こんにちは、カタツムリ系です🐌
原子爆弾というワードはかなりマイナスのイメージしかありませんよね。まぁ、爆弾ということは、人を傷つけてしまう武器ですし、当然と言えば、当然ですね。広島や長崎の記憶もありますし。また、同じ技術を活用した原子力も、数々の事件で、かなりのマイナス・イメージ。
ここまで来るとマイナス・イメージの蓄積でしかありませんが、核分裂とか核融合といった、原子(核)に関わる技術は、恐ろしくレベルの高いものと理解しています。
悲しい出来事とまばゆい知性が両輪で進行する、ギリシャ悲劇のような仕上がり。カオス。なんか宿命的なものを感じます。
出典はアマゾンさん。
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【目次】
- 前向きな筆者。おそらく、かなりご苦労されてきたよう
- まずは原子核に関するパワーの大きさを実感
- アインシュタインの微妙な距離感
- しかし、それはアインシュタインの資質に関すること
- アインシュタインの、如何にも彼らしい言葉
- 冷たいガラスのショーケースに飾られているような「無機質に」見える物理法則も、かなり人間臭い「有機的な」動きの中で作られてきたようです
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前向きな筆者。おそらく、かなりご苦労されてきたよう
悲しい出来事とまばゆい知性といった複雑な状況については重々承知の上で、次のコメント。
P-8
確かに放射能は怖い。我々の人体が直接放射能を感じることができないからこそ余計に原子力に関する基礎知識が要求されると筆者は思う。原発事故が起きても一般市民に基礎知識があれば、専門家も事情を説明しやすく、市民の側も批判力をもって理性的に専門家の説明を聞くことができる
正直、原子核に関するナレッジにはリスペクトできそうですが、現実社会への影響となると、ココロではなかなか納得しにくいですね💦
まずは原子核に関するパワーの大きさを実感
P-49
中性子一個を吸収した一個のウラン原子核が核分裂を起こすと約2億電子ボルトの量のエネルギーが放出され(中略)ひとつの化学反応から放出されるエネルギーはわずか5電子ボルト程度
これが核分裂。化学反応の0.4億倍(=2億➗5)。例のアインシュタインの公式「E=mc^2」では「c^2」が効いているわけですが、c(=300,000)の二乗は、900億。なんとなく、数字の桁が似てきました。
P-49
原子核一個の大きさは10兆分の1センチメートル程度という想像を絶する小さな小さな粒子である。
これが2億電子ボルトを放出するのです。圧巻！！
アインシュタインの微妙な距離感
P-240
ここで一つ特筆しておくべきことがある。それはアインシュタインがアメリカの原子爆弾製造💣研究に関してまったく関与していかなかったことである。つまりアインシュタインはマンハッタン計画に一切加担していない
たしかアインシュタインは、ドイツに対抗するために、アメリカでも原子爆弾製造の必要性を訴える手紙を大統領に書いたはずなので、意外。
マンハッタン計画(マンハッタンけいかく)とは - コトバンク
しかし、それはアインシュタインの資質に関すること
P-240
しかし、筆者が思うに、アインシュタインはマンハッタン計画の加入に誘われても拒否したであろう。理論物理学者であるアインシュタインは、当時原子とか原子核のような細かいレベルでの物理学にはあまり興味を抱いてなかったようである。
なるほど。
アインシュタインの、如何にも彼らしい言葉
P-240
かつてアインシュタインはこう言ったことがある。「私は神がどのようにしてこの世界を創造したのかを知りたい。私は諸々の細かい現象には興味がない。私は神の思し召しを知りたい。後のことは神の思し召しにしたがった細かい現象に過ぎない」
現在、宇宙に存在する基本的な力は次の四つ。
- 重力
- 電磁気力
- 強い核力
- 弱い核力
これらを統一して説明する「大統一理論」構築に賭け、これに敗れたアインシュタイン。もちろん、誰しも成功していませんが。
冷たいガラスのショーケースに飾られているような「無機質に」見える物理法則も、かなり人間臭い「有機的な」動きの中で作られてきたようです
外から見れば、数値や数学の公式にまとめられた「冷たい」表情をしている原子核に関する理論。一方、その理論を活用した原子爆弾や原子力発電に関する環境は、相当、人間臭い状況になっています。まさにカオス。私では、まとめは無理です💦
また、次回。
#原子爆弾
#核融合
#核分裂
#広島
#長崎
