カタツムリ系@エンタメ・レビュー (ポップ・サイエンスはデフォルト)

映画・本・動画といったエンタメのレビューを友人に語りかけるように書きためています。映画は、おすすめポイントと大好きなカットに焦点。本や動画でポピュラーサイエンスやオカルトをエンタメとしてカバーしているのも特徴。

ノーベル賞のアインシュタインでも、論文には20%のエラー💦【偉大なる失敗②】地球の年齢調べは上や下への大騒ぎ💦

こんにちは、カタツムリ系です🐌

前回の記事↓では、ダーウィンの進化論も無敵ではなかったことに触れました。

今回は、ケルヴィン卿という

P-133

ずば抜けた数学的能力を持っていた

のにも関わらず、しくじってしまった科学者の失敗の話。↓とにかく、偉大なる試みは、おっきな間違いをしなくてはならないようです💦

偉大なる失敗──天才科学者たちはどう間違えたか (ハヤカワ・ノンフィクション文庫〈数理を愉しむ〉シリーズ)

出典はアマゾンさん。

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【目次】

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地球の年齢

P-96

人間は有史以来、ずっと地球の年齢に興味を抱いていた

現在は45.6億歳ということになっているそうです。ものすごい時間の蓄積ですね💦

地球の年齢もそうですが、宇宙の年齢調べでも結構すったもんだしたと聞いています。エピソードとしては、かなり面白いジャンルかもしれません💦  

 

ちなみにキリスト教の時間観

P-98

ユダヤ人が主役を担うとされる神のドラマにおいては、歴史を持つということは明らかに重要だった。この伝統に従えば、世界はおよそ5773年前に創造されたことになる(2013年現在)

出典は再確認できませんでしたが、ギリシャ正教では、地球創造は7000年くらい前という情報に接したことあります。ただし、あんまり年齢にこだわるのもどうかということで、

P-99

太陽は天の一部であるゆえ、時間は世界よりあとにできたと考えてしかるべきだ。したがって、世界が時間の流れの中で創造されたという言い方は正しくなく、むしろ世界があるからこそ時間が存在すると言うのが正しいのだ

と、紀元1世紀のユダヤの哲学者の言葉。そういえば、紀元4世紀の哲学者アウグスティヌスも、

  • 時間は神が創造したのだし、
  • 宇宙ができる以前は神は何をしていた?というバカな質問をする輩のために、神は地獄を用意した

のだとか。なかなか、辛辣なコメントあったようです。関連記事↓

熱で地球年齢を測る!!

P-112

ケルヴィンが行った地球の年齢の計算は単純だった。地球は冷却しているため、熱力学の法則を使えば、地球の有限の地質学的年齢、つまり固体の地殻が形成されてから現在の状態に至るまでの時間を計算できる、というのが彼の説明

たしか、ウランあたりの半減期で、こうした長い時間は算出されていると思いますが(まぁ、半減期というコンセプトも、そんなに理解していない私ではありますが💦)、この時は熱力学で対処。なんか、うまく行きそうな気がしますが💦

ケルヴィンが弾き出した地球年齢。一億年。

実際は45.6億年なので、例えば、学校のテストだと、まず間違いなく、✖️ですよね。

しかし、完璧に方向違いではなく

P-130

少なくとも概念的には、ケルヴィンの勝利であることは明白だった。地球の年齢は無限ではなく、有限であるという考え方が勝ったのだ。

しかし

P-131

地球の年齢は(中略)ケルヴィンの推定した年齢の約50倍である!物理学の法則をもとにしたはずなのに、からの計算はいったいどうしてこれほど誤ってしまったのか?

ほぼ推理小説チック。

 

どこで間違えた?!

ケルヴィン卿の数学的能力をもってすれば、恐らくは、彼が用いた仮定が誤っていたという線で考えると

P-155

ケルヴィンの太陽年齢の計算は、太陽が収縮するに伴って熱という形で重力エネルギーを放出するという仮定に完全に依拠

というとのでしたが

P-155

それは完全に間違いだった

重力エネルギーを放出?!まぁ、重力のことなんて、もっとも分かっていないことの1つなので、仕方ないところはあります。しかし、重力エネルギーを放出するというのも、今から考えれば、なかなかシュールなアイディア💦

 

正解は?

