カタツムリ系@エンタメ・レビュー (ポップ・サイエンスはデフォルト)

映画・本・動画といったエンタメのレビューを友人に語りかけるように書きためています。映画は、おすすめポイントと大好きなカットに焦点。本や動画でポピュラーサイエンスやオカルトをエンタメとしてカバーしているのも特徴。

【ダーティーハリー】ルパン三世とほぼ同期の炎上系刑事さん

こんにちは、カタツムリ系です🐌

1960年代まで栄光に酔ったアメリカ。そう言えば、その当時をレポートした「ベストアンドブライテスト(最良にして、最も賢明な)」という本もベストセラーに。

ベスト&ブライテスト〈上〉栄光と興奮に憑かれて (Nigensha Simultaneous World Issues)

ベスト&ブライテスト〈上〉栄光と興奮に憑かれて (Nigensha Simultaneous World Issues)

 

出典はアマゾンさん。

その反面、1970年代というベトナム戦争に代表される苦悩の時代性か、映像から伝わる雰囲気は、とても、カサカサしてます。

そんな時代性を丁寧に反映した、カサカサした、非情な物語。

だからでしょうか、この映画を表すには、こんな単語群が、すぐ浮かびます。

  •     渋い
  •     パワフル
  •     容赦なし
  •     正論
  •     悪人は、飽くまで悪人
  •     当時のサンフランシスコというか、アメリカの治安の悪さは、恐ろしい

一言で言うと「非情な格好良さ」です。

面白い!!

 

 

おすすめポイント

①決め台詞  make my dayの切れ味

    →いまどき、決め台詞があるのはアイドルか

        少し古めで、セーラームーンくらいですが

        1970年代当時は、まだ、スタンダード

        だったよう。

        「Make my day」は、相手のお陰で

        楽しい一日だった、というくらいの、お礼

        を意味する言葉。

②気軽にマグナムをぶっ放す迫力

    →マグナムは、ダーティーハリー愛用の

        どデカイ拳銃。

マグナムとは - コトバンク

        アメリカテレビドラマの「24」は大ヒット

        しましたが、コンプライアンスを守るよう

        に見えて、しょっちゅう打ち合って

        ました。     

         弾数こそ少ないけれども、マグナムを  

         ぶっ放すシチュエーションは、かなり

         放任主義。 

         しかも毎回本気。

         ルール無視で、かつ、本気。そりゃ、

         怖いでしょう💦 

③犯人のサイコ度合いが真に迫ってます

   →オタクとか、社会が真っ当と見なす人間像

      から、少しでも外れた層へは、かなり

      冷たかったはずの時代。人種差別も然り。

      それゆえに、そうしてはじき出された人の

      リアクションも激しいのは、容易に想像

      出来ます。

      そのせいか、犯人のクレージーさは、真に

      迫ってます💦

 

トリセツ)

私こと、カタツムリ系的に「ここだ!」というところを、スナップ・ショット的にピック・アップしていきます。

なので、必ずしも、全体を丁寧に網羅しないことも💦

 

作品紹介

何事もやり過ぎで、上から目をつけられているハリー・キャラハン刑事。通称ダーティーハリー。

犯人から殺人予告あり、ダーティーハリーが、身代金の受け渡し役に。

コンプライアンス上は強引な捜査と自白の強要で、一旦は捜査から外されるダーティーハリー。逆転劇は期待できるのか。

ダーティハリー(字幕版)
 

出典はアマゾンさん。

 

そう言えば、ダーティーハリーもルパン三世も、声優さんは同じですね。

栗田貫一さんではなく、山田康雄さんです😊

 

マグナムを不敵な笑いで褒める。コマーシャリズムもチラホラ。

ダーティーハリーは、チンピラに言い放ちます。

this is a 44 magnum, the most poweful handgun in the world, and would blow your head clean off." (この銃は、44マグナム。世界最強の拳銃だ。お前の頭なんか、きれいに吹き飛ばしてしまう)というセリフが。

マグナムとは - コトバンク

これはこれで、やらかし型のイケイケの刑事さんのセリフとしては、迫力ある仕上がりになつまています。

「44 magnum」は、スミスアンドウェッソンという銃器会社の製品。もっと映画がパワーのあった頃。セールスプロモーションとしての効果は抜群だったようです。

ちょっと、いやらしい感じ💦

スミス・アンド・ウェッソン[会社](すみすあんどうぇっそん)とは - コトバンク

 

ハンバーガー屋さんでの、哀愁ある食べ方

お行儀よく、席には座ったりしません。

緊急時に備えるためなのか、とにかく落ち着いていられないのか、一人でスタンディングで食べるために用意された小さなテーブルに、肘をついて、ハンバーガーにありつく、ダーティーハリー。

その哀愁。

ハンバーガーの食べ方で、オーラを出せる人は、クリント・イーストウッドくらいかな。

 

 

また、次回

 

#ダーティーハリー

#サンフランシスコ

#警察官

#マグナム

#スミスアンドウェッソン

#make my day