ジョン・ブック】ザ・映画!! 自信満々の仕上がり

こんにちは、カタツムリ系です。

 

一言で説明すると、傑作。

 

 

【目次】

 

 

作品紹介

作品の二本の糸。

 

縦糸)

硬派で一匹オオカミの刑事の、警察組織

との孤独な闘い。

 

横糸)

社会から隔離され、同時に自ら一般社会と

距離をおいた宗教集団アーミッシュ

出身の女性との恋愛。

 

名作。

 

アカデミー賞もとりますよ。

 

ただ、今の感覚で言うと、あまりに

淡々と進むストーリー。

 

ゴチャゴチャへんな飾りは不要。

映画とはストーリーと映像で作り上げる

真剣勝負十分なのだ!という、映画という

メディアへのすごい自信が伝わります。

 

 

出典はアマゾンさん。

 

 

男のやせ我慢が、さりげなくカッコいい

 

腕力と犯人を追う執念には自負あり

同僚の不甲斐なさには、カッカして

いるタイプの刑事。

 

でも、ここぞという時には、踏ん張れる

タイプ。

 

職人気質。

 

昔の日本人男性、すなわち、今のおじいさん

世代の若い頃のよう。

 

警察内部の腐敗。仲間をとるか信念をとるか

 

パワハラの嵐。腐敗も、組織内部で

握りつぶし。

 

同時に、そうした過程で得た利益を

仲間内でシェアしたり。良心の呵責は

もうありません。

 

昔からの仲間だから、多少のお目こぼし

くらいしたって、バチは当たらない、

なんていうレベルではありません。  

例えば、警官自身による駐車違反を見逃す

みたいな、可愛いものではありません。

 

ゆえに、腐敗へのチャレンジは、

かつての仲間への反逆。辛い。

 

 

アーミッシュの方々、どうやって気分転換?!

 

テレビや電話なし。

 

テレビコマーシャルの話題なんて

通じません。

 

極めて早朝に起床し、祈りと労働を

大切にする。

 

家族と信仰がメインの生活。

 

街全体が修道院のよう。

 

アーミッシュとは - コトバンク

 

景色の美や生活の美は、心にしみます。

 

ただ、ただ、あんな生活は、俗人には

無理。。。。

 

 

ここにも、いじめ

 

アーミッシュは、その心掛けの

高さは、あまり注目されません。

 

逆に、いつも周囲にいじめられていますし

一般社会の腐敗ぶりに呆れて、結果、

外部には攻撃的。

 

今の社会の縮図にも見えます。

 

 

 美しい大工仕事

 

ハリソンフォードは俳優で食べられ

なければ、大工で食べるつもり

だったらしい。

 

腕が立つ。

 

新婚さんの家を作るシーンなんて

あまりのスムーズな手順に、見とれる。

 

 

自分の生活をとるか女性をとるか。。。

 

あんまり色気の乏しい作品中の、

唯一のラブストーリー。

 

夫を亡くし、芯のある美しい女性。

背筋がピンと伸び、毎日の生活を

大事にし、息子への愛情も限らない。

 

憧れるに相応しい女性。

 

そんな彼女が、ワイルドだけど、男気のある

ハリソンフォード 扮する一匹オオカミ

の刑事に恋をします。

 

当然、最初はぶつかりあうものの、 

お互いの純粋さに気づくには、時間は

必要ありません。

 

そんな純愛が発露する時、もっと言えば

爆発する姿は、とても、美しい。

 

しかし、二人の住む世界は、あまりに

ギャップがあったようです。。。。

 

また、次回。

 

 

#ハリソン・フォード 

#目撃者

#刑事 ジョン・ブック