P-156

水素原子核からヘリウムが形成される「核融合」こそが、太陽のエネルギー源

核融合」が未発見の時代のこと。仕方ないこととはいえ、いざ、歴史の舞台に引き摺り出されると「失敗」扱いされるのですね💦

 

最後にアインシュタインの粗探し

本書のタイトルは、もともと「失敗」についてなので、失敗を対象にするのは当然と言えば当然。しかしながら、粗探しに、少し飽きてきたので、最後に、アインシュタインの例を一つ。

P-400

アインシュタインのオリジナルの論文の20パーセント以上には、なんらかの間違いか含まれている

たしかに、アインシュタインがよく間違っていたことは、いくつかの本でも目にしました。そして、相対性理論も彼の独走というよりは、例えば、ヒルベルト博士とのデッドヒートなど、ギリギリな面も多々あったようです。

それにしても、アインシュタインもわりかし「数打ちゃ当たる」的なところあったようですね💦

 

まとめ

以上のストーリーをまとめると、次のようになるか、と。

 

  • 地球の年齢は45.6億歳。
  • キリスト教では6000歳くらいとの教え。
  • かつて地球の年齢を「熱」で解明しようという試みがあった。
  • 数学の達人ケルヴィン卿が、熱という観点から算出した地球年齢は1億歳(正解は45.6億歳)💦
  • ケルヴィン卿は仮定でそもそもつまづいた。太陽エネルギーは重力に関係しているかと考えたものの、正解は太陽の核融合に依存
  • アインシュタインは数打ちゃ当たるタイプ。提出した論文の約二割には誤りあったとか。

 

また、次回。

 

#偉大なる失敗

#アインシュタイン

#トマソン(ケルヴィン)

#ダーウィン 

#地球年齢

アドベンチャー映画の永遠の定番【インディ・ジョーンズ /レイダース失われたアーク】アークとは「契約の箱」のこと(初耳💦)

こんにちは、カタツムリ系です🐌

アドベンチャー感とオカルトテイスト溢れた、この傑作。このアドベンチャー映画を嫌いな人は想像しにくいです💦

しかし、「アドベンチャー」という言葉、いまや、どれだけ訴求力があるのか不明ですが、この作品以上に、夢がある「アドベンチャー」的世界観を見せてくれる作品はありません。

しかも、微妙にオチャラケの入りがちな80年代映画において例外的に、ストレートなエンタメ 。ピュアなアドベンチャー

例えば、嫌いではないですが(むしろ大好きですが、同じく80年代公開で、スピルバーグ制作の)この映画↓も微妙に、オチャラケの気味💦

フルスロットルにアドベンチャー満載な映像が炸裂します。

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【目次】

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アメリカ映画を代表するキャラ

インディ・ジョーンズ。アドベンチャーのヒーロー。ムチと古典的な小銃以外の飛び道具はありませんが、正真正銘のアドベンチャー物語の担い手。

アメリカが生んだ、もっとも有名なアドベンチャー的キャラクターの一つですね。

主な特徴は次のような感じ。

  • 大学教授  考古学専攻(これは、珍しく設定💦)
  • 世界中で発掘(アドベンチャーに必須の舞台)
  • 正義感強め(アドベンチャーの基礎的要素)
  • 好奇心のかたまり。オカルトも好物(アドベンチャー感そのもの😊)
  • いわゆる少年の心をもつ大人(アドベンチャー的世界観にピッタリ)
  • 体力派(アドベンチャーそのもの)
  • 武器は小銃とムチ (アドベンチャーに必須の舞台装置)
  • 女にだらしなくないが、当然モテる(アドベンチャーもののおまけ)
  • 大学ではスーツで、発掘調査では炭鉱労働者っぽい(ギャップ萌え?!アドベンチャー感が薄まる恐れ?!)

ちなみに、ほかのアドベンチャー系、肉体系の有名なキャラを挙げれば

  • ロッキーとか 

ダークナイト ライジング (字幕版)

出典はアマゾンさん。

スーパーマン リターンズ(字幕版) 

出典はアマゾンさん。

これらの偉大なるアドベンチャーの先輩に肩を並べるポジション😊

 

作品紹介

時は第二次世界大戦前で、ドイツ・ナチスが力をつけている最中。

ナチスはオカルトの力も利用しようとしていて、アークもその対象に。後述しますが、アークとは、キリスト教で大事にされている、モーゼの十戒が書かれた石碑を保存した入れ物のこと。

ナチスと台頭を恐れるアメリカ陸軍からの要請で、ナチスより早くアークを見つけるのがインディ・ジョーンズの役目。彼はアドベンチャーのヒーローらしく腕っぷしは強いが、考古学を専攻する大学教授。

必要な装備を得るため、かつての恩師の娘に会いにチベットに行くことから始まります。その後中東に移り、ナチスと超自然的な力との狭間で、もがくインディ。大スペクタル、大アドベンチャーの始まり。

インディ・ジョーンズ レイダース 失われたアーク(聖櫃) [DVD]

出典はアマゾンさん。

 

アーク? 初耳?

