こんにちは、カタツムリ系です🐌
ローマ・カトリック教会の闇の部分に迫る、この「ダ・ヴィンチ・コード」シリーズ。前回の記事↓に続き、この濃い物語を追います😊
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【目次】
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作品紹介(再掲)
教皇崩御に伴い、次の教皇選出選挙であるコンクラーベが実施されている、ヴァチカンのローマ・カトリック教会。
しかし、次期教皇の有力候補である四名の枢機卿(ローマ・カトリック教会の上位者)が誘拐され、暗号とともに、脅迫状が届けられます。
この事件の解決に、トム・ハンクス演じるロバート・ラングドン教授に協力が依頼されます。
脅迫状を見たラングドン教授は、科学を信奉してローマ・カトリック教会に迫害されたイルミナティの仕業も疑います。
ローマ・カトリック教会の本拠地であり、信仰の象徴でもある、システィーナ礼拝堂を爆破するに十分なエネルギーを蓄える「反物質」を手に入れた犯人との、ラングドン教授との知恵比べ。しかも、手掛かりとして、ラファエロ、ガリレオ、ベルニーニなど、深い歴史をもつヴァチカンならではの、華やかなネームが連続します。
出典はアマゾンさん。
トリセツ)
私こと、カタツムリ系的に「ここだ!」というところを、スナップ・ショット的にピック・アップしていきます。
なので、必ずしも、全体を丁寧に網羅しないことも💦
事件解決の手がかりの華やかさ
普通はダイイングメッセージの書かれたハンカチとか、血文字とかです。しかし、ここでは、
など、錚々たるネームの連続。一粒で二度美味しいパターンです😊
ヴァチカンを人質にした脅迫と謎比べ。事件の質的重要さは、ワールドクラス💦
犯人は、教皇選挙コンクラーベの最中に、その重要候補の枢機卿と呼ばれるローマ・カトリック教会の上位者を四名誘拐します。さらには、CERNという世界的な素粒子研究所で獲得された「反物質」まで手に入れます。これでローマ・カトリック教会の建物は一瞬にして焼き尽くせるようです。
ローマ・カトリック教会のソフト(人的資源)と、ハード(建物や芸術品などの)を、一挙に手中に収めた、犯人。
- ローマ・カトリック教会の歴史
- 10億人というカトリック教徒の数
- 反物質という素粒子研究の最先端の成果
という観点で、史上最強の犯罪者な感じもします。
教皇を罰する者
科学の行き過ぎを懸念する、敬虔なクリスチャンと、科学に理解を示す教皇。可愛さ余って憎さ百倍の例えの通り、教皇に深い愛情を示す者が、教皇を手にかけます。
という難し過ぎる理由群から、犯行に及ぶ犯人。こうなると、人の愛情も、もはや共感の外に出て、あまりに抽象的に感じます💦
大聖堂内の焼身自殺
犯人は、犯行が明るみになり、身体を拘束される懸念が出てくると、礼拝堂での焼身自殺を決行します。
動機、舞台、方法、どれを取っても、あまりにドラマチックな最後。
これが、嘘っぽく映らないのは、ローマ・カトリック教会の、厚みのある歴史を背負った存在感ゆえに違いありますまい😊
最後に
この、ダ・ヴィンチ・コードのシリーズは、聖書とかローマ・カトリック教会に関わる、かなりコアな主題を選択されています。テーマがどれも大きいだけに、ちょっと気を抜くと、単なるドキュメンタリーのような、ありきたりな仕上がりになってしまいそうです。
しかし、そんな難しいテーマをきっちり料理されて、しっかりしたエンターテイメントに。満足感の高い作品群でした😊
また、次回。
#天使と悪魔
#天国と地獄