こんにちは、カタツムリ系です🐌
この本、ジャンルとしては「地質学」という、「地理」とあんまり区別がつかないことを専門とされている方の作品。
そこまではいいとして、なんと、ムー大陸の実在の有無を追求するという、ムーチューブと言いますか、月刊ムー好きなら、読まずにはいられない内容になっています。こんなベタな反応をするなんて、筆者と出版社の思うツボです💦
出典はアマゾンさん。
【目次】
なんか、大いに期待できる書き出し!!
P-4
本書はムー大陸伝説を地質学的に検証するという形で地学の基礎から説明し(中略)地球の歴史における大陸の成長史などについて解説
よくわからないですが、とにかく、期待だけ膨らみます💦
まずは、基本的なところから。ムー大陸の大きさは?
P-13
ジェームス・チャーチワードという人が書いた「失われたムー大陸」です(中略)この大陸は広大であり「東の端は現在のハワイ諸島、西の端はマリアナ群島(中略)東西の延長8000キロ、南北5000キロにわたり、太平洋の面積の半分以上になる」と紹介されています。(中略)オーストラリア大陸や南アメリカ大陸よりも広い大地
「ムー大陸」という怪しげな魅力のあるネーミングに惹かれていたせいか、たしかに、ムー大陸がどれくらいの大きさかなんて考えたこともありませんでした。しかし、あんまり、小さいなら話題にもならないですよね。ムー大陸伝説の出発点のチャーチワードさんによれは、オーストラリアより大きいとか🇦🇺🐨。
十分なスケール。がっぷり四つに組めます😊
しかし、先に言ってしまうと、本書はちょっと難しい💦物理みたいな理屈コネコネ系の話ではありませんが、とにかく、覚えることが多過ぎてなかなか追いつきません。「博物学」という言葉があります。この地質学とか生物学とかが「博物学」に当たるようですが、なにせ「博物」学。それなりの知識の量を要求される点、ちょっとしんどいです💦
地質学ジョーク
P-100
かんらん岩を含む超苦鉄質岩石の英名は「ウルトラ・マフィック岩」であり、テレビのヒーローであるウルトラマンに語感が似ています。そのため日本人のかんらん岩研究者らが「我らはウルトラマンであり、地質学のヒーローだ」と言ってるの聞いたことがあります。しかし人気テレビ番組である「笑点」の大喜利コーナーでこんなこといったら、おそらく座布団2枚は持っていかれるでしょう(笑)
地質学ジョーク。解説は不要でしょう。まぁ、出来もしませんし💦
どうやら「大陸」問題が、地質学において、もっともエキサイティングなトピックらしい
P-146
まったく違う、さまざまな大陸成長説(中略)地質学の世界では、各研究者の主張がこれだけ大きく異なることはまれです。
大陸移動とか、大陸沈没とか、たしかに興味をそそられるトピックではあり、地質学者の方がエキサイトされるのも分かります。と言うことは、大陸移動説にもつながる「ムー大陸」というトピックなんかは、大好物なのかと思いきや、そうでもないらしい💦
やっぱり、そう思われているのね💦
P-227
「ムー大陸伝説などのオカルト話に真面目に取り組んだら、世間から怪しげな研究者と見られてしまうかもしれない」という不安が湧いてきた
とにもかくにも、私にはハードル高い内容でした。しかも、超地味な地質学フィールドで、「怪しげな」ムー大陸の謎に迫るという、汗をかく仕事をして頂いた筆者の方に感謝。しかし「ムー大陸」に、あまりにこだわり過ぎると仕事に響くのでしょうか。「ムー大陸」へのフォーカスがやや抑えられていたのには、消化不良💦💦
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