日本語では「聖櫃(せいひつ)」と訳されてます。

モーゼというキリスト教の中でも最重要人物がいます。

彼が、神様と交わした契約(十戒というらしい)を記した石板が納められているとか。

このアドベンチャー大作シリーズには、キリスト教に取材したエピソードがたくさんでてきますが、これも、その一つ。

モーセとは - コトバンク  

失われたアーク(聖櫃)

それが何千年も見つからないのだとか。 

このアドベンチャー作品のキーとなるアーク、そして、それが収納されている十戒を扱った映画もあります↓

十戒 (字幕版)

出典はアマゾンさん。

オカルトの魅力と、世界のあちらこちら

南米だの、チベットだの、エジプトだの神出鬼没。

わりと山奥とか、ジャングルといったロケーション多めです。そういう僻地は、アドベンチャー感を盛り上げます。

さらに、オカルトテイストをうまく演出してます。

そして、大成功してると感じます。

単なるアドベンチャーに終わるではなく、オカルトテイストやキリスト教の歴史に取材している点、このアドベンチャーに深みを与えています。

 

考古学の教授のわりには、よく取っ組み合いします

この人はシカゴ大学の考古学の教授。

アドベンチャーもののヒーローだけあって、強いし、なんと鞭の使い手。あと、小銃も少々。

よく取っ組み合いはするのですが、弱くはないのですが、特別強い感じもしない。

CGをかぶせた、スーパー・アドベンチャーヒーロー像に慣れたせいか、あまり古典的な取っ組み合いは、なんか、調子狂います。

さきにご紹介した、バックトゥザフューチャーの、普通すぎる主人公マーティンとは、真反対の人物像。努力の人。

 

スーパーヒーローだけど人間くさいインディ・ジョーンズ

女性に張り手くらったり、それなりに愚痴ったり、盗掘者みたいな悪い評判にボヤいたり。従来のアドベンチャーヒーローとは異なります。

もう、ピュアなスーパーマンは受けないのですね。。。

 

また、次回。

 

#スピルバーグ

#インディ・ジョーンズ

#ハリソン・フォード

#ネットフリックス

#アドベンチャー

◎「何かのついでのドラマ視聴」✖︎「一時間正座のドラマ視聴」。TVも少年漫画雑誌的マーケティング。今年「キン肉マン」は40周年😊

こんにちは、カタツムリ系です🐌

普通に考えて、これだけたくさんの

もたくさんあるので、大きめのテレビ受信機でドラマをリアルタイムで見るモチベーションはだんだん下がるのも仕方ない気がします。

(なお、出典は確認できませんでしたが、60歳代以上のかつてテレビを楽しまれてきた世代では、逆にテレビ視聴の割合があがっているとか)

ドラマ視聴率サイト

歴代視聴率を確認しようと思ったら、そういうサイトは割合たくさんありました。いずれも

  • ドラマ愛に溢れつつも
  • もう、みなさん、ドラマなんて見ないんすよね、という悲哀テイスト

が特徴です。

その中でも、シンプルそうなサイトをチョイス↓

 

かつてのパワー・ドラマ達

ざっと歴代視聴率トップファイブをあげると次の通り(面倒?なことに、どのサイトも下位から始まっているのですね💦)。

 

   【タイトル】   【最高視聴率】

一位  積木くずし    45.3%(1983年)

二位  水戸黄門     43.7%(1979年)

三位  半沢直樹     42.2%(2013年)

四位  ビューティフルライフ

             41.3%(2000年)

五位  熱中時代     40.0%(1979年)

               太陽にほえろ   40.0%(1979年)

    家政婦のミタ   40.0%(2011年)

んー、もはや熱い感情移入はどのドラマにも出来ませんが(観たことのないものもあるので)、「太陽にほえろ」だけは別😊ストーリーはあまり知りませんが、テーマ曲が格好いいので好きです。大野克夫さんという作曲家😊エレキ・ギターにしびれます😊

