カタツムリ系@エンタメ・レビュー (ポップ・サイエンスはデフォルト)

映画・本・動画といったエンタメのレビューを友人に語りかけるように書きためています。映画は、おすすめポイントと大好きなカットに焦点。本や動画でポピュラーサイエンスやオカルトをエンタメとしてカバーしているのも特徴。

ノーベル賞のアインシュタインでも、論文には20%のエラー💦【偉大なる失敗②】地球の年齢調べは上や下への大騒ぎ💦

こんにちは、カタツムリ系です 前回の記事↓では、ダーウィンの進化論も無敵ではなかったことに触れました。 今回は、ケルヴィン卿という P-133 ずば抜けた数学的能力を持っていた のにも関わらず、しくじってしまった科学者の失敗の話。↓とにかく、偉大なる…

ニャンちゅう声優さんの病名ALSはホーキング博士の病名でもあります【ホーキング博士のビッグ・クエスチョン②】宇宙知的生命体。

こんにちは、カタツムリ系です つい昨日、津久井さんという、ニャンちゅうの声優の方がALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断されたとのニュースに接しました。 出典はアマゾンさん。 そんな深刻な事態にも関わらず、とても前向きなご発言に驚かされましたが、私…

微生物はウランなど放射性廃棄物にも効くとか💦科学界のインディ・ジョーンズは語る【辺境生物探訪記②】地底人も視野に😀

こんにちは、カタツムリ系です エンタメだし、ポピュラーサイエンスとカテゴリー分けできるくらい易しい語り口なのに、軽く読めるというよりは、どんどん引き込まれていくような気もする本書↓ 出典はアマゾンさん。 辺境にさして興味のない私でさえ、少なく…

【消えた反物質①】裁判沙汰?!ブラックホールを作りかねない実験装置への周辺住民の恐怖💦物質と反物質の作られ方。

こんにちは、カタツムリ系です 筆者は、2008年ノーベル賞受賞者。「CP対称性の破れ」に関する研究成果が受賞理由だとか。 「CP対称性」という、馴染みのない、もしくはパチンコの新台のようなワードについては、意外にも、先に別途記事にしていました↓ この…

脳の悲鳴を聞け!科学界のインディ・ジョーンズが解説【考えすぎる脳、楽をしたい遺伝子②】とにかく少し楽をしろ、と💦

こんにちは、カタツムリ系です 前回のおさらい 「考え過ぎる脳」とは 脳が発達し過ぎたことを指すようです。脳の機能の向上で、抽象的な思考が可能となり、文明を築くまでになった人間。しかし、脳が可能にする抽象的な思考は、ストレスや悩みという形で人間…

【新しい物性物理③】注目度急上昇中の量子コンピューターに利用。その先には人間の心の物質構造を?!

こんにちは、カタツムリ系です 「物性」というネーミングの素っ気なさとは裏腹に、バラエティ豊かな側面を見せてくれる物性物理。相対性理論なんかとも絡めて、パラドックスめいたトピックもあるかと思えば、本記事では、実際の産業に直結する、やり手な一面…

【光と物質のふしぎな理論】量子電磁力学の、電気への新しくて不思議な視点。電気力は重力より40桁強い

こんにちは、カタツムリ系です 量子電磁力学の専門家ファインマン博士の著書。何度か記事にしていますが、最新のものはこれ↓ これも、ポピュラーサイエンスのはしりなんでしょうか。最新の物理を語りつつ、きっちりエンタメになっているところは素敵です。 …

エンジンと言っても検索系ではなく、メカ系💦【エンジンのABC】旋盤加工系YouTube動画投稿は魅せます😊ついでに中小企業ラップも

こんにちは、カタツムリ系です プラモデルにも車にもまるで興味のなかった私。DIYにも興味なし。しかし、昔、男の子だったDNAがそうさせるのか、例えば、東急ハンズの工具売り場のフロアに行くと、妙にテンションが上がったり、やたらとホームセンターに足を…

茂木健一郎さんが聞く、科学界のインディ・ジョーンズのお仕事【プロフェッショナル仕事の流儀】NHK人気番組。地の果てにこそ、真実

こんにちは、カタツムリ系です 地球の端っこばかり走り回る、長沼毅先生。その極限生物の探索ぶりについては、一部、記事化しています↓ 長沼先生のような方の仕事の流儀は、さすがに気になるでしょう。ポピュラーサイエンスをテーマにしている本ブログでは尚…

【マクスウェルの悪魔②】「神の見えざる手」的悪魔vs「不可逆」的エントロピー。まさに悪魔的な混乱💦

こんにちは、カタツムリ系です マクスウェルの悪魔、という仮説が本当なら、時間は取り戻せるし、こぼれたワインは元の通りグラスに収まるという「可逆性」を認めることになるのだとか。もともとは熱力学だけの問題だったのかとは思いますが、電磁気学創立の…

