カタツムリ系@エンタメ・レビュー (ポップ・サイエンスはデフォルト)

映画・本・動画といったエンタメのレビューを友人に語りかけるように書きためています。映画は、おすすめポイントと大好きなカットに焦点。本や動画でポピュラーサイエンスやオカルトをエンタメとしてカバーしているのも特徴。

海の昔話【海はどうしてできたのか①】暑い💦季節感たっぷりな?海のトピック。地球カレンダーが楽しい😊

こんにちは、カタツムリ系です🐌

なんか、中学高校あたりの国語の教科書にでてくる、詩のような本書↓のタイトルですね💦しかし、実は、サブ・タイトルに「壮大なスケールの地球進化史」とある通り、地質学とか惑星科学系のトピックです。そして、たしかに地球の代表はなにかと聞かれれば、空でも、地面でも、動物でも、植物でもなく、「海」🐳を挙げてしまいそうなくらい、存在感の大きなもの。

海はどうしてできたのか (ブルーバックス)

海はどうしてできたのか (ブルーバックス)

 

出典はアマゾンさん。

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【目次】

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地球カレンダー

はい。耳にしたことあります。まず、46億年という気の遠くなるような地球史を、一年に置き換えます。そんなふうに、長い長い海の進化史を感覚的に捉えるのが目的です。

地球の始まりは「一月一日」、現在は「十二月三十一日」です。

どんな感じかと言いますと

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地球カレンダーでいまから「一秒前」は、日本では江戸時代の末期、徳川幕府十五代将軍慶喜が政権を朝廷に奉還した「大政奉還」の頃に当たります。

大政奉還(たいせいほうかん)とは - コトバンク

んー。慣れが必要なのかもしれません💦

年代を調べる方法のおさらい

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放射年代測定法

だそうです。

放射年代測定(ホウシャネンダイソクテイ)とは - コトバンク

よく耳にする「半減期」とは別物かと思いましたが、どうも同じもののようです。とはいえ、半減期のことも、そんなには、よく分かっていません💦

半減期(はんげんき)とは - コトバンク

半減期」という性質は利用しつつ

  •      動植物の遺体や考古学試料などなケース→炭素
  •      岩石・鉱物のケース→ウラン

を使うようです。

地球に関する話なので、ウランを使う機会があれ多いようですが、その流れをちょっとおさらい。半減期というくらいなので、どの数値が半分くらいになるかがポイント。

P-27

ウラン238という元素は、アルファ崩壊ベータ崩壊という崩壊によって、最終的には鉛の206という元素となって安定します

「238」→「206」?あれ、半分になっていませんが💦

質量数(しつりょうすう)とは - コトバンク

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そこに至るまでの変化は、周辺の温度や圧力などとは関係なく、常に一定の速度で進行していきます。つまり、絶対的な時間の癪だとして使えるのです。1グラムのウランの半分の0.5グラムが鉛になるには、45億年かかります。

なるほど。ウランの質量の「半分」が、どのくらいの時間で、最終形に変化するかということなのですね。これが「半減期」という時間の定義のようです。ちなみに、ウランがよく使われるのは、半減期が地球の年齢と同じくらいだからでしょうね。

やっとできた、海も大気も陸も崩壊の危機@1月12日

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月の成因を説明する新説として「ジャイアント・インパクト説」(中略)地球が出来て間もない頃に、火星くらいの大きさの星(火星の直系は地球のほぼ半分)が、地球に衝突(中略)衝突のスピードは時速10万km

なかなか凄い話。月は、地球にぶつかってきた彗星が、地球の一部をもぎ取り、自らもバラバラになった名残なのですね。しかも、時速10万km。アインシュタインのE=mc2という式で計算すると、恐ろしいくらいのエネルギー💦

さらに、このジャイアント・インパクト絶滅はもろもろ副産物あり、地球の自転軸が約23.4度傾いていることも説明できるのだとか。

しかし、

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地球滅亡の危機

ではあったらしく、さらには、誕生したばかりの月は地球から約2万km(今は38万km)なので、かなりおおきな潮汐作用あり、

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おそらくは大津波のような波が、毎日2回、海岸へ押し寄せていたはずです。

しかし、そんな荒々しいイベントだけでなく

P-41

この潮汐には、海水をよくかき混ぜて、海水の成分を均質にする役割があったものと思われます。それはのちの生命の誕生にも、大きな影響を与えていたかもしれません

海は地球史に大きく影響するとはいえ

なかなか、海の話になりません💦

 

また、次回。

 

#海はどうしてできたのか

#ジャイアント・インパクト説