日刊スポーツさんの記事。ドラマは、もう聖域ではない。

要旨をまとめると

  • 世の中のテンポが早くなり「さぁ、見るぞ!」という気構えで、一時間ドラマを見るのは重い💦 
  • かつてのセオリー(起承転結、最後の盛り上げのためののタメや伏線)はもう古い

ということ。また、YouTubeなんか観ていても、ガンガン、タップして先に進めてしまいますし、集中して一時間視聴というスタイルは、居場所がないのかも💦

しかし「世の中のテンポが早くなり」という表現も、なかなかに、時代性を感じます💦

一時間ドラマの、少年漫画雑誌式マーケティング

じゃあ、どうしているかというと、最初の10分だけ公開して、続きはユーザーに募集するなど、ユーザー巻き込み方を模索されているそうです。かつての少年漫画を思い出します。

例えば「週刊少年ジャンプ」さん。

その中でも、「キン肉マン」。今年、40周年だって、オードリーの春日さんが言ってました😊

この「キン肉マン」は、要はプロレス漫画なんですが、超人同士が戦うストーリー。そこで、読者が考えた超人を、作者の、ゆでたまご先生が選考・採用するといったユーザー巻き込み策が採用されていました。

大阪チャンネルさんの、ユーザー巻き込みの試み

大阪チャンネルさんで「第一話」だけ制作して、それをユーザー投票にかけるという企画がありました(当初、無料公開されていましたが、現在その投稿は有料会員だけ視聴可能なようです)

そこで、明らかになったのは

  • きちんとしたストーリー仕立てになっているものは下位
  • ドラマなんですが、ぼんやり、そこら辺の街をぶらぶらしているような、ゆるいテイストが上位

で、おじさん層の出演者の方も、一様に驚いていました。そこで、一位に選ばれた作品に関して、若者代表としての女性アイドルの方がコメント。それによると

タブレットなんかで、何かをしながら観るにはぴったり

との意見が。しかも、その方の周りの同世代の方も同じ意見だったとか。

もちろん、時間帯やユーザー層の問題もあると思いますが、どうも、こういうことらしいです💦

もっとも、この意見に対して、おじさん層の製作者の方は、かつてのドラマ全盛期をご存じなのでしょう。ムカツキもし、ガッカリもし、という感じでした。

そんな、新しいトレンドをいち早く?汲み取ったドラマシリーズの第二話「可憐Flower」@大阪チャンネル

特にストーリーは無いようです。NMB48のアイドルを主役に据え、「可憐Flower」というヒロインが悪者を倒しつつ、変身するのか、変身しないのか、でユーザーを惹きつける、ある種、斬新なストーリーです↓

 

 

そんなこんなで、かつてのテレビ・フリークの私

もう、大きなテレビ受信機自体を持っていません💦

 

また、次回。

 

#日刊スポーツ
#週刊少年ジャンプ
#キン肉マン

80年代というアイドルと純愛の時代【バック・トゥー・ザ・フューチャー PART3】過去も未来も、大恋愛は大事件です💦

こんにちは、カタツムリ系です🐌

最近、80年代の歌をよく耳にします。

CDがあまり売れなくなって、目新しい素材を探した結果なのか、それとも、もともと抜群のコンテンツ力があったのか、アイドル系の80年代ソングが目立ちます。

前回の記事↓で取り上げたマイケルジャクソンも80年代を代表するアイドルというかアーティスト。「This Is It」で再び脚光を。同じく日本でも80年代を代表する松田聖子さんとか中森明菜さんの名前もよく耳にします。80年代強し💦

そういえば、同じく80年代の元気アニメ「じゃりン子チエ」↓でも、松田聖子さんの曲が流れたりします。

そんな、なんとはなく浮ついたように見える80年代。しかし、本作品では、80年代が底力を見せ、濃度の高い純愛路線を突っ走ります。そして最高のエンディング!!

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【目次】

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どうして、こんなにリピートに耐える作品なのか

私自身好きなシリーズなので、ついつい、珍しく、分析っぽいことを。

80年代という随分前の公開であるにも関わらず、旬好きな芸人さんからも人気。私自身から見ても、飽きさせない映画、というのがもっぱらのイメージ。そういえば、同じく80年代映画のダイ・ハードも、なにより「飽きさせない」という印象強いです。

逆に言えば、極端になんかのエッジが利いているのではなく、押さえるべきところは押さえた、王道の映画なのでしょうか。これは、80年代だけに当てはまるのではなく、より普遍的なイメージあります。 

具体的には、

  • タイムマシンという童心をくすぐるトピック
  • 彼なりに精一杯もがくのだけれど、ちっとも成長しないだけ、かえって愛嬌のある主人公
  • あくまでファミリーと友人が基本

あたりがポイントでしょうか。もっとも、主人公がちっとも成長しない例はあまり見ないので、ここだけは80年代的?!