【新しい物性物理②】電子は壁に染み込むという幽霊的存在。同時に超伝導を担うビジネスパーソン的やり手でもある💦そして鉄を目指す

こんにちは、カタツムリ系です。 この物性物理という分野は、ミクロの世界が担当らしいのですが、突然、宇宙論にもジャンプする、エネルギッシュなところも見せてくれます。しかも、学問の場に閉じこもることなく、産業界にも即効的に貢献する働き者であると…

ビッグバンが導く宇宙「鉄」化計画【新しい物性物理①】超伝導などミクロの世界のスピード感。電子は新幹線の7000倍速い

こんにちは、カタツムリ系です 「物性」物理。 あまり聞かない名称です。アマゾンを調べてみても、物性物理をテーマにしたもので、最近書き下ろされた本は無さそうです。 とにかく「モノ」の「セイシツ」です。 この表現だと、急に「物理の中の物理」といっ…

脳の疲れは6000年前から💦科学界のインディ・ジョーンズが解説【考えすぎる脳、楽をしたい遺伝子①】無理しているんですって💦

こんにちは、カタツムリ系です 南極だか、大西洋の深海の海底火山だか、地球の辺境ばかり駆け巡る長沼教授↓ しかし、関心が360度的に拡散する教授のこと、今回は「脳」をカバーします。本書↓。 出典はアマゾンさん。 シャープな切り口かと思いきや、タイトル…

科学界のインディ・ジョーンズが語る極限生物【辺境生物探訪記①】微生物の多様性からすれば、人間と酵母は兄弟レベルの近しさ💦

こんにちは、カタツムリ系です 長沼教授という広島大学の生物学の先生がおられます。生物学専門なんですが関心がそこにとどまらず、宇宙飛行士の試験も受けられたことがあるとか。そして、まさにポピュラーサイエンスにも注力されています。 専門の生物学で…

メカといえばジブリの戦闘機【制御工学の考え方】メカをコントロール(制御)するテクノロジー

こんにちは、カタツムリ系です もともとプラモデルにも大して興味もなく、車にも、さほど関心は高くありませんでした。いわゆる工学系には、縁遠い私。しかし、なんの気なしに手にした本↓で、そのメカニズムについては、その「カラクリ」加減が、微妙に楽し…

【これが物理学だ!①】サイエンス・モンスター。人生を謳歌するMIT名物教授のラストにしてベストの講義。まずは宇宙の速度から。

こんにちは、カタツムリ系です アメリカの物理系で、名物教授といえば、取りも直さず、ファインマン博士の名前が上がります↓ ただし、講義自体の中身自体は共有される時代でもありませんでした。 一方、ここでは、積極的に講義内容の公開がなされています。…

【世界の仕組みを物理学で知る①】味気ない物理が、お金儲けに役立つ例から💦 昔、ロケット科学者、今、相場師、という振り幅の大きさ💦

こんにちは、カタツムリ系です 物理を利用して、身近にある電化製品などを、易しく(個人的には、あまり易しかった経験はあんまり、ありません)解説している本は多々あります。コンビニなんかでよく見かけます。例えば↓ しかし、この本は、バリバリの宇宙物…

しくじり先生!【偉大なる失敗①】愛のある粗探し。アインシュタインもしくじる💦まずは、進化論のダーウィンの一撃💦

こんにちは、カタツムリ系です 一般に優秀な人でも、どこか抜けているとか、実はたくさん失敗していたということで、愛着が出てくることがあるそうです。 そう言えば、「しくじり先生」↓なんていうテレビ番組もありましたね。 しかし、失敗にも、笑って済ま…

【超対称性理論とはなにか】アーティスティックな宇宙。どこかヴェルサイユ宮殿の左右対称な噴水を連想。そして、わずかな例外が今の宇宙。ちょっとムー的🤓

こんにちは、カタツムリ系です 対称性っていう言葉。アート的でもあるし、数学的でもあります。 このコンセプトが相当重要らしいのです。 そういえばノーベル賞受賞者で、CP対称性の破れ、というテーマで研究されていた方もいらっしゃいました。CP対称性。パ…

【マクスウェルの悪魔①】時間は巻き戻るのか?!覆水は盆にかえるのか?!水は急に沸騰するのか?!

