こんにちは、カタツムリ系です🐌
1971年、もう50年くらい前の放映開始。ひと通り見た感じでは
- キザさ全開
- 「男らしさ」の最期のあがき
- カサカサした人間関係、そしてカサカサした時代背景
- 後先考えない(もちろん、老後のことなんか関係ない)ハチャメチャサ
が特徴の、このシリーズ。魅せてくれます。
ジェームズ・ボンドでも、ショーン・コネリーが良かったとか、今のダニエル・クレイグが格好いいだなどといった議論が必ずあります。ルパン三世シリーズに関しては、私は、断然、ファースト・シーズン派。これをリストに入れてくれたネットフリックスさんに感謝💦
ここでは、エピソード6「雨の午後はやばいぜ」をピックアップ😊
【目次】
チャーリー・コーセーというハンドル・ネームを持つアーティストの主題歌のヤバさ
わざわざの英語名チャーリー。こうした英語名を含めると格好いいと感じる価値観があったのですね。時代を感じます。今以上に、アメリカ🇺🇸への憧れが強かった時代。例えば、サザエさんを見ても、アメリカ人と日本人が対等な感じはしません💦
あと、昭和に顕著な歌詞先行の曲でもなく、平成に目立ったダンス先行でもない曲。なんと、サウンド先行型です。最悪、歌詞なしでも大丈夫なレベル。
ちなみに、十年くらい前ですが、繁華街のライブ会場で、チャーリー・コーセーさんを見かけたことがあります。単なる酔っ払いじじいでしたが、そんな風に見られていても、まるで気にしていないであろう勢いでした💦
アウトロー感、キワモノ感のヤバさ
アニメの主人公だけに、格好良く描かれていますが、実は泥棒と殺し屋のコンビ。おそらくは、当時はまだ、漫画のポジションも低いはず。そんなこんなで、なんとはなくのアウトロー感、キワモノ感が伝わります。もっとも、今となっては、いい味わいに昇華していますが、当時は、それなりに肩身が狭かったのでは?たとえ、今はジブリの主催者宮崎駿さんが参加されていたとしても💦
雨の午後はヤバいぜ、というタイトルのヤバさ
まだ、肯定的な意味での「ヤバい」という言葉は一般化する前の筈。単純に、危なっかしい、危険、の意味。
雨。午後。ヤバい。
きっと、アウトロー的なキザな感じを醸し出していたタイトルなのでしょう。
そんなこんなで、このタイトル、ヤバいです💦
お子様ランチというネーミング・センスのヤバさ
「ヤバい」「雨の午後」に迎えに来る、殺し屋も兼ねた男の名前。お子様ランチ。今だと、なんともトンチンカンですが、おそらくは、当時は、この意図的にハズした、やや相手を馬鹿にした感じが、なんかオトナのお遊びっぽい、ちょいワルオヤジ的な雰囲気を醸し出していたことでしょう。
おそろしく魅力的な峰不二子のヤバさ
いまでも、悪い女の需要はあるのでしょうか?そんな事情にはお構いなく、今でも通じる、峰不二子の魅力。彼女にコンプライアンスは通じません💦
カサカサした時代背景のヤバさ
ベトナム戦争とか学生運動(全共闘運動)とか安保闘争とか、なかなか物騒な時代背景であったよう。
でも、いまでもアルカイダとかISISとか、あんまり変わらないような気はしますが、どうして、こんなカサカサした雰囲気が伝わるのでしょう。謎ではありますが、おそらくは、皆、もっと荒々しい人が多かったのではないかと思います。当時の日本では、草食系男子は相当、居場所がなかったことでしょう。
きっと、ヤバい時代だったのだと思います。
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