こう書き連ねると、あまりにヒネリのないストーリー仕立てですが、

  • 「偉大なるマンネリ」 
  • 「偉大なる普通」

はかえって最強ということでしょうか。

そして、決して仲良しという設定ではないのですが、「ファミリー」ファーストは、80年代だけではなく、現代にも通じるアメリカの黄金の伝統だし、黄金のモラルなのでしょうね。

そう、考えると素晴らしい。80年代の大成果。

 

作品紹介

またまた80年代に安住することなく、過去へ。しかも、1885年。日本だと明治時代だし、アメリカでは南北戦争を終えてます。80年代は遠い先💦

主人公の高校生マーティンも、盟友のマッド・サイエンティストのドクも、もとの80年代に帰るために、段取りを踏むわけですが、なんと、ドクの先祖が1885年に殺されてしまう証拠と遭遇してしまいます。ということは、ドクは間もなく消えてしまうことに。

ドクは1885年に生きる女性クララと真実の恋に落ちます。技術的な問題点からクララを、自分たちの時代、80年代に連れて帰れなくなり、ドクは愛を選び、その時代の人となります。

80年代に戻ったマーティンは二度とドクと会えないこど悲しみますが、なんと、ドクは1885年に蒸気機関型のタイムマシンを発明し、マーティンに生きていることを伝えます。

80年代を軸とした、友情と愛と時空のお話。

出典はアマゾンさん。

 

たまにはマーティンの家族でなく、ドクの家族を救う

まぁ、ドクは、もう、家族同然ですが。

家族の世話ばかりもしていられませんしね。

そして80年代から1885年へ。

ドク、そして、ドクの祖先を救うのが今回の目的ですが、なんでしょう、みんな、立ち振る舞いが、昔の人とは思えないほど、恐ろしく現代的。

もちろん、格好や環境はちゃんと古いですが。。。。。

なんだか、学芸会でも見ているよう。

もっとも、この「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ自体が、80年代随一の大掛かりな学芸会と言えそうですが💦

おそらく、多少のゆるさをキープしたいという、制作側の狙いでしょうか。80年代的ゆるさ?!

普段、制作側の意図なんかまったく気にならない私です。

ただ、制作側がよほどアザトすぎるせいか、ついつい話題にしてしまいます💦

 

ドクの恋愛→百年の恋か?!

彼が生きた80年代同様、地道に育むのかと思いきや、1885年には、運命の相手と会った途端、ばちばちと火花が弾けるように、恋に落ちるドク。

奥手だし、恋愛に不感症だったドクが百年の恋に挑みます。

ひねりも飛び道具もなく、ストレートな恋愛。それは80年代でも1885年でも同じというメッセージ?!

でも、見ててウンザリしないのは、演者の純粋さでしょうか。

長続きするかどうかは別としてテクニック云々でなく、純粋な人間同士が純粋な気持ちをぶつけ合うのは、世界最強なんでしょうね。

 

最後に

  • 家族と友人にプライオリティをおき、
  • 等身大で勝負し、
  • タイムマシンのような物語を大事にする

など、ド真ん中のストーリーで勝負し見事に成功させた作品。

そりゃ、売れますね。

また、こんな作品、また見たい😊

そして、いかにも80年代っぽい、主題歌。zz topの「Double back」。よろしいんじゃないでしょうか😊

 

また、次回。

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【まだ結婚できない男】番組ホームページにオリジナル婚姻届😊婚姻届にも「トレンド」のある時代💦

こんにちは、カタツムリ系です🐌 

この人気作も13年ぶりだそうですね。そう言えば、最近放映された「時効警察始めました」も12年ぶりだとか↓

さて、これだけ離婚率が高いのに、まだ、これだけ結婚願望あるものなのですね。まぁ、「婚活」という言葉もありますし。

もしかしたら、結婚そのものに夢があるというより、一回くらい結婚しとかなきゃ、みたいな話なのでしょうか。すいません。打席に立っていない者は黙ります💦

結婚しても半分は離婚するようなのですが、「結婚」という何千年と続く儀式のパワーはすごいです。同時に、もう結婚はいいや、と一歩引いている人も多かろうと思います。だって、結婚経験から有無に関わらず、負担凄すぎです💦

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【目次】

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みなさん結婚そのものを愛しているに違いない

阿部寛さんも55歳くらいらしいです。役どころはともかく、ご本人自身は結婚されているようですが、それにしても、特に、外見的にはまり役😊

 

でも、これだけ結婚エピソードが多いのです。みんな、結婚が大好きに違いない😊

 

もてないけど、憎めない男なら、他にも😊星野源さんあたり?!