こんにちは、カタツムリ系です わたしのお気に入りのブルーバックス。 2000タイトルを突破した科学系新書「ブルーバックス」、編集長が忘れられない3作品 | ブクログ通信 その中でも、特にお気に入りの著者、物理モンスターの都築卓司先生。既にお亡くなりに…

【ホーキング 宇宙の始まりと終わり①】星が自らを支えられない、重力崩壊の果て=特異点。星の一生を描くドラマの永久的再現😊

こんにちは、カタツムリ系です ホーキング博士の著作を読み続けて思います。そう、彼の著作の多くは「宇宙の始まりと終わり」についての内容です。 そして、沢山の考慮すべき要素はありつつも「特異点」と呼ばれる不思議な一点を巡って、恐ろしく多彩な考察…

【ホーキング、ブラックホールを語る①】イメージ向上気味のブラックホール💦ここでは、荒々しいまでの実態を活写。BBC放送の書籍化。

こんにちは、カタツムリ系です 昨年亡くなられた、車椅子のホーキング博士。アインシュタイン同様、やたら有名ではあるものの、誰も、彼らが何をしているか、何をしてきたかについては、あんまり知らないでしょう。そういう私も最近、ちょっとずつ、知り始め…

【ホーキング、未来を語る】いまだにアインシュタインの相対論は嘘くさいと言う方がいるらしい💦洋梨の形をしている「時間モデル」登場。男前のホーキング博士😊

こんにちは、カタツムリ系です🐌 なんと世界で一千万部売れたという前著「ホーキング、宇宙を語る」。そして P-7 ロンドン・サンディ・タイムズのベストセラーリストに四年以上のりつづけました。 ホーキング博士は天才なのでしょうし、彼が操る議論が私に理解…

【佐藤文隆先生の量子論】レジェンド教授の、渾身の講義😊「粒子・波動の二重性」という悩ましい現象を、二重性格の「珍獣扱い」💦

こんにちは、カタツムリ系です ブルーバックスシリーズでは、何度もお世話になっている佐藤文隆博士の著作。この方の特徴ですが、理系どっぷりというよりは、かなり哲学チックなアプローチをされます。例えば、次の「量子力学のイデオロギー」とか↓ そして、…

【ホーキング、宇宙と人間を語る】世界的ベストセラー「ホーキング、宇宙を語る」の丁寧なアップデート版😊無重力状態の博士が可愛い😊

こんにちは、カタツムリ系です ホーキング博士の出世作「ホーキング、宇宙を語る」のある種、挑戦的でありながら丁寧な作風とは変わって、随分、落ち着いた「オトナ」風になっていました。古代中国とか古代ギリシャの例がよく出てくるので、いかにも学校での…

【ホーキング博士のビッグ・クエスチョン①】子供相談室レベルの人類の難問に真っ向から答えるホーキング博士。感動😊印税の一部は慈善団体に寄付されます😊

こんにちは、カタツムリ系です ビッグクエスチョンとは、文字通り、大きな問題のこと。ホーキング博士が携わる対象が、宇宙の誕生から終焉までだとすると、そのスケールもその意義も相当ビッグなものになるに違いありません。そして、同時に私が懸念するのは…

【光と色彩の科学】光の三原色と色彩の三原色は異なるそうです😊どうして夕日が赤く、雲は白く、虹は半円なのかが説明できるそうです😊

こんにちは、カタツムリ系です 「光と色彩」なんて、結構ポップなタイトルですまた、いつも目を通す書籍や映画も、なんかの問題意識があるというよりは、なんとなく気になったものをチョイスしています。 しかし、珍しく、今回は(とは言え、ちょっとユルイ…

【私たちは時空を超えられるか②】火星移住計画。そして、金星・水星への旅。太陽系の外、銀河の外へ。

こんにちは、カタツムリ系です 前回の記事↓では、かなり、ウラシマ太郎効果に重きを入れすぎた嫌いありました。 なんと言っても、タイムマシンそのものなので そんなタイムマシンは、かなり宇宙旅行のスピードを上げないと実現は難しそうですが、一方、それ…

【ホーキング、宇宙を語る①】車椅子の科学者。科学者の楽屋話とも言えるエピソードも。世界で一千万部売れた大ベストセラー😊

こんにちは、カタツムリ系です ホーキング博士の本は、とにかく容赦がないイメージありました。要は、議論のレベルの高さ、数式の使用頻度に容赦がないという意味です同じく理論物理学者のペンローズ卿↓と組んで研究したこともあるそうですが、この方も、や…

【宇宙のかたち】コーヒーカップとドーナツは同じ形と言い始めた💦宇宙全体を構造的に捉えようとする壮大過ぎる試み。

こんにちは、カタツムリ系です サブタイトルは”「大規模構造」を読む”です。単に、宇宙が加速膨張しているとか、時空が実は歪んでいるとか、個々の現象を見るだけでなく、宇宙全体を構造的に捉えようとする試みです。壮大です。壮大過ぎますが、大真面目に取…