こんにちは、カタツムリ系です🐌
かつてのアポロ11号のように、宇宙探査への大きな熱が世界中で共有された時代があったようです。4〜50年くらい前?!日本で言えば、鉄腕アトムのようなテレビアニメがヒットし、科学は素晴らしいもの、後退はなく進化しかないというイケイケドンドンの雰囲気も味わえた時代のようです。
いまは、そんな活気を感じることは難しいですが、それでも宇宙探査の努力は続けられているそうです。例えば、火星への移住など、割に本気に検討されており、知的関心というだけでなく、近い将来に迫ってくるであろう必要性に答えるために、実施されている宇宙探査もあるようです。
本書↓の目的は
P-3
科学の先端現場から届くそうした驚きの発見や革新的なアイデアを紹介し、宇宙の知識を21世紀の常識にアップデートするものです。
大胆。でも、興味を惹かれます💦
出典はアマゾンさん。
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【目次】
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土星探査機カッシーニ
P-31
打ち上げから二十年の稼働は、素人目にも脅威に映ります。たとえば、スマホも二十年も保たないですし💦
火星にもオポチュニティ。そしてキュリオシティ。
また、
P-31
2004年に火星に着陸して14年間走り回った「オポチュニティ」
などなど。NASAでは、そんな動画を公開していて↓ついつい見てしまいます。
もっとも、この働き者のオポチュニティに続いて、キュリオシティという探査機が火星には投入されていて、その動画も定期的に共有されるという丁寧さです😊
月にも水が?!
P-47
2014年7月24日、アメリカ・ブラウン大のラルフ・ミリカン准教授とハワイ大のリーシューアイ研究員は、月の地下にはかつて大量の水分が存在したいたという研究結果を科学誌【ネイチャー・ジオサイエンス」に発表
「月の砂漠」というくらいです。月は大気も水もない、白く乾いた世界というイメージありましたが、本書の筆者はもう一つ上の妄想を掻き立てます。
P-49
月の火山活動は30億年ほど前にピークを迎え、10億年前ほどに衰退したと考えられています。しかし、一方、月の火山活動は完全には死んでいないという見方もあります
筆者が何を言いたいかと言えば
P-50
地下に水とマグマか存在するならば、温泉だって期待できます。
地球を見ながら温泉に入るという可能性もあるわけです。「アース・ビュー」とか呼ばれるのでしょうか💦
月の次は当然火星
P-52
地球に生命が誕生したころ、火星にも海があった
何より「水」があり、太陽からの距離も近い火星。地球外生命の期待は昔から高かったようです。しかし、一筋縄ではうまくいかず
P-61
火星はこれまで何世紀にもわたって「生命がいそう」と思わせる発見を小出しにして、じんるの気を引いてきました。
なんだか、片思いの告白のようです💦
ホーキング博士の怒涛のような功績の列挙
P-124〜130を編集
- ホーキング放射を発見する→強い重力のため光さえも脱出できない「物体」とみられていたのに、これをひっくり返します。
- ホーキングらブラックホール熱力学を創始する→ブラックホールが呑み込むだけではなく、吐き出しもすることを明らかにし、ビツクリさせただけでなく、熱も放射していることを証明。しかも、放射することにより、温度は上がります。放射すると内部エネルギーが減るので、温度は下がりそうなものなのに💦
- ホーキング、ビッグバンが計算不能だと証明する→ビッグバンも宇宙の全体像も一般相対性理論をベースに構築されています。ブラックホールも同様です。ビッグバンもブラックホールも、特異点という時空の歪みが無限大となるポイントを必要としていますが、特異点というコンセプトを使うと、ビッグバンもブラックホールも相対性理論から導かれるにもかかわらず、計算を進めていくと、あるところで相対性理論が使えなくなる!!
- ホーキング、タイムマシンを否定する→高度に進んだ文明は時空を曲げて閉じた時間的に曲線を作りら過去への時間旅行を可能にするかも、という期待がありました。しかしホーキング博士の論文は「トポロジー 的手法でも、量子力学的手法でも、閉じた時間的曲線は実現できない」と断じています。
これ以外にも
など、続々と紹介されていますが、本書の筆者のお気に入りは、ホーキング博士のようにお見受けします。個人的に共感してもできますし😊
最後に
なんとはなくですが、最近の中国あたりを見ても、宇宙に関心のあるエリアでは、必ず人にも経済にも活気があるように見えますね。もっとも、宇宙のことにまで目を向けられる余裕があるということだけかもしれませんが💦
また、次回。
#宇宙はどこまでわかっているのか