阿部寛さんは、仲間由紀恵さんと共演されたトリックで、十分に、イタイ独身男性像を見せつけたはず。次は、星野源さんあたりなら、楽しい番組にしてもらえそう。阿部寛さんとは違って背も低いし、モテないと言っても、星野源さんのように?!リアリティがある人のほうが、感情移入しやすい💦   

星野さんといえば、逃げ恥の恋ダンスがとても好評でしたね。

このYouTube投稿、なんと、二億回再生💦

カンナム・スタイルくらい、繰り返しみました。

こっちは、なんと、三十四億回再生💦

人をハッピーにさせる力は凄いですね。

 

オリジナル婚姻届💦

番組のホームページでは、阿部寛さん演じる主人公の桑野信介のことを「偏屈✖️独善的✖️皮肉屋」と紹介しています。

だいたい、字面で分かることは、分かりますが「独善的」という言葉久々耳にしました💦 

そんな、ホームページですが、ひとつの目玉として「オリジナル婚姻届」↓‼️

コンプライアンスに引っかからないのでしょうか💦

 

どうやら「オリジナル婚姻届」はアリらしい💦

なんと、お役所でもらえるフォーム以外でも大丈夫だとか。具体的には次の三点が満たされていればオーケーとか。

  • 用紙サイズがA3
  • 戸籍法で決まっている用紙のカタチ
  • 記入欄に模様が入っていない

情報源↓

 

お洒落結婚式場ANNIVERSAIRE(アニヴェルセル)のかわいい婚姻届

いろいろあります↓

また、インスタにも

「#アニヴェルセル婚姻届」

で、かなりたくさんの投稿‼️

 

なんと「ご当地婚姻届」も

なかなか楽しい↓しかも、自治体公認だとか😊

なんだか皆んな楽しそう。なんだか、結婚に確たる可能性を感じられるようなコンテンツ😊

 

「まだ結婚できない男」とは、結婚という一大イベントを味わえる可能性のカタマリなのか?!

打席に立っていない者は黙ります💦

 

また、次回。

 

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80年代とはマイケルジャクソンのこと【バック・トゥー・ザ・フューチャー PART2】スリラーPVの破壊力

こんにちは、カタツムリ系です🐌

「80年代」という言葉、日本では「バブル」とともに、よく話題にされてきました。もっとも、80年代=バブルは日本の話で、アメリカで景気が良くなる時期は、ずれているようです。この映画↓では、そんな80年代のアメリカ事情を反映してか、そんなに派手派手なシーンは出てきません。

それでも、「エイティーズ(80年代)」という表現はよく耳にしました。しかも、ド派手なアーティストの多い80年代。その多くは、マイケルジャクソンと一緒に。いまだと、マイケルジャクソンといえば、「This Is It」↓が有名ですが

マイケル・ジャクソン This Is It (字幕版)

もっとも有名な映像は「スリラー」。そのプロモーションビデオ↓。80年代における、音楽と映像の革命的な出来栄えだとか。

この80年代という時代を代表する「ザ・80年代」のアーティストの映像。聴かさせるし、魅せます。

ちなみに、このプロモーションビデオをのYouTube上の再生回数は6.1億回。もっとも、この80年代のヒーローの映像です。不思議でもなんでもない💦

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【目次】

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作品紹介

エレキギターとスニーカーとスケボーをこよなく愛するという、80年代を代表する(正確には、80年代には、ありがちな)高校生マーティン。

前作では、盟友であるドクが発明したタイムマシンの機能をもつ車、通称「デロリアン」で、80年代から過去(1955年)にいったばかり。そこで、若い時分の両親をサポートし、歴史を変化させることなく、無事、二人を結びつけます。

今回は未来(2015年)。

なんと、マーティンの息子が問題を起こすのだとか。そんな息子を救うために80年代から21世紀にタイムトリップするマーティン。しかし、未来で手に入れたスポーツ年鑑(マーティンのいる80年代から見れば未来のスポーツ試合の結果一覧)が問題になります。まさしく、歴史を変えかねない大変化を。

 出典はアマゾンさん。

 

楽しみ方はスターウォーズとも共通!?

時空を超えるストーリーなので、話が過去や未来に目まぐるしく飛びます。

昨今、珍しくないことかもしれませんが微妙につじつまが合ってます💦

前作のシーンを別角度から見せたりして。

マーティンが、往年のロック歌手チャック・ベリー↓の「イカした」コピーを演奏する場面とか。

ベスト・オブ・チャック・ベリー

出典はアマゾンさん。

もっとも、このアーティストは80年代ではなく、もっと以前に活躍。しかし、80年代でも、かなりのリスペクトを受けていたそうです。

ちょっとチャック・ベリーさんの紹介↓

こんな風に、前作のストーリーとも絡むとところあって、ぼんやり スターウォーズ楽しみ方と似ている気もします。

80年代というと勢いで押すイメージしかありませんが、スピルバーグという製作者の性格なのか、ディテールの整合性は万全。このあたりは、80年代を代表する作品の、80年代らしくない作品💦

 

結局、あなたたちが災難のもと?!

主人公の、超普通人間マーティンとそうは見えないが、超優秀科学者ドクの二人が、時間と場所を超えて活躍するのは確か。

でも、普通のヒーローものとは違います。

基本、彼らのとった行動が原因で騒動が起こります。

この自らタネを蒔いた問題点で始まるドタバタ劇、80年代ぽい。イケイケの時代なのに、この冴えない感、80年代ぽい。まるで、ダイハード↓

ダイ・ハード (字幕版) 

出典はアマゾンさん。

なので、彼らの行動は、自分たちの失敗の穴埋めとか、火消し、みたいな話ばかり。

もちろん、歴史がむやみに書き換えられて下手すると銀河系がなくなったりすることを懸念するドクの言葉もあります。急に放り込まれる、ここらあたりの科学的トピックは80年代らしくない冷静さ💦

ドクは、マーティンに友情を感じていることと 、彼の豊富な好奇心の暴発で、マーティン以上に爆走します。勢いのあるマッドサイエンティスト。80年代ぽい。もっと昔かなぁ?!ジキルとハイド↓みたいな。

ジキル&ハイド (字幕版)

出典はアマゾンさん。

まさに、未来のドタバタ茶番劇。といっても、そこは80年代から見た未来=2015年。もう追い越してますが💦

そんなドタバタ劇、昔風に言えば、お騒がせコンビ💦💦昭和の匂いがプンプン。

 

マーティンの家族関係の維持はコストかかり過ぎ

時空を超え、天才科学者ドクの能力を駆使し、歴史を書き換えることで銀河系、下手すると宇宙の滅亡の危機を賭してまで、なんとかしようとするのがこの映画。

でも、目指すのは、宇宙人平和でも世界正義でもなく、マーティンの家族の平和。ここでは、80年代では、現代的コンプライアンス感はありませんね。費用対効果の無視。80年代ぽい。

マーティンの家族の維持には、恐ろしくコストがかかります。

まったくPDCAを回せていない家族です。

それも、比較的、俗っぽい原因ばっかり。

 

最近「スピルバーグ作」という売り文句を聞きません

もう、殿堂入りということなんでしょうか。

ジョージ・ルーカスもしかり。

スターウォーズの名物プロデューサーと名物監督。

80年代は遠い昔。もう、彼らも息切れかも💦

文句は垂れつつパート3も見ることに

芸人さんの気持ちわかるかも。

一番のポイントは、見飽きないことか?! 

  • 冴えないけど
  • 憎めない主人公が
  • いつもドタバタして
  • 暴走して
  • しかし、ハッピーエンド

な、80年代的ストーリーの組み立てが好みなのかも。

まぁ、私も嫌いじゃありません💦

 

また、次回。

 

#PDCA

#宇宙の平和

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#バックトゥザフューチャー

#ネットフリックス

#芸人さん人気

【シャーロック ベルグレービアの醜聞】シャーロック・ホームズ唯一のロマンス。

こんにちは、カタツムリ系です🐌

最近(以前から?)海外ドラマのリメイクが盛んですが、ついに、シャーロックも😊

ディーン・フジオカさんだとカッコ良すぎる気もしますが、どうなんでしょう。

今回取り上げるのは、イギリス本家のテレビシリーズで、そのセカンド・シーズンの最初の作品。これこそ、シャーロックホームズの短編の第1作「ボヘミアの醜聞」という原作のドラマ化。

シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫)

シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫)

 

出典はアマゾンさん。

その格調の高さとストーリー展開のうまさに、シャーロックホームズものの中でも、赤い髪連盟とともに大好きです。

前回の記事↓

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【目次】

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おすすめポイント

①英国でもっとも強大な一族とのパワーゲームをする女性

    →手強い女。アイリーン・アドラーという女

        性の出現。英国王室にとって不名誉な写真

        をつかんだ彼女は、その写真の存在を知ら

        せるだけで、お金も要求しなければ、無理

        も言わない。シャーロックのオキニなのも

         頷ける😊

②シャーロックの兄マイクロフトは、英国王室にも顔がきく

    →英国政府のお偉方だから当たり前ですが

        当然のようにバッキンガム宮殿に登場する

        彼は、まさに歩く権力。

パキスタンのシャーロック

    →最強の女性アイリーンはパキスタンでテロ

       リストに捕らえられ、処刑寸前。しかし、

       シャーロックがテロリストグループの中に

       入り込み、彼女を助けることに。 緻密で

       丁寧なストーリー展開が魅力のシリーズ。

       急に、なんでもありになってます💦 

 

トリセツ)

私こと、カタツムリ系的に「ここだ!」というところを、スナップ・ショット的にピック・アップしていきます。

なので、必ずしも、全体を丁寧に網羅しないことも💦

 

作品紹介

ロンドン警察のレストレイド警部からの依頼で、デュッセルドルフ行きのフライトの搭乗手続きを終えたはずの男の死体がロンドンで発見されたもの。なお、その、彼が乗るはずだったフライトは爆弾テロで墜落していた。

同時に英国王室に関わるスキャンダルを解決するため、ワトソンとともに、バッキンガム宮殿にヘリで招待されるシャーロック。スキャンダルのネタとなる写真を保有するのは、アイリーン・アドラーという政治スキャンダルにも名を連ねる女性であることを知る。  

アイリーンから写真を奪い返すべく立ち回るシャーロックは、彼女の聡明さを理解する。そして、政府による対テロ作戦が、アイリーンがモリアーティにもたらした情報で、失敗に終わる。爆弾テロを受けたフライトに搭乗予定だった男性の死、アイリーンのもつ写真、モリアーティの企み、政府の対テロ作戦は、だんだんと一つに収斂していきます。

『SHERLOCK/シャーロック』 DVD プチ・ボックス シーズン2

出典はアマゾンさん。

 

アイリーンは二度死ぬ

賢く美しい。そして強い。シャーロックとも、互角に向き合える。頭脳的にも身体的にも。バッキンガム宮殿にも、警察にも、仲間がいるビジネスパーソン。そんな彼女が死んだとの通報を受け、シャーロックは遺体を確認。しかし、すぐ復活する彼女。彼女は二度死ぬ運命。

 

名が明かされない高名な依頼人  

バッキンガム宮殿で事件の依頼があった際、シャーロックが依頼人の名前を聞いても、決して名前は明かされない。なんとはなく、場所もバッキンガム宮殿で、政府高官の登場。誰が依頼人かは、そこそこ類推できそうですが、口は堅い。バレバレでも口にしないというのは、高貴な方の作法なのでしょうか。

 

政府の陰謀?!間に合わなかった遺体💦未完の対テロ作戦「死者のフライト」

英国王室からの依頼と並行的に手掛けていた事件から明るみにでた、マイクロフトを含む英国政府の秘密裏の作戦。航空機テロ攻撃の予定を知ったものの、政府としては意図的に、テロリストにそのまま攻撃させることに。そして、人命の被害が出ないよう、そのフライトに遺体を乗せるという、エグい作戦。

そして、その作戦のほころびは、予定通りに届かない遺体が存在したこと。

 

モリアーティ再び

死者のフライトの情報は、きちんとアイリーンからモリアーティに伝えられます。アイリーンもまたモリアーティの指示を受ける存在でした。

 

最後に

強烈で魅力的なモリアーティとアイリーン。今後、なんだとなくお目にかからそう。しかし、今回の政府の対テロ作戦は、フィクションだと分かっていても、後味が悪い💦

 

また、次回。

 

#シャーロック

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